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2017年09月24日 08:00 更新

上履き入れの簡単な作り方! 生地選びと3つのポイント

通園・通学グッズとして必須の上履き入れ。せっかくなので手作りのものを持たせてあげたい! というママも多いかもしれませんね。でも実際どういう風に作ればいいのか…、そんな疑問に答えるために、上履きの簡単な作り方をご紹介しましょう。

保育園や幼稚園、小学校の上履き入れにぴったりの生地選び

Lazy dummy

通園・通学グッズとして必須の上履き入れは、長く使うので、生地選びがとても重要です。とはいえ、手芸屋にはたくさんの種類の生地が売られているため、どれを買うべきか迷ってしまうことかと思います。生地の種類と、それぞれの特性を覚えておきましょう!

型崩れしにくいのはキルティング! でも園によっては禁止のことも…

キルティングは中に綿が入っているため厚みがあり、型のしっかりとしたバッグを作ることができます。また、丈夫さにかけてもピカイチ。そのためキルティング生地を指定する園もあるようなのですが、一方でその厚みがかさばるという理由から、キルティング禁止の園もあります。

オックスは上履き入れの代表生地!!

プリント生地で多いオックスは、上履き入れの代表的な生地。適度な張りがあって縫いやすいだけでなく、ジグザグ処理がしやすいので縫いしろの加工もスムーズです。柔らかく丈夫で使いやすい反面、やや厚手の生地であるため、巾着タイプの場合は口を絞りにくいことがあるかもしれません。

光沢があるブロードで作る上履き入れは見た目もきれい!!

つるっとして光沢のある表面がきれいなブロードは、比較的薄手ですが、生地の目が詰まっているので、張りがあって丈夫です。洋服にもよく使われていますし、通園グッズ用の生地としても売られています。

キャンバスで手縫いした上履き入れは丈夫だけど縮みやすい!?

綿もしくは麻で織られた厚手で丈夫なキャンバス生地。通学グッズ用として販売されている「綿麻キャンバス」は薄手で縫いやすいですが、麻の混じった素材は縮みやすいという特性があるため、注意して扱いましょう。また、麻はシワにもなりやすいです。

柄が豊富で安いシーチングも上履き入れ向け!!

もともとはシーツ用という意味だった、薄手の木綿生地がシーチング。柔らかくふんわりした触り心地と適度な厚みが特徴ですが、表面が少し毛羽だってしまうことも。しかし安価で柄物の種類も多く揃っているため、用途が多くて人気の生地です。

巾着で裏地なしが簡単! 上履き入れの型紙をチェックしよう

Lazy dummy

生地を選んだら次は、どんな型の上履き入れにするかを決めます。それぞれ必要な材料や特徴が異なるので、これもチェックしておきましょう。

最低限何が必要なの?  手縫いでも作れる

上履き入れを作るのに最低限必要な材料は

<材料>
・布地
・糸
・持ち手用のアクリルテープ(巾着タイプの場合は紐)
・Dカンタイプの場合は、持ち手のテープを通すDカン

だけです! ちなみにミシンがないと作れないか? といったら、サイズもそれほど大きなものではありません。根気はいりますが、手縫いでも作れちゃいますよ。ただし、ただしキルティングなどの厚手の生地は、針が通りにくく困難なので避けたほうが無難かもしれません。

さて、使用する用具はコチラ。

<用具>
・裁ちばさみ
・糸切りばさみ
・チャコペン
・定規
・マチ針
・ミシン(ない場合は針)
・アイロン

基本型の上履き入れの型紙が知りたい!!

上履きの型紙としてよくあるのが、持ち手が1本のDカンタイプ、マチ付きのファスナータイプ、袋口をヒモで閉められる巾着タイプの主に3つです。

Dカンタイプは上履き入れの定番で、袋口を開閉する動作がないため、小さい子供でも出し入れがしやすいシンプルな作り。既製品の場合、この型が生地やデザインがもっとも豊富に揃っています。

またマチ付きのファスナータイプは、口が大きく開くので上履きの出し入れが簡単。ナイロン生地のものが多く水や汚れに強いのも特徴です。

最後に巾着タイプは、開閉が楽なわりに少しばかり雑に扱っても、中に入れた上履きが飛び出るのを防止できるのが利点。

また裏地なしにすることで、作るのが簡単になるのはもちろん、かさばらないので他のものと一緒にカバンに詰めるときも、柔軟に形が対応できます。ただしオックス生地やデニム生地など、厚手や固い生地の場合、巾着タイプは不向きです。

巾着裏地なしの上履き入れの作り方をご紹介

手作りが簡単で使い勝手もいい、巾着裏地なしの上履き入れ。作り方をご紹介しておきます。

<材料>

本体部分の布地……32㎝×76㎝
持ち手部分の布地…5㎝×35㎝(2枚)
紐……………………1.4m

<作り方>

1. まず持ち手を作ります。縫いしろの1㎝を内側に折り込んでから、さらに中央の線で二つ折りにし、長い方の辺の両端にミシンをかけます。

2. 本体の布地を中表で半分に折り、縫いしろ1㎝の線に沿って輪になっている方からミシンをかけて、終わりの8㎝の部分は縫わずに残しておきます。

3. 縫いしろを割ってアイロンをかけ、開き口になる部分だけ布の端がほつれないようコの字型にミシンをかけます。

4. 袋を表に反して袋口の縫いしろを、最初に1㎝、その次に2㎝の幅で折ります。

5. 持ち手の先を本体両端からそれぞれ9㎝の位置に差し込んだら、持ち手を上に倒して待ち針で留めます。

6. 袋口の縫いしろの上下1~2㎜の位置を、ミシンで縫います。

7. 紐2本を穴の両端から通したら完成です!

使いやすい上履き入れ作りのポイント

Lazy dummy

いくら見た目が可愛らしくても、使いづらかったり安全を損なうようなデザインでは意味がありません。ちょっとした工夫次第で、使い勝手を改善できますよ。

持ち手が長いと男の子は引きずることも…

巾着タイプは出し入れがしやすいようにと考えると、口を大きく開けるために紐が長くなりがち。
しかし持ち手が長いと引きずってしまい、汚れたり破けたりしやすくなるため、短めの持ち手紐を別で縫い付けておくと便利です。

女の子の上履き入れでもおしゃれなスパンコールは危険!!

スパンコールの飾りはキラキラとして女の子の上履き入れに付けたくなる気持ちもわかりますが、爪の間などに入るとザックリ切れてしまうことがあります。安全面に配慮し避けた方がよいでしょう。

外ポケットはない方が安心かも…その理由は?

外ポケットは見た目には可愛いですが、砂や埃がたまりやすいのが難点です。また子供たちは、石ころや葉っぱ、虫を入れておいたりするので、ある日開けてみたら思わぬものがいてビックリ! なんてことになるかもしれません。

まとめ

手作りの上履き入れを持つのは、子供にとっても嬉しいもの。オリジナルのものだと、より一層愛着が湧きますね。それぞれの好みや使いやすさに合わせて工夫し、世界に1つだけの上履き入れを作る参考にしてみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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