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2022年03月24日 20:01 更新

子どもの入園・入学前に高まる不安トップ3は? 先輩ママパパは意外な回答

国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」が、いこーよユーザー325名を対象に「入園・入学で不安に思うことに関するアンケート」を実施しました。結果、入園・入学前の不安トップ3は、「登園・通学のグズり」、「朝の支度」、「担任の先生」となりました。そのほか、先輩パパママのアンケートでは、意外な実態がわかりました。

アクトインディ(東京都品川区 代表:下元敬道)が企画運営する国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は、いこーよユーザー325名を対象に「入園・入学で不安に思うことに関するアンケート」を実施しました。

今年の4月に入園・入学を迎える子どもがいる保護者に、不安に思う事について聞いてみたところ、最も多かったのは「子どもがグズらず毎日、登園・通学してくれるか」でした。

次に多かったのは「子どもが朝決まった時間に支度して登園・通学できるか」でした。また、似たような心配事で「子どもが園や学校で集団行動に馴染めるか」という内容も4位に入っています。子どもが新しい環境に入り、他の子ども達と一緒の集団行動などに馴染めるか、気にかけていることがわかります。

3位は「どんな先生が担任になるか」でした。保育園・幼稚園や小学校でのキーパーソンとなる「先生」がどんな人なのかに関心が高いことがわかりました。

他にも、「子どもに新しく仲のいい友達ができるか」も多くの人が不安としてあげていました。子どもが保育園・幼稚園、小学校に通うことを楽しいと思えるかどうかには友達の存在が大きく関わってくるため、多くの保護者が心配に思う事柄となっているようです。

保育園・幼稚園に入園する時と、小学校に入学する時とで不安に思うことに違いはあるのか見てみると、入園時の方が不安の割合が高かったのが、「子どもがグズらず毎日、登園・通学してくれるか」や「子どもが保護者と長時間離れて園や学校で過ごせるか」でした。入園するのが年齢的にまだ小さい乳幼児であることからくる不安だろうと考えられます。

一方、「どんな先生が担任になるか」、「子どもが朝決まった時間に支度して登園・通学できるか」、「子どもに新しく仲のいい友達ができるか」、「子どもが園や学校の活動(勉強含む)についていけるか」については、小学校への入学時の方が不安に思う割合が高いという結果となりました。これは、小学校では勉強をするための授業の時間が増えることに加え、保護者の手を離れてより自立した行動が求められるようになるため、子どもがうまく自律・自立していけるのかという不安が入園時よりも入学時の方が強いということではないかと推測されます。

すでに子どもが登園・通学している家庭に、実際にトラブルや困ったことなどがあったのかを聞きました。「あった」という割合は32%、「なかった」が68%でした。つまり、3分の2の家庭では保護者の心配をよそに、実際には入園・入学後に大きなトラブルなく無事に乗り切れたということがわかりました。

実際に、どのようなトラブルがあったのか、自由回答で聞いてみたところ、多くのエピソードを得ることができました。そこには、泣いて行きたがらない子どもの様子につらい気持ちになりながらも、励ましたり、なだめたり、一緒について行ったりと様々な工夫をして子どもに寄り添っている保護者の方の姿が浮き彫りになりました。一部抜粋して紹介します。

「登園・登校しぶり」

・ママと離れるのがイヤで、バスが来ると大泣きでした。大泣きのままバスに乗せられ、その姿を見送りながらママも涙目でした。

・行きたがらなかった。先生のおかげで楽しい所とわかったみたいで、それからは楽しみに通えるようになった。

・入園も、小学生入学の際も、子どもが母親から離れられなかった。小学生では宿題を嫌がり、忘れ物も多かった。

・朝、園の玄関で機嫌が悪くなり登園を嫌がった時は、園内を寄り道して植物や昆虫などを一緒に見て気を紛らわせたりしました。

「朝の支度に時間がかかる」

・朝ごはんをなかなか食べ終わらず、終わっても保育園に行きたがらなかった。出かける際に好きな車のおもちゃを持たせるなどした。

・朝早いので、支度が大変。ごはんを食べるのが遅い。何分までに食べて、何分までに歯磨き、何分までに着替えなどスケジュールを明確に時間に表した。

・制服をなかなか自分で着られず、家を出る時間が遅くなる。早起きしてでも、ゆったりとした時間をつくり、ゆっくり怒らず焦らず制服の着方を教え、適度に手伝い、どんどん自分でできるように促した。

「長期間にわたる登園・登校拒否」

・子どもが保育園に馴染めず全力で拒否していた。登園予定日前日の入眠前から泣いて行きたがらず、夜驚症(やきょうしょう)という睡眠トラブルも出現した。育児休暇中だったため保育園の登園時間を短縮し、昼食前に帰宅させるなど3ヶ月かけて園に馴染めるようにすることで乗り越えた。

・幼稚園に慣れるまで、子供が精神面で不安定だった。性格的な事もあるが、幼稚園行事で参加したくない時の体調不良などがあった。


・今までの同学年1クラスが縦割り2クラスになった時に毎朝泣いて嫌がり、慣れるまでに2ヶ月程かかった。仕事があったのでとにかく連れていくしかなかった。先生に相談して受け入れ時に声かけしてもらったり抱っこしてもらったりと個別対応してもらった。

「入園・入学式自体を拒否」

・長男が幼稚園の入学式を大泣きしてボイコット。結局最後の写真撮影になんとか参加。その後1ヶ月くらい毎朝大泣きして幼稚園に通いました。

・入学式に参加しなかった。保護者席からただ眺めるだけで時間の過ぎるのを待ち続けた。

「友達ができない・ケンカ」

・友達がなかなかできずつまらなそうだった。

・友だちとのトラブル、一方的な暴力など。

・怪我が伴う喧嘩。

「生活リズムがつかめない」

・睡眠時間を早くできるよう現在も調整中。

・生活リズムがなかなか出来なかった。

・学童に行く予定が一人で帰ってきてしまったり、自分の予定を把握出来なかったりした。

「集団登校・一人登校ができない」

・集団登校の時間に間に合わないことがあった。

・すぐ近所だが、朝一人で登校できない(登校班は学期の最初のみ)。

・朝の登校時間になると1人で行けないからついて来てと言われ、教室まで送っていきました。1年近く続きました。

「発熱」

・初日から熱を出した事に始まり、とにかく体調を崩した。園のルールを理解できておらず先生方にも迷惑をかけた。親も時間の使い方が難しくとにかく疲弊した。

・発熱が続いた。

回答者全体の325サンプルの内訳

【アンケート調査概要】
調査の方法:Web上のアンケートフォーム
調査の対象:いこーよユーザー
有効回答数:325件
調査の期間:3月7日~3月14日

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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