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2022年04月02日 11:14 更新

「子どもがYouTubeばかり…」でも大丈夫! 動画で知的好奇心を育むコツ『小1の不安「これだけ!」やれば大丈夫です』Vol.4

子どもの小学校入学を控えて「勉強についていけるだろうか?」「しっかり学校生活を送れるだろうか?」と不安を感じる親は少なくないはず。隂山英男先生の『小1の不安「これだけ!」やれば大丈夫です』(日本実業出版社)は、小1の子どもに親がしてあげられることをまとめた1冊。「できる子を増やす」メソッドを学んでおきましょう!

Q うちの子、本よりもテレビや動画に夢中です

A テレビや動画にもいいコンテンツはたくさんあります

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どうせ見るならいいものを見せる

よく、「うちの子、本を読まないでテレビばっかり見て」とか、 最近だと「テレビならまだマシだと思うんですが、日中タブレットでなんだかよくわからない動画を見ていて」と、困っているお母さんがいます。
それって、暇だからなんですね。
子どもはおもしろいことを見つけたら、自分でどんどん熱中していきます。勉強でも習いごとでも外遊びでも。だから、何もしないで1日中テレビや動画を見ているんだったら、それは毎日がおもしろくないっていうこと。だからといって親が「あれやりなさい」 「これやりなさい」と言ってもムダ! です。楽しいこと、おもしろいことは子どもが見つけるしかありません。

じゃあ、親ができることは何かといえば、せめて「おもしろいコンテンツ」を教えてあげること。別にテレビならいい、YouTube動画なら悪い、ということではありません。どちらも映像、動画なので、どうせならいい映像、いい動画に触れさせるということが大事です。YouTubeやBSの番組などには、たとえば歴史物だったりおいそれとは行けない世界の秘境だったり、さまざまなテーマのレベルの高い教養番組が用意されています。「こういう番組もあるよ」と紹介してあげれば、知的好奇心を育てるのに役立ちます。
知的好奇心を親が育ててあげられるのは、小学生の間だけ、それも小1、小2など、小さいうちがより適しています。大きくなったら自分の世界ができていってしまいますから。子どもが好きな動画を使って知的好奇心を育てるのは、この時期にはいいことです。

趣味と動画を結びつけるのもいいですね。
たとえば宇宙のことが好きな子なら、最近ではNASAなども宇宙の映像をリアルタイムで配信していたりします。そういう映像を見て、休みの日に天文台に行くというようにしましょう。現実とリアルな体験とも組み合わせてやっていくことがポイントです。

(隂山英男『小1の不安「これだけ!」やれば大丈夫です』(日本実業出版社)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

『小1の不安「これだけ!」やれば大丈夫です』は、新1年生になるお子さんを持つパパママに役立つ情報がほかにも盛りだくさん。ほかの内容も気になったらぜひ、書籍でもお楽しみください!

書籍『小1の不安「これだけ!」やれば大丈夫です』について

『隂山先生が教えてくれる 小1の不安「これだけ! 」やれば大丈夫です』
¥ 1,540 (2022/04/02時点)

保育園や幼稚園とはライフスタイルがガラッと変わる小学校。学習面や生活面など、さまざまな心配事がありますよね。

小学生を見守り続けて40年以上、百ます計算で有名な隂山英男先生の著書『隂山先生が教えてくれる 小1の不安「これだけ! 」やれば大丈夫です』(日本実業出版社)は、小学校入学を控えた子どもの「勉強のコツ」「生活習慣」「親の姿勢」をまとめた1冊。

「人生の土台」になる大切な時期ともいわれる小1。この時期の子どもが有意義に過ごすために必要なことを学んでおきましょう!

隂山英男先生のプロフィール

1958年兵庫県生まれ。陰山ラボ代表(教育クリエイター)。
岡山大学法学部卒業後、小学校教員に。兵庫県朝来町立(現朝来市立)山口小学校教師時代、反復学習や規則正しい生活習慣の定着で基礎学力の向上を目指す「隂山メソッド」を確立し、脚光を浴びる。2003年4月尾道市立土堂小学校校長に全国公募により就任。
「百ます計算」や漢字練習の反復学習を続け基礎学力の向上に取り組む一方、そろばん指導やICT機器の活用なども積極的に導入する教育法によって子どもたちの学力向上を実現する。
2006年から2016年まで立命館大学教授。一般財団法人基礎力財団理事長。2021年度、これまでの実践の総まとめとなるオンライン学習システム“K-GYM”をリリース。
累計1000万部を超える『徹底反復』シリーズ(小学館)をはじめ、『子どもの幸せを一番に考えるのをやめなさい』(SBクリエイティブ)『学力は1年で伸びる!』(朝日新聞出版)『隂山手帳』(ダイヤモンド社)等、著書多数。

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