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2022年03月16日 06:06 更新

小学生のお小遣いはいくらが妥当? 高学年でも5000円以上は……親世代に聞いた子どものお小遣い調査

イー・ラーニング研究所が子どものいる親を対象に「2022年お小遣い並びに新学年に向けての調査」を実施しました。その結果、8割以上が小学3~4年生までに渡し始めており、 「定額制」支給が圧倒的に多く、お小遣いを通して子どもに得てほしいもの第1位は「お金の使い方」であることなど、お小遣いに関する傾向がわかりました。

e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供するイー・ラーニング研究所(大阪府吹田市 代表取締役:吉田智雄)は、2022年度の新学期を前に、子どもがいる親(20代~50代)を対象に「2022年お小遣い並びに新学年に向けての調査」を実施しました。

「子どもにお小遣いを渡し始めるのはいつがいいと思いますか?」という質問には、半数が「小学生低学年(1~2年生)」と回答しました。また、「小学生未満」(14%)、「小学生中学年(3~4年生)」(20%)をあわせると8割以上にのぼり、多くの家庭で、小学4年生までにはお小遣いを渡し始めていることが分かりました。

「子どものお小遣いの金額を変更するタイミングはいつですか?」という質問では、約8割(157)が「進学や進級」のタイミングと回答し、最も多い結果となりました。進学、進級などの節目に合わせて、お小遣いの金額も定期的に見直されていることが分かります。

「子どもにお小遣いを渡すにはどのような制度がよいと思いますか?」という質問では、7割以上(147)が「定額制(月や週で決まった金額を渡す)」と答え、最も多くなりました。

一方で、近年注目が高まりつつある「年俸制」や「予算制」といった方法でお小遣いを渡している家庭も一定数いることも判明しました。近年、加速するキャッシュレス決済の普及や金融教育の導入などによって、お金を取り巻く環境が変わり、学ばなくてはならないことも増え、家庭での金融教育においてもさまざまな選択肢が出てきていることが見て取れます。

「子どもがお金の使い方を学ぶためにはどのくらいの金額のお小遣いが適切だと思いますか?」という質問については、「小学校低学年(1~2年生)」では「500円~1,000円」(112)が最も多くなりました。「小学校中学年(3~4年生)」では「1,000円~5,000円」(92)と「500円~1,000円」(87)がほぼ同率で続き、小学校低学年より金額が上がったことが分かりました。さらに、「小学校高学年(5~6年生)」では6割以上(127)が「1,000円~5,000円」と回答し、「中学生」では「5,000円~10,000円」(97)、「1,000円~5,000円」(85)が僅差で続きました。「高校生」になると「5,000円~10,000円」(126)、「10,000円以上」(57)と、9割以上が5,000円以上であると回答しました。

年齢とともに渡すお小遣いの金額も増え、子どもの裁量にあわせた金額を設定していることが分かります。また、大きくなるにつれて金額を増やすことで、お金の価値や自分に必要なものを見極め、限られたお小遣いの中でやりくりするなど、お金の使い方を自主的に学んで欲しいという考えが見て取れます。

「お小遣いを通して子どもに得てほしいものはなんですか?」という質問で最も多かった回答は、「お金の使い方」(147)です。消費する、貯金するなどのお金の使い方を、お小遣いを通して幼少期のうちから学び、必要なものを見極める力をつけて欲しいと望んでいることが分かります。また、次いで「自分で考えて行動する力」(140)、「限られた中でやりくりする力」(130)と続きました。限られた範囲内で、使う時期や使い方を自分で考え管理できるよう、お金の価値や将来必要な金銭感覚を身につけて欲しいと思っていることが明らかになりました。

【「2022年 お小遣い並びに新学年に向けての調査」調査概要】
調査方法:紙回答
調査地域:全国
調査期間:2月3日(木)~23日(水)
調査対象:20代~50代の子どものいる親 男女 計203人
「イー・ラーニング研究所調べ」
https://e-ll.co.jp/



(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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