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2022年03月19日 10:17 更新

ヤマハの電動自転車「PAS Babby un SP coord.」はおしゃれカラーで気分もアガる! 年子ママが試乗してみた

自動車で登園させるのが難しい子育て世代にとって必須アイテムの子ども乗せ電動自転車。今回は、使用歴4年になる2児のママが、ヤマハの2022年プレミアムモデル「PAS Babby un SP coord.」に試乗。乗り心地をレビューします!

来年からの年子の送り迎えをどうするか……

今回の主役「PAS Babby un SP coord.」と次男

4歳の長男、もうすぐ3歳の次男と、やんちゃ盛りの男児2人の保育園送迎をしている筆者。現在は子ども2人を乗せられる電動自転車を利用しているのですが、次第に前乗せの限界が迫ってきました……。来年には自転車を2台にするか、徒歩での通園に移行しなくてはならないかもしれません。

そんなとき、ヤマハの2022年モデル「PAS Babby un SP coord.」試乗のお誘いをいただきました! 興味津々の子どもたちとともに、自転車に乗ってお出かけしてみたいと思います。

小柄な私でも乗りやすいコンパクトなPAS Babby un SP coord.

おしゃれカラーで気分がアガるプレミアムモデル

「PAS Babby un SP coord.」は、ヤマハの子ども乗せ電動自転車「PAS Babby un」に新開発のリヤチャイルドシート「ハグシート」を標準装備した、プレミアムモデルです。身長115cm以下、体重21.8kg以下の子ども、年齢でいうとおおよそ1歳~小学校入学前までの子を乗せられます。

お借りしたのは、落ち着いた大人カラーのミスティグリーン(ツヤ消しカラー)。サドルやハンドルに、ちょっとレトロ感のあるメタル&レザーテイストのパーツが使われているのがおしゃれですよね! 標準装備のプラスチックバスケットも落ち着いたブラウンカラーなので、子どもが乗らなくなってリヤシートを外したら子ども乗せ電動自転車だとわからなくなるかもしれません。タイヤ側面のカラーはアイボリーと、軽さを感じさせるデザインです。

ワイヤーはフレームの中を通っており、スカートの裾が引っかかったりする心配もなさそう
サドルやハンドルのパーツは「PAS Babby un SP coord.」ならではの仕様です
バスケットは約23リットルが収納できる大容量。ヘルメットもスッポリ!

変速は3段階で、走行モードは「強モード」「スマートパワーモード」「標準モード」「オートエコモードプラス」「アシストオフモード」の5種類。機能表示をバッテリー残量から残りアシスト走行可能距離に変えると、モードごとに表示も変化するので、バッテリーへの影響がとても分かりやすいです。なお、スピードメーターにすることもできます。時計表示付きで、いつでも時間が確認できるのも便利!

変速は3段階ですが、今回はほとんど"3"のままで乗っていました
表示を残りアシスト走行可能距離にし、走行モードを切り替えてみました

考えられたリヤチャイルドシート「ハグシート」に感動!

次男が乗りたそうにうずうずしているので、さっそくハグシートの乗り心地を試してもらいたいと思います。

新しいリアチャイルドシート「ハグシート」です

素直に「便利!」と感じたのは、自動巻き取り式のシートベルト。ワイヤーの入った自立式の肩パッドで、自然に腕をスルリと通してくれます。長さ調節は背面のレバーでOK。バックルにはマグネットが入っており、近づけるだけでカチッと固定できました。以前の自転車ではバックルを取り付けるときにいつも嫌がっていた次男が、まったく嫌がりませんでした。

背面のレバーでシートベルトの長さを調節できます
近づけるだけでマグネットでくっつき、ロックされるバックルがとても便利

ヘッドレストは頭部を270度包み込む作り。ヘルメットにも使われる衝撃吸収材使用で安心感があります。フットレストは足の周りをぐるりと囲んでくれていて、車輪の巻き込みや衝突時の衝撃から防いでくれそうですね。さらに、背面にはカバー付きのポケットも。私は子どもの手袋を入れておきましたが、19cmまでの靴や、350mlのペットボトル2本まで収納できるようです。

頭の周りをぐるりとカバーしてくれるヘッドレスト
巻き込みでケガをしないようにフットレストも工夫されています
何気に嬉しい背面のカバー付きポケット。子供乗せ自転車は思いのほか収納に困りますよね

「すごい!」と思ったのは、リアチャイルドシートの折りたたみ機能です。2か所のレバーを引き、軽くシートの上部分を前方に押すだけで、ヘッドレスト部分が前に倒れます。ヘッドレスト部分だけだと軽いので、戻すときも力を入れる必要はなく、元の位置まで動かしたら再びレバーを止めればOK。二段式や屋根の低い駐輪場では大活躍しそうな機能です。

簡単にヘッドレストを折りたためます。我が家のガレージにピッタリの機能でした
リアシートに乗れてご満悦の次男。やったね!

意識せずに坂道もスイスイ登れるスマートパワーモード

帰り道は、自転車で一番ツラい坂道に挑戦です。坂の前で停車していると、「長男くんも乗りたい。交代して~」と4歳の長男がせがんできたので、ここで交代。より重くなった状態で上り坂に挑みます!

勾配のきつい上り坂は自転車の天敵です

気合いを入れて踏み出したものの、感覚は平地を漕いているときとほとんど変わらず、むしろ拍子抜け。走行モードを手動で「強モード」に変えることもなく、するりと上れてしまいました。

坂道であることを忘れるくらい、いつも通り走行できてしまいました

上り坂を楽にのぼれた理由は、「PAS」シリーズに搭載されている「スマートパワーモード」。これは道路状況や運転状況を自転車が察知して、自動で最適な走行モードに切り替えてくれるというもの。このおかげで、上り坂ではアシスト力アップ、下り坂ではアシスト力をセーブして、いつも自然なペダリングができます。バッテリーの省エネにも繋がっているとか。

もちろん、スマートパワーモードが活きるのは坂だけじゃありません。一時停止や信号待ちなどでストップ&ゴーが多くても、漕ぎ出しをパワフルにアシストし、スピードが乗ったらアシストを抑えてくれます。

電動自転車のアシストはぐぐっと押し出される感じを受けるものもありますが、「PAS Babby un SP coord.」はあくまで自然なアシストをしてくれます。そのため、子どもを乗せてもふらつくことなくペダリングできました。ある程度スピードが乗ったら逆にゆるやかにアシストしてくれるので、安定して走行できます。「手動で切り替えるのは面倒だし、忘れそう」な私にピッタリなアシストでした!

スマートパワーモードのおかげで、信号や一時停止が多い道でも疲れ知らずです

なお、標準バッテリーの容量は15.4Ah。専用の充電器で約4時間でフル充電が可能です。一充電あたり、オートエコモード プラスでは約75km、スマートパワーモードでは約58km、強モードでは約51kmの走行が可能なので、毎日の送迎に使うくらいであれば、よほど距離が離れていない限り一週間に一度の充電でバッテリーが持ちそうです。今回の45分ほどの運転では、バッテリー表示は1目盛りしか減っていませんでした。

充電時はバッテリー本体を専用の充電器に置き、後ろに倒すようにセットします

子ども乗せ電動自転車の進化に驚き!

数年ぶりに最新モデルの子ども乗せ電動自転車に乗りましたが、たった数年でこんなに進化してるんだな~と感心してしまいました。次男は「新車だ~、やったー!」と喜んでいましたが、残念ながら返却しなくていけません(笑)。でも、来年あたり、本当に新車が来るかもね!……「PAS Babby un SP coord.」は次の一台の選択肢に入る試乗体験でした。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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