ライフスタイル ライフスタイル
2022年03月03日 11:44 更新

杏さんの「ひな祭り準備」が素敵! はまぐりのお吸い物に小さい子どもが食べやすいひと工夫を加え「目から鱗」

女優の杏さんが自身のYouTubeチャンネルで、3月3日のひな祭りの準備動画を公開しています。

大きなはまぐりを子どもでも噛みきれるように

(photoAC)

杏さんは自宅でひな人形の飾りつけをするショート動画と、ひな祭りの献立として定番の「ちらし寿司」「はまぐりのお吸い物」を作る料理動画をYouTubeにアップ。5歳の双子の女の子と4歳の男の子の3人を育てる杏さんですが、小さな子どもでも食べやすい工夫をしていて、視聴者からは「目から鱗」との声があがっています。

杏家のひな人形は、お内裏様とお雛様だけのシンプルな一段飾り。小さな窓から日が薄く差し込むスペースに、「我が家では普段使っているこたつテーブルを飾り台にしています」という杏さん。後ろの壁には可愛い雛人形が描かれた掛け軸を配置し、何もなかった空間が一気に華やぎました。

そしてひな祭りのお祝いごはんといえば、「ちらし寿司」と「はまぐりのお吸い物」。しかし……くにゃくにゃして噛み千切りづらい貝は苦手な子どもも少なくありません。そのうえ、この時期に出回る立派なはまぐりは身が大きく、歯がしっかりしていないと食べづらいもの。

そこで杏さんは、「はまぐりって大きいですよね。まだ子どもが小さいのでどうやったらこのはまぐりのお吸い物を楽しめるかなって考えて、ある方法でやってみました」と、ひと工夫したレシピを紹介しています。

それは、「はまぐりしんじょのお吸い物」にすること。「しんじょ」というのは魚や鶏肉をすり身にして、すりおろした山芋を加えて蒸したものです。

杏さんはまず、昆布と料理酒を加えた水ではまぐり6個を茹でて火を通し(この出汁があとでお吸い物になります)、殻があいたらはまぐりを取りだしたら殻から外します。外した大きな身は、フードプロセッサーではんぺん・卵白・山芋と一緒にすり身に。少しの片栗粉を加えたら、洗った貝殻の片方に身を戻して、大きなせいろで蒸します。

ポイントは「貝の形に合うようきっちり詰めて、すりきりより少し盛り上がるようにするときれいかな」とのこと。蒸しあがったら、先ほどの出汁を薄口醤油と塩で味を調え、一緒にお椀
に注いで完成です。これなら子どもでも食べやすそう!

ちらし寿司は、まぐろ、サーモン、エビ、アナゴ、イクラなどをのせて華やかに。まぐろのサクとサーモンをさいの目切りにして、透明なお醤油で漬けにします。茶色いお醤油だと彩りが少々悪くなるため、透明なお醤油を常備しているそう。絹さやとエビを茹でて、下準備はOK。炊いた白米に即席の五目ちらしの素を混ぜ、粗熱を取ったら、あとは盛り付けるだけです。

美しい大皿に、マグロとサーモンの漬けやエビ、イクラ、錦糸卵、桜でんぶ、アナゴ、絹さやをバランスを見ながら盛り付けていく杏さん。「私は盛り付けがとってもとっても苦手なので」と言いますが、鮮やかできれいです。

これにて杏家のひな祭りメニューは完成。この動画には「はまぐりのお吸い物に目から鱗」「丁寧にやっていて癒される」と感心するコメントが寄せられているほか、「杏さんでも五目ちらしの素を使っていて安堵した」という声も。本当においしそうなレシピで、試してみたくなりますね。

ひな祭りにはまぐりを食べるのはどうして?

ひな祭りといえばちらし寿司というご家庭は多く、定番の行事食となっていますが、実はちらし寿司にはひな祭りとの関連性は特にないようです。華やかで彩りのいいご馳走として、女の子の健やかな成長を願い、お祝いする席でも喜ばれるのでしょうね。

はまぐりのお吸い物を用意するのは、はまぐりは、対の2枚の殻がピッタリ合わさり、他の貝殻とは合わないことから、良縁に恵まれるようにとの願いが込められています。

ひな祭りにはひなあられがスーパーやコンビニに並びますが、このひなあられの基本3色にも意味があります。白は雪、緑は木々の芽、桃は生命を表しているそうです。

また、ひな祭りといえば「白酒」もありますね。ひな祭りの定番アイテムといえば「桃の花」ですが、桃は「百歳(ももとせ)」にかけて長寿の縁起物とされています。そしてひな祭りには桃の花をひたした桃花酒が飲まれていました。それが現在は白酒になったようですが、酒粕が原料で作られるものはアルコール度数もしっかりあるお酒なので注意してください。お子さんは米麹などから作られるノンアルコールの白酒や甘酒でお祝いするといいですね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-