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2022年02月21日 11:24 更新

子どものお小遣いの金額は? お金教育で不安なことは?ーー小学館が令和の子どものマネー事情調査

小学館の育児メディア「HugKum」は2月18日、子育て世代のお金の実態と子どものマネー教育について、未就学児~小学生の子どもを持つ保護者818人にアンケートしました。今回はその結果を発表します。

子どもへのお小遣い、「あげていない」が多数

子どもの年齢別にお小遣いをあげているかどうか尋ねたところ、未就学児を含む小学2年生以下では、「いいえ」の回答が多くお小遣いはあげていない家庭が圧倒的でした。

中学年の小3・小4年生、学年の小5・小6年生になっても、「お小遣いはあげていない」が多い結果となっています。しかし年齢が上がるにつれ、お小遣いをあげる家庭も増え、中学年になると4人に1人、高学年になると、約3人に1人がお小遣いをもらっていると回答しています。

お小遣いをあげている家庭に、ひと月にいくらくらいのお小遣いを子どもにあげているか聞いてみました。未就学~低学年(小学1・2年生)は「500円未満」が多数派です。

中学年(小学3・4年生)に上がると、「500円~1000円未満」が増え、「500円未満」と拮抗する結果に。高学年(小学5・6年生)では「500円~1000円未満」が圧倒的多数派となる結果になりました。さらに「1,000~2,000円未満」も2割ほどを占め、1,000円以上渡している家庭が多くなっていることがわかります。

子どもが自分の財布を持っているかどうか尋ねたところ、未就学児では「持っていない」が多数派だったのに対し、小学生以上では「持っている」という回答が多くなりました。毎月決まった額のお小遣いをあげている人は少ないものの、子どもがいくらかの自分のお金を財布で管理している家庭が多くなっています。

次に、電子マネーの使用率について聞きました。子どもは電子マネーを使うか尋ねたところ、小学生以下の子どもの使用率は12.5%でした。導入すると便利な電子マネーですが、「お金を払う→お金が減る」プロセスが体感しづらいという側面もあります。

子どものお金教育の悩み「お金の価値が理解できていない」

子どものお金教育について、どの点に不安に感じているのかを聞いたところ、21.7%が「お金の価値が理解できていないこと」、19.5%が「お金を計画的に使えないこと」と答えました。「子どもにお金のことをどう伝えたらいいのかわからない」「お金に触れる機会がないこと」という声も目立ち、日常の生活の中でお金について話したり使ったりする機会が少ない現状であることがわかりました。

子どもの金融教育について、家庭で取り組んでいることなどを尋ねました。30.6%が「興味がある」、22.9%が「小さいころ・小学生から教えたい」と答えていますが、24.4%が「興味はあるが具体的にはなにもやっていない」と回答。子どもの金融教育の必要性を感じていても、具体的に子どもへどう伝えるべきか、取り組み方がわからないという現状が浮き彫りとなりました。

調査概要

調査期間:2021年12月15日~2022年1月5日
対象:全国47都道府県に住む0歳~小学6年生までの子どもを持つママ・パパ
有効回答数:818人
アンケート方法:HugKumメールマガジンによるインターネットアンケート

小学館
http://www.shogakukan.co.jp

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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