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2022年02月22日 06:15 更新

「産後初めてゆっくり眠れた……!」産後ケア施設の神っぷりがスゴいと話題【みんな知ってほしい】

Twitterで話題の投稿を編集部がピックアップ!今回は、実はあまり知られていない「産後ケア施設」を利用したら快適すぎて最高だったお話をシェアします。

楽園はここにあったのか!

とわ助産院さん(写真提供:ライチさん)

出産からノンストップで始まり何年も続く育児。もっと言えば妊娠がわかったときからあれよあれよという間に出産予定日になり、尋常でない痛みを乗り越えて無事赤ちゃんが生まれると、そこから休む暇もなく怒涛の育児がはじまります。

産後のママたちがそろって口にする言葉といえば、「睡眠が足りない」。産後すぐさま始まる24時間の赤ちゃん対応に、ヘトヘトになってしまうのはもはや“育児あるある”なわけですが、これが何ヶ月も続けばやはり人間つらいものです。

そんな産後の母子ケアを目的とした事業が多くの自治体でおこなわれていることをご存じでしょうか。昨年10月に第一子を出産したライチ(@lychee_baby_)さんが、2月に軽い気持ちで産後ケア施設の利用レポをTwitterに投稿すると、思わぬ大きな反響があり驚いたといいます。

しかしまだまだ当事者の妊産婦さんやご家族にも、しっかり広まっていない産後ケア。そこでライチさんにお話を聞きました。

夜、ひとりでぐっすり眠れた

ーー産後ケア事業については妊娠中からご存じでしたか?

ライチさん 妊娠中に自分で調べて知っていました。最初にそういう制度があるっぽい、と知ったのはTwitterだったかもしれません。ただ、妊娠中に知ることができたのは市のホームページに書いてある数少ない情報のみ。具体的にどういう過ごし方ができるのかは、市や施設のwebサイトにも、Twitterやブログなど調べてもほとんどヒットしませんでした。そこで、Twitterで産後ケアを利用したフォロワーさんと情報交換をしました。

ーー産後ケア施設を利用した目的は?

ライチさん 私は昨年10月に出産して、12月にはじめて宿泊で横浜市の産後ケア施設を利用しました。産後の疲れを少しでも癒したかったのと、夫が定期的に泊まり勤務で約2日ワンオペとなってしまうことが月に数回あり、そのタイミングでの負担軽減のために利用しました。
施設の部屋は個室で食事つき、洗濯やお風呂の準備をしてくれて、食事やお風呂の時は子どもを預かってくれるため、ゆっくりすることができました。

ーー利用してみての感想を教えてください。

ライチさん 施設では基本的に個室で子どもと二人で過ごしますが、何か困ったときにはすぐヘルプを出せる人がそばにいる、というのは心強かったです。栄養のある食事をゆっくり食べることができたのも助かりました。母乳マッサージや育児相談もしてもらえましたね。
ただ、夜に子どもを預けられる施設ではなかったので、慣れない環境で子どもを寝かしつけるのは大変な部分もあり、睡眠不足は解消されませんでした。

とわ助産院のごはん。目にも鮮やかで美味しそう!(写真提供:ライチさん)
ーーその後も何度か産後ケア施設を利用されているのですね。

ライチさん うちの子は夜がなかなか寝ない子だったので、夜に子どもを預かってもらってゆっくり寝たいと思っていて。1月に別の施設を探していたところ、Twitterのフォロワーさんに鶴見区にあるとわ助産院さんをおすすめされました。
こちらは「いつでも預けて!とにかくお母さんの疲れをとる場所!」というスタンスで迎えてくださって、久しぶりにひとりでぐっすり眠ることができました。
また、子どもを助産師さんに預けて90分までの外出がOKなので、マッサージやちょっと買い物などに時間を費やすことができたのも、とてもリフレッシュになりました。2月にも1泊利用し、ゆっくりさせてもらえました。

ーーそれは「産後初めてゆっくり眠れた……!」くらいの感動がありますよね! ゆっくりリラックスする時間が取れて本当に良かったです。

ライチさん 産後ケアの制度は自治体によって様々で、手続きが面倒だったり、情報が少なかったりしますが、本当に素晴らしい制度だと思います。ご家族のサポートあり・なしに関わらず、私はとてもオススメします!
お母さんだけじゃなく家族も一時的に休息をとることができますし、プロに育児や母乳の相談ができる環境はとても心強いです。
なかなか詳細情報をキャッチするのが難しいことを今回ひしひしと感じましたが、Twitterで検索するなどして、利用者の声を少しでも参考にされてください!!
こんな朝食、最高じゃないですか。(写真提供:ライチさん)

===

ライチさんがお住まいの神奈川県横浜市では、「産後母子ケア事業」として、病院や助産院などと連携し、ショートステイ・デイケアを実施しています。ショートステイ(宿泊型)は最大7日間(6泊7日)まで利用可能で、対象は生後4ヶ月未満まで。ただし多胎児家庭の方は、最大14日間(13泊14日)利用でき、また早産児の場合には修正月齢で4ヶ月未満まで(出産予定日から4ヶ月未満まで)利用可能です。

内容はママの健康管理や乳房ケア、赤ちゃんの発育や発達のチェック、体重や排便のチェック、授乳や沐浴方法、育児相談など様々。利用にあたっては、事前に在住地域の区役所の保健師や助産師が面接や家庭訪問等で心配なことをリサーチしたうえで、区役所が利用調整を行います。

自治体の助成があり、利用料金は横浜市では日帰りのデイケアが1日2000円、1泊2日のショートステイが6000円(1日追加ごとに3000円追加)となっています。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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