【医師取材】魔の2歳児の4つの特徴とは?虫歯予防やトイレトレーニングの進め方

【医師取材】魔の2歳児の4つの特徴とは?虫歯予防やトイレトレーニングの進め方

2歳になると、運動能力が発達して動きがますます活発になったり、伝えたいことを少しずつ言葉で表現できるようになったりする一方で、「イヤイヤ期」と呼ばれる反抗期が本格的に始まります。ここでは、2歳児ができるようになることや、2歳児の育児で注意したいことなどを聞いてみました。


見逃したくない2歳児の変化とは

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手足の機能が発達

足の機能がますます発達し、その場でジャンプをしたり、スキップをしたりできるようになります。また、手の指の機能も発達してくるので、線や円を描いたり、スプーンやフォークが使えるようになったり、自分で着替えができるようにもなったりします。

三語文が話せるように

この時期になれば、多くの子供が「おおきい、ワンワン、いた」「ブーブー、あっち、いった」など、単語を3つつなげた三語文を話せるようになります。また、名前を呼ばれたら返事をしたり、自分の名前や年齢など、簡単な質問にも答えられるようになっていくでしょう。

あれこれ質問したがる

知的好奇心が旺盛になり、「あれ何?」「どうして?」など、朝から晩まであれこれと質問を連発するようになってくるでしょう。次々と質問を繰り返されると、時には面倒に感じることもあるかもしれません。でも、子供はそうやって、言葉を一生懸命自分のものにしようとしているので、できるだけ答えてあげるようにしてください。

ごっこ遊び

ママやパパなど、周囲の大人がすることをよく見ていて、ままごとをしたり、携帯電話をかけるふりをしたりするなど、「ごっこ遊び」が盛んになってくる時期です。遊びの世界に入り込むことで想像力を育んだり、遊びのやり取りから社会性が身についたりします。

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イヤイヤ期に突入

2歳頃になると、自我がだんだん強くなって何でも自分でしたがるようになり、「イヤイヤ期」とも呼ばれる第一次反抗期が本格的に始まる子が増えてきます。なんでも「イヤ!」と返されると、どう対応していいかわからず、困り果ててしまうママやパパも多いかもしれません。でも、子供が成長していくために必要な過程なので、おおらかな気持ちで、温かく見守ってあげましょう。

2歳児の成長とは

身長や体重はどのくらいに!?

この時期は、脚が長くなっていき身長の伸びが目立つわりに、体重の増加は緩やかになってきます。そのため、丸みを帯びた赤ちゃん体型から、すらりとした幼児体型へと変化し、頭と体のバランスも、4~5頭身になるでしょう。厚生労働省が行った「乳幼児身体発育調査」[*1]によると、2歳児の身長や体重は、以下のとおりです。乳幼児の発育は個人差がありますので、大きくはずれていなければ問題ありません。もし心配なことがあれば、健診のタイミングなどで医師や保健師に相談してみることをおすすめします。

2歳0~6ヶ月未満

・男の子…身長81.1~92.5cm、体重10.06~14.55kg
・女の子…身長79.8~91.2cm、体重9.30~13.73kg
(ともに3~97パーセンタイル※)

2歳6〜12ヶ月未満

・男の子…身長85.2~97.4cm、体重10.94~16.01kg
・女の子…身長84.1~96.3cm、体重10.18~15.23kg
(ともに3~97パーセンタイル※)

※パーセンタイル:計測値の統計的分布の上で、小さい方から数えて何%目の値はどれくらいかという見方をする統計的表示法。50パーセンタイルが中央値となる

食事について

味覚が発達するとともに、ムラ食いや偏食、遊び食べなどが多くなって来る時期です。お子さんがご飯をあまり食べないと、ママやパパは心配になってしまうかもしれません。全体としてある程度の食事ができていればよく、偏食についても無理強いすると、かえって逆効果になってしまうので、それよりも食事を明るく楽しく食べられるような工夫をするようにしましょう。

トイレトレーニング

2歳頃になると、膀胱の機能が発達して、ある程度おしっこをためられるようになってきます。「日中のおしっこの間隔が2~3時間空く」、「子供が1人で歩ける」、「会話のやり取りが少しはできる」といったサインが現れたら、トイレトレーニングを開始しましょう。

この時期の子供をよく観察していると、おしっこやウンチをしたいとき、出るときに、ふだんと違う様子を見せるようになります。そういったサインに気づいたら、素早くおむつをはずして、トイレに連れて行くようにしましょう。繰り返していれば、そのうち、したくなったときに教えてくれるようになります。ただし、トイレトレーニングに失敗はつきものです。うまくできなくても絶対に叱ったりせず、おおらかな気持ちで見守ってあげてください。

2歳児からの育児の注意点

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トイレトレーニング・食事の変化から、便秘になってしまった場合

2歳になれば、食事はすっかり幼児食になっている頃ですが、ムラ食いや偏食が原因で食物繊維が不足し、便秘気味になってしまう子もいるようです。また、トイレトレーニングで叱られてしまったり、狭いトイレが怖かったりして、排便を我慢してしまうことも便秘の原因になることがあります。お子さんの便秘改善のためには、次のことを心がけましょう。

食物繊維の多いものを与える

食物繊維は、消化されずに腸まで届き、腸内環境をよくする働きがあります。野菜や海藻、果物、豆類など、食物繊維の多いものを積極的に与えるようにしましょう。

水分をしっかりとらせる

水分が不足していると、便が固くなって便秘になりやすくなります。子供は、大人よりも汗をかきやすいので、特に運動をするときなどは、こまめな水分補給を心がけましょう。

運動をする

体を動かせば、腸の働きが活発になって、便秘の改善に役立つと言われています。お散歩をしたり、掃除の手伝いをしてもらったりするなど、軽い運動でかまわないので、なるべく体を動かす習慣を持たせましょう。

こんなときは医療機関へ

1週間以上続く便秘が何度も起こったり、ウンチが固くなりすぎて排便のときに痛みを感じていたりする場合は、小児科に相談してください。

歯の生えそろいで虫歯の危険性も

個人差はありますが、一般的に2歳半~3歳頃になると、乳歯が生えそろいます。しかし乳歯は、永久歯に比べて、やわらかくて溶けやすいので、虫歯になりやすい傾向があるのです。「いずれ生え変わるから問題ない」と思うかもしれませんが、乳歯の虫歯は、永久歯の歯質や歯並びに影響するので、あなどれません。今のうちから、しっかり虫歯予防をしていきましょう。

虫歯になりやすい部分の仕上げ磨きを

奥歯の噛み合わせの部分、上の前歯の唇側、歯と歯の間は、磨き残しやすく、虫歯になりやすい場所です。まだまだ自分では上手に歯磨きができないので、あお向けに寝かせた頭をひざの上にのせ、しっかりと仕上げ磨きをしてあげましょう。ただし、嫌がっているのを無理に押さえつけたりすると、歯磨き自体が嫌いになってしまうかもしれません。歌を歌ったり、大人しくできたら褒めてあげたりするなど、楽しく歯磨きができるように工夫してあげてください。

おやつの与え方に注意

お菓子を口にする機会が増えてくる時期ですが、ダラダラと甘いもの食べるのは、虫歯の原因になります。甘いものを全く食べさせないというのは無理な話ですが、「午前と午後に1回ずつ」というように、時間と量を決め、与えすぎないようにしましょう。

飲み物にも注意を

虫歯は、虫歯菌が出す酸によって歯が溶かされることで起こります。虫歯菌は食べ物や飲み物の糖を使って酸を作るので、食べ物のカスが磨き残しで口の中に残るのは大敵といえます。通常の食事では唾液の働きによって、口の中が中性に保たれます。しかし、乳酸飲料やジュース、スポーツ飲料などの酸性の飲み物を、1日に何度も飲ませていたり、ストロー付きのマグカップなどでダラダラ飲ませていたりすると、口の中が中性に保たれず、酸性の環境になってしまい、これによって歯が溶けてしまうことも懸念されるので、注意が必要です。

まとめ

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朝から晩まで、質問を連発したり、何をいっても「ヤダ!」と反抗したり、この時期は、子供との接し方に悩まされることが多くなってくるかもしれません。でも、成長していくために必要なプロセスなので、頭ごなしに叱りつけたりせず、ゆったり構えて見守ってあげてくださいね。

この記事の監修ドクター
向洋こどもクリニック 梶梅 輝之先生
川崎医科大学 卒業後、広島市立 舟入病院小児科部長を経て向洋こどもクリニックを開院。子供の病気の診療や予防はもちろんのこと、心身の健全な発達を支援し、ご家族の皆様と子供の成長をともに喜び合えるクリニックにして行きたいと考えています。
http://www.mndcc.jp/index.html

参考文献
[*1]厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査」
表1 一般調査及び病院調査による体重の身体発育値(3、10、25、50、75、90及び97パーセンタイル値)
表2 一般調査及び病院調査による身長の身体発育値(3、10、25、50、75、90及び97パーセンタイル値)
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/kekkagaiyou.pdf

※この記事は 医療校閲・医師の再監修を経た上で、マイナビウーマン子育て編集部が加筆・修正し掲載しました(2018.06.25)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、[内閣官房][厚生労働省]妊婦に関する情報[日本小児科学会]幼児に関する情報など公的機関等で発表されている情報をご確認ください。

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