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2019年11月07日 10:19 更新

赤ちゃんのおもちゃ選びの4つのポイントと注意点とは?

生まれたばかりの赤ちゃんにも、楽しい思いをさせてあげたいもの。とはいえ、まだ首もすわっていない赤ちゃんには、どのようなおもちゃが良いのか迷うこともあるのではないでしょうか。今回、新生児期の赤ちゃんの遊び方やおもちゃ選びのポイントについてご紹介します。

新生児に与えるおもちゃの重要性

Lazy dummy

新生児期といえば、本当に生まれたばかり。眠っている時間も長く、首がすわっていないので行動範囲もまだかなり限られています。おもちゃはこの時期から効果があるのでしょうか? まずは、新生児期のおもちゃの必要性について、新生児の特徴とともに考えていきましょう。

赤ちゃんのおもちゃの効果

おもちゃは、赤ちゃんの知的好奇心をくすぐります。おもちゃを見て好奇心を持った赤ちゃんは自分の意思でおもちゃを手にして、身体や頭を働かせながら遊ぶようになります。このように赤ちゃんはおもちゃで遊ぶことによって、コミュニケーション力や感性、考える力を身につけていくのでしょう。

赤ちゃんにとっておもちゃとは、身体や心に良い効果を与えてくれるグッズと言えるでしょう。

新生児の特徴って?

新生児期は、ほとんどの時間を寝て過ごす時期。まだ寝返りもできないため、起きていてもただ天井だけを見つめているか、抱きかかえられておっぱいやミルクを飲んでいる毎日を過ごします。

それでは、このような状態の新生児期にはどのような遊び方をするのでしょうか。まずは、ママやパパが赤ちゃんを抱き上げて優しく話しかけたり見つめ合ったり、歌を歌ってあげたりするといった簡単な事から始まります。

おもちゃ選びの4つのポイント

Lazy dummy

お店にはいろいろなおもちゃが売られているのでどれが良いか迷ってしまいますよね。次は、新生児用におもちゃを選ぶ際に重視したいポイントについて説明します。

安全なもの

おもちゃ選びでまず気をつけたいと思うのが、安全性。しかし、大人なら気にならないような少しの角や形、材質だとつい見落としがちですよね。安全だと思って与えたら赤ちゃんが思わぬケガをしてしまった、なんて事もありえます。

安全性の良いおもちゃを選ぶ際には、おもちゃの大きさや、取れやすい小さい部品の有無、材質・塗料などのほか、月齢に合ったものかどうかも確認しておきたいところ。大きさについては、赤ちゃんのにぎりこぶしより小さいものは避けておきましょう。

また、日本玩具協会の検査のもと、赤ちゃんや子供のおもちゃの安全基準を満たしていると認められている商品には、「STマーク」がついています。このマークがついているものであればより安心です。

洗えるもの

赤ちゃんは、手にしたものをなんでも口に入れてしまいます。そのため、よだれでべたべたになりやすいし、赤ちゃんがすぐに口にするものであれば常に清潔にしておきたいもの。そこで、簡単に水洗いができるかどうかや衛生を保ちやすいかも重要になってきます。汚れてもすぐに洗ったり拭き取ったりできるおもちゃであれば、安心ですよね。

色合いがはっきりしているもの

新生児期の赤ちゃんは、まだ物や色の識別もまだはっきりできない状態です。そのため、見た目に関しては原色や明るい色のものがおすすめ。はっきりした色合いのおもちゃであれば、赤ちゃんも認識しやすくなるでしょう。

音がするもの

新生児期の赤ちゃんは、まだ自分ではしっかりとおもちゃを握ることができませんが、ママやパパが近くでおもちゃの音を鳴らしてあげると音を耳で聞いて良い刺激になり、親子のコミュニケーションにもつながります。音が鳴るおもちゃは、新生児期から活躍するしょう。

赤ちゃんへのおすすめな定番おもちゃとは?

Lazy dummy

新生児向けのおもちゃ、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。人気の商品は? など、次は新生児向けにおすすめのおもちゃについてご紹介します。

メリー・モビール

様々な大きさや形、色のモチーフがゆっくりとまわりながら、優しいメロディが流れるベッドメリーやモビールは人気で、赤ちゃんの初めてのおもちゃに最適。ベッドメリーにはベビーベッド専用のタイプとベッド・フロア両用のタイプがあります。赤ちゃんが過ごしている環境に合わせて選んであげましょう。

また、メロディの種類も様々。曲だけでなく、胎内音や鳥のさえずりなど赤ちゃんが安心する音が流れるものもありますし、たくさんの曲が搭載されているものもあります。いろいろ確認しながら選んであげると良いでしょう。音は、手動式のオルゴールで鳴るタイプとスイッチで電動で鳴るタイプがあります。新生児期のうちは、手間を考えて電動式のタイプを選んだ方が良いかもしれません。

ガラガラ

新生児期におすすめのおもちゃと言えば、「ガラガラ」をイメージする人も少なくないのではないでしょうか。ガラガラは、保育園などの赤ちゃんクラスにはたいてい置いてあるおもちゃのうちのひとつ。優しい音色で赤ちゃんを心地良い気分にさせます。

新生児期の頃は、まだ自分で握ることはできません。初めのうちは大人が持ってそばで音を鳴らしてあげれば赤ちゃんも嬉しくなるはず。自分で握ることができるようになる頃には、すっかりお気に入りのおもちゃになるでしょう。

おきあがりこぼし

赤ちゃん向けのおきあがりこぼしは、揺らすと優しい鈴の音が鳴るものが多く、ゆらゆらと揺れたり、何度倒しても起き上がってきたりする姿に、赤ちゃんも興味津々。布製のものはふんわりとした肌触りがよく、プラスチック製のものは汚れてもサッと拭き取るだけでお手入れが完了するというメリットがあるので、目的や用途に合わせて使い分けましょう。

オーボール

オーボールとは、網目模様になったボール状のおもちゃ。舐める、握る、振って音を鳴らす、転がす、投げる、といった遊び方ができて、新生児から幼児期まで長期に渡って使用できるのが特徴です。音を鳴らしたり、網目状のボールに指を絡ませることで赤ちゃんの成長を促すので、知育玩具としても支持を得ています。

積み木

「新生児に積み木!?」と思う人も多いかもしれませんが、0歳~1歳を対象とした積み木があるのをご存知ですか? 0歳児では積み重ねることが難しい積み木ですが、見たり、触ったり、口に入れたり、音が鳴るものは振って鳴らしたりと、さまざまな使い方をすることできます。正方形や長方形、三角、丸などのシンプルな形なので、大きくなってもごっこ遊びや見立て遊びで使うことができ、長期間に渡って使うことができます。

おすすめのおもちゃはそのほかにも

新生児から遊べるおもちゃは、そのほかにもラトルや布絵本、ぬいぐるみ、柔らかい素材のボールなどたくさんあります。お店にはたくさんの種類の商品が売られているので、前項でも説明したおもちゃ選びのポイントを参考にしながら選んでみましょう。

また、お店で売られている商品だけでなく、手作りのおもちゃも赤ちゃんにはおすすめです。最近ではおもちゃの手作りキットも売られています。思いきって手作りに挑戦してみるのも良いですね。

おもちゃを手作り(DIY)する時の注意点は?

Lazy dummy

おもちゃを手作りする際には、素材選びも作り方も全てママやパパの判断になります。となると、赤ちゃんが安全に遊べるおもちゃ作りを目指すには様々なことに注意しておかなければなりませんね。次は、赤ちゃんのおもちゃを手作りする際に注意しておきたいことについて説明します。

赤ちゃんに適した素材選びを

おもちゃを手作りする際にまず気をつけたいのが、素材選び。それでは、赤ちゃんのおもちゃにはどのような素材を使えば良いのでしょうか。やはり、重視しておきたいのは、安全性です。まず、赤ちゃんが舐めても大丈夫な素材である事が大前提となってきますが、そのほかに次のような事も重視しておきたいところです。

・赤ちゃんが口に入れても喉に詰まらないサイズのもの
・赤ちゃんが噛んだりしてもすぐに破れたりしないもの
・遊んでいて危険ではないもの

また、フェルトなどの布類も赤ちゃんのおもちゃには最適な素材ですが、汚れたら洗えるものであるかどうかもポイントになってきます。

赤ちゃんのおもちゃに適した素材には、カラーフェルトや毛糸、画用紙、木などお店を選べば手頃に入手できるものもありますし、普段はゴミとして捨ててしまうようなペットボトル、牛乳パック、ダンボール、お尻ふきのケースなども役に立ちます。

事故の可能性を考えて

おもちゃ作りにおいて素材選びも大切ですが、実際に手作りする際にもさまざまなことに注意が必要となります。まず、角がとがった部分は丸く加工しておきます。そして、手作り品にありがちなのが、切り口の処理不足です。切り口がそのままになっていると、赤ちゃんが手を切ってしまったり刺さってしまう恐れがあります。必ず、ビニールテープなどで覆うようにしましょう。

布同士をくっつける際には、赤ちゃんが口の中に入れることを考えて、接着剤ではなく糸で縫いつける方法が良いでしょう。その際には、できるだけ頑丈に縫っておきましょう。

また、手作りの際はカッターやはさみなどを使うことも多いかと思います。その時には、くれぐれも赤ちゃんの手の届かない所で作業するようにしてください。

まとめ

新生児にとってもおもちゃは好奇心をくすぐる楽しいグッズ。どんな物なら喜んでくれるかを考えながらおもちゃ選びをするのは、親としてもなかなか楽しいものですよね。安全性を重視することを前提にすれば、まずは赤ちゃんのためにおもちゃ選ぶ気持ちが一番大切なのかもしれません。

これから出産する予定の人も、友達への出産祝いのプレゼント選びに迷っている人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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