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2022年02月17日 11:30 更新

生理中におすすめのストレッチ|生理痛を和らげるやり方をピックアップ

生理が来ると人によっては生理痛がつらかったり、気持ちが落ち込んだり、身体や心の調子が崩れることも珍しくありません。そのようなときに激しい運動はしにくいものですが、軽いストレッチ程度の運動であれば、心身をほどよくリラックスさせてくれますよ。生理痛があっても行いやすい、身体をいたわるためのストレッチをご紹介します。

生理痛を和らげるストレッチの効果

自宅でストレッチをする女性

生理中はプロスタグランジンという物質が分泌されるのですが、この物質には子宮を収縮させて経血を外に押し出す作用があるため、その分泌量が多いと子宮の収縮が強まり、痛みを引き起こします。これが生理痛となるのです。ストレッチにはこうしたつらい生理痛の症状を緩和することが期待できます。

効果① 血行の改善

プロスタグランジンの分泌量が多くなる要因の1つに、血液循環が悪いことがあります。そのため、生理痛を和らげるためには下半身を中心に血行をよくすることが基本です。

しかし、生理中あるいは日頃から身体の冷えを感じている女性も少なくないでしょう。ストレッチは硬くなった筋肉をほぐすことで血流を増やす効果があり、冷え、つまり血行不良の改善につながります。

効果② リラックス

ゆっくり筋肉を伸ばすストレッチには、身体と心をリラックスさせる効果があります。

生理中はお腹の痛みやホルモンの影響でイライラしたり、ストレスを感じやすいものです。そのように身体や神経が緊張した状態が続くと自律神経のバランスが崩れ、それが生理痛を悪化させる要因にもなってきます。

ストレッチで身体の緊張をほぐしてあげることがリラックス効果をもたらし、生理痛の悪化を防ぐことにもつながるのです。

ストレッチの効果を上げるポイント

ストレッチを行う際には、以下のポイントを意識しましょう。間違った方法だとかえってデメリットになることもあるので気を付けてくださいね。

■呼吸をしながら行う
呼吸を止めると身体が緊張して筋肉が伸びにくくなってしまいます。
■勢いをつけない
急に伸ばすと反射的に筋肉が収縮してしまいます。少しずつ伸ばしましょう。
■気持ちいい程度に伸ばす
痛みを感じるほどの強さで伸ばすと筋肉が硬直して逆効果となったり、筋肉を痛める原因になったりします。
■伸ばしている筋肉を意識する
今どの筋肉をのばしているのか意識して行いましょう。


なお、生理痛の痛みが強かったり、頭痛、吐き気などの症状がある場合は、子宮内膜症や子宮筋腫などを原因とする器質性月経困難症の可能性もあるため、一度、婦人科を受診し相談してみましょう。生理痛について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事▶生理痛の仕組みと対策

生理中におすすめのストレッチ3選

ストレッチと言ってもさまざまな種類があり、生理中にはどんなタイプのストレッチがいいのか、迷いますよね。おすすめのストレッチ動画をピックアップしたのでチェックしてみてください。

1.腰痛改善に効くストレッチ

骨盤や股関節周りを中心に、太もも・ふくらはぎやお尻など、幅広くストレッチしていきます。ストレッチの数は多めですが、10分ほどで行える内容です。


動画作成:隅田咲 さん(バレエ&コンディショニングプリマ

2.身体と深く向き合うヨガのストレッチ

ヨガのリラックス効果を存分に味わいながらストレッチを行いたいという方はこちらがおすすめです。子宮を感じるポーズなどもあり、自分の身体と向き合う時間にすることができるでしょう。


動画作成:MOMIYOGA さん

3.3つのヨガポーズで気軽にストレッチ

こちらもヨガのストレッチです。簡単な3つのポーズが紹介されているので、軽めに行いたいという日におすすめです。


動画作成:たかヨガ 小野田貴代チャンネル さん

まとめ

生理中にできるおすすめのストレッチをご紹介しました。自宅でも行えるストレッチは身体の状態に合わせて無理なく実践やすい運動です。生理痛の症状の緩和にもつながるので試してみてくださいね。また、生理の期間だけでなく日頃からストレッチで血行をよくしていくのもおすすめです。

(文:マイナビ子育て編集部/監修:近藤可那 先生)

※画像はイメージです

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