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2022年01月31日 18:41 更新

出産・育児を経て再就職したら「思ってたのと違う」!? ウェットな人間関係はいったん忘れよう。 #岩橋ひかりのキャリアの引き算

ワーママの頭の中は、育児や家事や仕事……すべてが同時のマルチタスク。日々そんな状態で、みなさん疲れてしまっていませんか? キャリアコンサルタントの岩橋ひかりさんが、忙しいワーママたちに「引き算」の考え方や岩橋さんが実践している方法をお伝えしていく連載です。

今回のテーマ「再就職したものの新しい職場に馴染めない」

新しい職場での初日は、何歳になっても緊張するもの。
社内異動だって緊張するのだから、転職先なんて尚更。それが、子育てや夫の転勤など家族の都合で仕事からしばらく離れた後の再就職だとすると……前の夜は眠れないほどに緊張してしまいそうですよね。

最近では、小さなお子さんがいるママでも転職や再就職をする人も増えています。新たな環境で心機一転、一日でも早く職場に馴染んで、働けるようになるになりたい。でも、育児中で時間に制約があってなかなか職場に馴染めない。

今日は、そんなジレンマを抱えるワーママの方へ、新天地で活躍するためのヒントをお届けします。

「職場に馴染む」の発想を手放す

転職、再就職したけれど、時短なので職場の人と雑談する余裕がない。
状況が落ち着いて飲み会が復活したとしても、お迎えがあるので参加できない。
さらに、このご時世、在宅勤務ばかりで同僚と顔を合わせて話す機会が一切ない。

時短で時間制約のある働き方で、雑談している余裕はないし、そもそも顔も名前も一致しない新しい環境で誰に聞いたら良いのかもわからない。せっかくの新しい職場で、頑張りたい気持ちはあるのに空回り。
こんな状況だと、新しい職場にもなかなか馴染めず、新しい環境に馴染むにはどうしたら良いのだろうか? あれこれ考え、悩んでしまいますよね。

私のオススメは、「職場に馴染む」の発想を手放すこと。
新しい職場に馴染むことを手放し、最善の仕事ができる環境づくりを目指す。そんな視点に立つことをオススメします。

上司や同僚とコミュニケーションを密に取りながら、和気あいあいと仲良く仕事する。
これができたらベストかもしれませんが、職場には合う人もいれば、合わない人もいる。新しい組織に移っても、人間関係の問題が残念ながら無くなるわけではありません。

ウェットな人間関係を目指す必要はない

新しい職場、特にすでに職場のコミュニティが出来ている場所に新参者として入ると、どこか疎外感を感じてしまうこともあるでしょう。
ですが、仲良く見えるコミュニティでも、何かしらの人間関係のトラブルはあって当然。知らない方が良いことだってあります。新しい環境に移ったからと言って、職場に無理に馴染むことも、同僚たち全員と仲良くすることを目指す必要もなく、仕事で成果を発揮できることだけに専念するのが先決です。

「馴染む」ことをつい目指してしまうのは、かつて新卒入社した頃の、朝から晩まで一緒に過ごすウェットな人間関係をうっすら記憶しているからかもしれません。ですが、新しい職場において無理して仲良くなることが目指す必要はありません。

業務を進める上で必要なコミュニケーション、人間関係は何かを見極め、まずはそこから。在宅勤務が続くようであれば、例えばオンライン会議の開始数分前からログインして軽く雑談するタイミングを伺ってみるなども効果的です。

新しい環境への転身で、頑張りたい気持ちに溢れ、新しい会社への期待値が高まるのも分かります。ですが、会社にすべてを求める必要もありません。新たな環境に馴染むことよりも、まずは自分が果たすべき役割を果たすことを最優先に意識してみてくださいね。
新たな環境でのご活躍、応援しております!

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