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2022年01月25日 14:05 更新

腰痛にはストレッチが効果的!原因の解説と自宅でできるおすすめのストレッチ3選

治らない腰の痛みに悩まされていませんか? 腰痛は多くの人が抱える症状です。その原因には腰周りの筋肉の状態悪化が関係しています。そこで行いたいのがストレッチなんです。本記事では腰痛の原因とともに、具体的にどのようなストレッチをすればいいのか、ご紹介します。

腰痛の原因と予防・改善法

在宅ワークで腰痛に悩む女性

日常生活の中で腰の痛みを覚える人は少なくありませんよね。介護を仕事にする人や運送業の人ばかりでなく、デスクワーク中心のオフィスワーカーにとっても腰痛は身近な存在です。多くの人に関係する厄介な痛み「腰痛」。なぜ腰が痛くなるのでしょうか? また、腰痛にストレッチは効果的なのでしょうか?

腰痛とは?

「腰痛」と一言で言いますが、1つの病気のことではなく、主に腰あたりに感じる痛みやはり、不快感などの症状を総称する言葉です。

ご存じのように腰痛は珍しいものではなく、どんな人でも経験する可能性のある、とても一般的な症状といえます。二足歩行は身体に無理な姿勢を強いることから、もともとヒトは腰痛になりやすいともいわれているのです。

腰痛には2つのタイプがあり、「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」の2つに分けることができます。

腰痛のタイプ①|特定の病気によるもの

特異的腰痛とは、医師の診断や画像検査で原因が特定できる腰痛のこと。腰痛全体の15%ほどと言われます。

代表的なものとして、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症があります。腰椎椎間板ヘルニアは足のしびれの原因であることも多い病気です。腰部脊柱管狭窄症は背骨(腰椎)や椎間板が加齢により変形し、腰の神経を圧迫することで起こります。したがって高齢の人に多いのが特徴です。

関連記事▶坐骨神経痛のストレッチ4選|硬くなったお尻や太ももの筋肉にアプローチ!

腰痛のタイプ②|原因がはっきりしないもの

腰痛のほとんどが原因の特定できない非特異的腰痛です。椎間板や関節部分、また、腰背筋や腹筋、靱帯など、腰部を構成する組織のどこかに原因がある可能性が高いものの、どこが痛みのもとになっているのか明確に検査で突き止めることができません。

いわゆる「ぎっくり腰」も急性の非特異的腰痛です。非特異的腰痛の一部はいったん収まってもぶり返したり、治りにくくなったりするので、再発の予防が大切になります。

腰痛の主な原因

腰痛が発生する要因として、重いものを持ち上げる、腰を深く曲げる、腰をひねる、長時間同じ姿勢で仕事をする、などの日常動作があります。

こうした動作により筋肉が過度に緊張し柔軟性が低下すると血流が悪くなり、疲労物質がたまって痛みやこりを生じるのです。また、姿勢の偏りによって骨格がゆがみ筋肉とのバランスが崩れると腰に負担がかかってしまいます。

腰痛予防にはストレッチ

パソコンの動画を見ながら脇腹のストレッチをする女性

腰痛は腰周りの筋肉が緊張することによって起こります。そのため、その緊張を緩和し、筋肉の状態を良好に保つことが大切になります。

そこで有効なのがストレッチです。ストレッチは筋肉の柔軟性を高めることを目的とする運動です。ストレッチの効果として主に次の3つがあります。

■ストレッチの効果
① 筋肉の柔軟性を保つ
② 筋肉の血流をよくする
③ リラックスすることで筋肉の緊張がやわらぐ


これらの効果が腰痛改善にぴったりなのです。ただし、行う際には以下の点に注意しましょう。

■ストレッチでの注意
① 呼吸を止めない
② 勢いをつけない
③ 気持ちいい程度に伸ばす
④ 伸ばしている筋肉を意識する


なお、腰に痛みがあるときには決して無理をせず、痛みが治まってから実施するようにしてください。

身体の使い方を見直すとより効果的

非特異的腰痛は日常の身体の使い方によって生じる面が小さくないため、セルフケアとしてストレッチをしながら、併せて身体の使い方を見直すことも大切になります。

・重いものを持ち上げるときはしっかりしゃがんで持ち上げ、できるだけ身体に近づけて抱える。
・立った状態で人を抱えて身体の前側で支える場合も、①できるだけ身体の近くで支え腰の高さより上に持ち上げないようにする、②背筋を伸ばしたり身体を後ろに反らしたりしないようにすることを意識する。
・長時間同じ姿勢をとらないよう意識する。
・デスクワーク時のモニターの位置や椅子の高さを調節する。
(両足の裏が地面についているか、目線が高すぎたり低すぎたりしていないか)

このように、身体に負担のない動作を意識したり、日常の環境や姿勢を工夫するのがおすすめです。

腰痛におすすめのストレッチ3選【動画】

腰痛に効果的なストレッチをご紹介します。ピンポイント・短時間で行うストレッチから、複数の筋肉を伸ばすストレッチまであるので、身体の状態などに合わせて試してみてくださいね。

1.1分でOK!おしりストレッチ

30秒のストレッチを2つ、トータル1分でできるストレッチです。股関節の動きをよくするためにおしりの筋肉を伸ばしていきます。何種類もストレッチをやるのは難しいという人は、まずこちらを試してみてください。


動画作成:Kazuya Sakoda さん

2.5分で!脇腹・おしり・太もものストレッチ

こちらは5分で行うストレッチです。おしり以外に脇腹や太ももなども伸ばしていきます。忙しい合間でも取り入れやすいですね。


動画作成:整体師 たっかー さん

3.10分で!脇腹・おしり・太もものストレッチ

10分で行う8つのストレッチを紹介する動画です。特におしりは3つの異なるストレッチでしっかり伸ばしていきます。とにかくストレッチでいろんな筋肉を伸ばしたいという人におすすめです。


動画作成:ストレッチ整体師とも先生 さん

まとめ

特定の病気を原因としない腰痛の場合、日常の動作や姿勢の偏りなどによって腰に負担がかかり、痛みを生じていることが多いです。毎日のストレッチで筋肉の柔軟性や姿勢を改善し、腰痛を予防していきましょう。

(文:マイナビ子育て編集部/監修:近藤可那 先生)

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