育児 育児
2021年02月21日 17:58 更新

ベビー服の選び方 | サイズ・着せ方・おすすめ素材とは

ベビー服選びや着せ方で悩むポイントのひとつが、季節ごとのコーディネート。大人とは基礎体温や活動パターンが違う赤ちゃんには、自分の感覚で服を着せてもいいのか気になるところです。暑い・寒いと話せない赤ちゃんだからこそ、なおさら難しいですよね。季節に合った素材と、月齢ごとの服の選び方・コーデのポイントをご紹介します。

春(3~5月)のベビー服はどう選ぶ?素材と組み合わせ方

春らしいベビー服をきた女の子
Lazy dummy

日中と夜の温度差が激しい春は、体温調節をしやすい服を選ぶのがポイント。赤ちゃんが体調を崩さないためにも、快適に過ごせる素材と服装を選んであげましょう。

春におすすめのベビー服素材

綿製のベビー服いろいろ
Lazy dummy

基本的に、ベビー服素材は綿をベースにするといいでしょう。肌触りがよく、通気性や放湿性・吸湿性に優れ、洗濯に対するダメージも少ないため、ベビー服の素材に最適と言えます。一言で綿と言っても、織り方・編み方によって特徴は変わってきます。また、糸の太さや密度によって厚さや触り心地も変わってくるので、その時期の気温に合った種類を選びましょう。春に適した綿素材の主な種類は、以下のとおりです。

・ガーゼ
通気性と吸汗性に優れた平織り素材です。肌着の定番素材として通年利用されますが、特に汗をかく季節におすすめです。

・フライス
通気性と伸縮性に優れたゴム編み状の生地です。薄手で柔らかな肌触りなので、主に肌着の素材として用いられます。

・天竺
通気性と着心地に優れた素材です。Tシャツなど、主に春夏ウェアの素材として使用されます。

・パイル
吸湿性に優れた素材で、主にタオルに使用されます。羽毛状(表面をカットしたタイプ)とループ状があります。


日中の比較的暑い時間帯はガーゼやフライス素材の肌着を選び、気温が低くなる夜間は天竺素材を選ぶなど、春は肌着で体温調節してあげるのがポイントです。服は、綿100%を基本にしながら、気温によって薄手のもの・厚手のものと調整してあげましょう。

月齢別に見るベビー服の春コーデ

それでは、春に合ったベビー服の着せ方(組み合わせ方)をご紹介します。以下に紹介するのは月齢別に見る一般的な例です。そのときどきの気温と赤ちゃんの様子に合わせて組み合わせを変えてください。

・0~3ヶ月の赤ちゃん
1)短肌着(orボディスーツ)+ツーウェイオール
2)短肌着(orボディスーツ)+長肌着(orコンビ肌着)+ツーウェイオール
※気温によって組み合わせを調整してください。

・4~9ヶ月の赤ちゃん
短肌着(orコンビ肌着orボディスーツ)+ロンパース(カバーオール)

・10ヶ月以降の赤ちゃん
ボディスーツ+トレーナー+パンツ

あると便利な春のベビーグッズ

基本コーデの他、春にあると便利なグッズもチェックしましょう。春は特に気温の変化が激しい季節なので、体温調節できるグッズがあると重宝しますよ。

・ベスト、カーディガン
寒いとき、基本のコーディネートに組み合わせたい服です。特に、お出かけの際に一着持っていると安心ですね。

・おくるみ・アフガン、ブランケット
寒いときにあると便利なグッズです。お昼寝時やベビーカーの肌掛け・ブランケットとして使用できるだけでなく、お出かけの際に授乳時の目隠しにもできます。

・レッグウォーマー
保温はもちろん、紫外線対策やハイハイ時の膝の保護にも使える便利グッズです。なくても問題ないですが、あると嬉しいアイテムですね。

夏(6~8月)はどう着せる?素材選びとコーデのポイント

夏用のベビー服を着て砂浜で遊ぶ赤ちゃん
Lazy dummy

まだ体温調節機能が発達していない赤ちゃんには、服装で上手に調節してあげる必要があります。暑い季節を乗り切る服選びのポイントを見ていきましょう。

夏におすすめのベビー服素材

夏におすすめの素材も、やはり綿です。通気性、放湿性に優れた綿素材は、汗をたくさんかく夏にピッタリの素材。特に、通気性と吸汗性に優れたガーゼ、通気性と伸縮性に優れた薄手素材のフライスが最適でしょう。ウェアの綿素材としては一般的に天竺(Tシャツに代表される素材)が用いられますが、夏のベビー服では、より薄手のガーゼやフライスを使用したものも多いので、気温に合わせて選んであげましょう。

月齢別に見るベビー服の夏コーデ

夏向きのベビー服
Lazy dummy

ここからは、夏に合ったベビー服の着せ方(組み合わせ方)を見ていきましょう。ただし、下記は一例で、必ずしもこのコーデである必要はありません。赤ちゃんの様子を見ながら、快適に過ごせるようコーディネートしてあげましょう。

・0~3ヶ月の赤ちゃん
1) コンビ肌着1枚
2) 短肌着+コンビ肌着(or長肌着)
3) 短肌着+ツーウェイオール

・4~9ヶ月の赤ちゃん
1) コンビ肌着orボディスーツ1枚
2) ボディスーツ(or短肌着)+ツーウェイオール

・10ヶ月以降の赤ちゃん
1) ボディスーツ+短パン(orスカート)
2) ボディスーツ+薄手のロンパース

全ての月齢において、気温によって組み合わせを調整してください。ちなみに、夏の便利グッズとして、汗取りパットというものもあります。背中と肌着の間に入れて使用するもので、着替えの回数を減らすことができる優秀アイテムです。汗をかいたら交換するだけでいいので、特にねんね期には2~3枚持っていると便利ですね。

夏のコーデの注意点

冷房機能の発展により、夏は室外と室内で気温差が激しい傾向にあります。体調を崩す要因となるので、環境に合わせたコーディネートで体温調節をしっかりしてあげましょう。特に、外出先では冷房が効きすぎている場合も少なくありません。おでかけの際は薄手のカーディガンや肌掛けを持参するなど、万が一の場合に備えておきましょう。逆に、外では帽子を着用するなど、熱中症の予防や紫外線対策も忘れないでください。

秋(9~11月)のベビー服の選び方・着せ方のポイント

秋のカラフルなベビー服を着て遊ぶ子供
Lazy dummy

まだまだ暑いかと思えば急に寒くなる秋の季節。特に季節の変わり目は体調を崩しやすいので、服選びにも一層の注意が必要です。秋口から冬の初めにかけておすすめのベビー服素材と、コーデのポイントをご紹介します。

秋におすすめのベビー服素材

年間を通してベビー服の基本素材となるのが、綿です。肌触り、通気性・放湿性・吸湿性どれをとってもベストと言えますし、洗濯に強いのも嬉しいポイントです。涼しくなってきたら、あたたかい綿素材へ衣替えしていきましょう。中でも秋冬におすすめなのは、以下の3種類です。

・スムース
2種類のフライスを織り交ぜた生地です。保温性に優れた少し厚めの生地で、裏表ともになめらかな肌触りが特徴です。

・接結天竺
薄手のニット素材を重ねた生地です。保温性だけでなく通気性にも優れ、暖かくやわらかな肌触りが特徴です。

・ニットキルト
キルティング加工をしたニット生地です。ひときわ保温性に優れているので、秋の終わり~冬の寒い時期に適しています。

月齢別に見るベビー服の秋コーデ

日中と夕方の気温変化が激しい秋は、1日の間でも服装をこまめに替える必要があるかもしれません。以下のコーデを参考に、赤ちゃんが常に快適に過ごせるよう気をつけてあげましょう。

・0~3ヶ月の赤ちゃん
1)短肌着(orボディスーツ)+ツーウェイオール
2)短肌着(orボディスーツ)+長肌着(orコンビ肌着)+ツーウェイオール
※気温によって組み合わせを調整してください。

・4~9ヶ月の赤ちゃん
短肌着(orコンビ肌着orボディスーツ)+ロンパース(カバーオール)

・10ヶ月以降の赤ちゃん
ボディスーツ+トレーナー+パンツ

組み合わせや素材は気温によって選び、必要に応じてベストやカーディガンを用いてください。

秋コーデのポイントと注意点

秋は、厚手の服を一枚着せるより、薄手の素材を重ねて着せましょう。重ねることで服と服の間に空気が入り、保温性が増すというメリットがあります。また、暖かい時間帯や場所では一枚少なく、寒い時間帯や外では一枚はおるなど、調整も楽になります。授乳時や寝入りばなは汗をかきやすいので、普段より少なく着せるなど工夫してください。また、汗をかいたままにしておくと冷えて風邪の原因になりかねません。赤ちゃんが常に快適に過ごせるよう、気温や状況に合わせてこまめに着替えさせましょう。

冬(12~2月)におすすめの素材は?組み合わせはどうする?

防寒性の高いベビー服をきて笑う子供
Lazy dummy

冬は保温性の高い素材を選ぶのはもちろん、外出時は防寒対策も重要です。冬におすすめのベビー服素材とコーディネートのポイント、便利な防寒グッズをご紹介します。

冬におすすめのベビー服素材

冬も、基本はあたたかい綿素材をベースに選びましょう。特に、肌着は綿100%でそろえましょう。おすすめの種類は秋と同様です。これに、よりあたたかい素材を使ったアウターを組み合わせて保温性を高めましょう。保温性の高い主な素材は、以下のとおりです。

・ウール
羊毛を用いて織った生地です。保温性に優れ、ふっくらとやわらかい肌触りが特徴です。

・アクリル
ポリエステル、ナイロンに並ぶ合成繊維で、ウールに似た特徴を持っています。ふっくらとやわらかい風合いで保温性に優れているだけでなく、耐久性があり虫食いにも強いです。また、乾きが早いのも特徴です。ただし、ウールに比べて吸汗性に劣り、毛玉と静電気が起きやすいデメリットもあります。

月齢別に見るベビー服の冬コーデ

では、月齢別に冬の一般的なコーディネートを見ていきましょう。まずは、基本コーデの一例をご紹介します。

・0~3ヶ月の赤ちゃん
1)短肌着(orボディスーツ)+ツーウェイオール
2)短肌着(orボディスーツ)+長肌着(orコンビ肌着)+ツーウェイオール
※気温によって組み合わせを調整してください。

・4~9ヶ月の赤ちゃん
短肌着(orコンビ肌着orボディスーツ)+ロンパース(カバーオール)

・10ヶ月以降の赤ちゃん
ボディスーツ+トレーナー(orセーターなど、あたたかい素材の服)+パンツ

寒いときや外出時は、これにアウターを組み合わせます。

あると便利なベビー防寒グッズ

まとめ

ベビー服一揃い
Lazy dummy

それでは、次に冬場に持っておきたいおすすめのアウター・防寒グッズを見ていきましょう。外出時など、ひとつ持っておくと重宝しますよ。

・足先まで覆えるロンパース(カバーオール
ロンパース(カバーオール)の中には、靴下が合体したようなタイプのものがあります。靴下いらずで足元まで暖かいので、特にまだ歩けない小さい赤ちゃんの外出時に重宝します。

・ポンチョ
腕を入れずに羽織れるので、厚手のトップスの上からでも無理なく着れるアウターです。最近は、腕を通せるようスナップがついているものも多いので、小さい赤ちゃんでも手を出しやすくなっています。広げればブランケットやおくるみのようにも使えるので、さまざまなシーンで活用できる使い勝手のいいアイテムです。

・帽子
頭や耳を保護できる帽子は、寒い季節の必需品といえます。特に、赤ちゃんにはフリース素材がおすすめ。チクチクせず締めつけ感もないので、ニットより嫌がることが少ないでしょう。

・レッグウォーマー
年間を通して活躍するアイテムですが、あたたかい素材を選べば防寒グッズとしても使えます。外出時はもちろん、靴下はすべるから部屋で履かせたくないという場合にも、足首の防寒グッズとして利用できます。かわいいデザインなら、コーデのポイントにもなりますね。

季節ごとのベビー服選びは、そのときどきの気温や湿度に合った素材を選ぶのがポイントです。特に、汗をかきやすい赤ちゃんの場合は気をつけたいですね。気温の変化が激しい時期は、重ね着で体温調節するのもコツ。時間帯や場所に合わせて組み合わせてあげましょう。

ベビー服に関する記事一覧を読む

#育児グッズについてもっと見る!
#新生児も見てみる?
  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-