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2021年12月27日 12:11 更新

子どもが将来なりたい職業2位は「教師・保育士」、では1位は? リアル体験よりYouTubeがきっかけに

やる気スイッチグループは12月24日、やる気スイッチグループのスクールに通う未就学児から高校3年生までの生徒とその保護者の親子を対象に行った「将来なりたい職業や将来の夢」に関するアンケートの結果を発表しました。

83.4%が「将来なりたい職業や将来の夢がある」

子どもが将来なりたい職業や夢に関して

子どもに将来なりたい職業や将来の夢があるか尋ねたところ、83.4%が「具体的にある」と回答しました。

新型コロナウイルス感染症の拡大前と比べると、具体的に「将来なりたい職業や将来の夢がある」と回答した子どもは、49.9%から83.4%に増加しています。「将来なりたい職業や将来の夢がない」と回答した子どもは、48.8%から12.9%に減少しました。

具体的になりたい職業を聞くと、もっとも多いのは「医者や看護師、薬剤師などの医療従事者」(96名)、次いで「教師や保育士などの教育関連」(46名)、「消防士や自衛官などの保安職」(43名)、「ミュージシャンなどエンターテインメント系」(31名)でした。

将来なりたい職業を思いついたきっかけについて尋ねたところ、1位は「YouTubeなど動画・写真投稿サイト」(103名)、2位は「アニメ、映画、ドラマ、小説の影響」(97名)、3位は「テレビ番組やニュース番組の影響」(91名)でした。

全体的に見ると、「家族の影響」「褒められた」「1位になった」などのリアルに体験したものごと(35.5%)より、「動画や本、インターネットの情報」(44.6%)の影響が大きくなっています。ただし、年齢が上がるに従って、リアルな経験がきっかけになる割合が増えることがわかりました。

子どもの自己肯定感に関して

子どもに、「今、何か熱中しているもの」について尋ねると、76.4%が「ある」と回答しました。「友達に負けないところはありますか?それはどんなことですか?」という質問に対しては、49.8%が具体的な内容を答えています。「自分のここが好き」と説明できる割合は7割以上と高いものの、22.2%が無回答でした。

それに関連して、保護者に子どもの自己肯定感を育むために実践しているかを聞くと、94.7%が実践している内容を回答しました。その内容としては、60.2%が「子どもの話をよく聞くようにしている」、59.0%が「褒めることを心がけている」、49.1%が「子どもの意見を尊重するようにしていると答えています。

先の質問で「友達に負けないことがある」についての子どもの回答別(ある・ない・分からない)に、その保護者が子どもの自己肯定感を育むために心がけていることを見て見ると、この質問の回答トップ3は共通していました。

「友達に負けないことがある」と回答した子どもの保護者はいずれの実践率も高く、「友達に負けないことがない」と回答した子どもの保護者といずれも10ポイント以上の開きがあることが分かりました。また「友達に負けないことがない」と回答した子どもの保護者は、特に何もしていない(13.0%)の割合も高くなっています。

調査概要

やる気スイッチグループ「子どもが将来なりたい職業や将来の夢に関する親子アンケート」
・調査方法: インターネット調査
・調査期間: 2021年11月26~28日
・調査対象:未就学児から高校3年生までの生徒580名とその保護者

やる気スイッチグループ
https://www.yarukiswitch.jp/

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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