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2022年02月14日 10:12 更新

「赤ちゃんってどうやってできるの?」と聞かれたら?『やらねばならぬと思いつつ 〜超初級 性教育サポートBOOK〜』Vol.1

子どもの性教育を頑張りたいけど重い腰が上がらない! というママやパパを応援すべく、助産師であり人気性教育YouTuber・シオリーヌさんが「これだけできたら◎な心構え」な性教育をお届け。『やらねばならぬと思いつつ 〜超初級 性教育サポートBOOK〜』(ハガツサ ブックス)から、気になるトピックを厳選してご紹介します。

ウソをつかない

漫画,シオリーヌ(大貫詩織),ゆままま, やらねばならぬと思いつつ 〜超初級 性教育サポートBOOK〜
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「どうしよう!」と焦ったら、一旦深呼吸。一度ついたウソは撤回するのが大変です。

子どもたちに性についての質問をされたとき、ドキィィィッ! と心臓が縮むような気持ちになるかもしれません。そんなときにまず気をつけていただきたいと思うのが、「ウソをつかないこと」です。私にメッセージをくれた親御さんのなかには、「赤ちゃんってどうやってできるの?」と聞かれたときに「コウノトリに運ばれてきた」と伝えてしまって、その後どうやって本当のことを伝えたらいいのかわからなくなってしまった……と困っている方も。「キャベツ畑で生まれた」「橋の下で拾ってきた」などさまざまなバリエーションがあるようですが、どうせ撤回するなら初めからウソはつかないほうがいいかも。

聞かれてすぐにしっかりとした返答ができなくても、もちろんOK。そんなときは「今は上手に答えられないから調べてまた教えるね」と一旦保留にして、マネできそうな伝え方をネットや本で探してみると良いと思います。自分で伝えるのはどうしても難しい……というときには、その内容を扱っている動画を一緒に観たり、絵本を買ってプレゼントするというのもアリ。

性の話はすべて親が伝えなくてはならないというものでもありません。今は性教育に関するコンテンツがたくさんあるので、上手に頼っていきましょう。

子どもの気持ちをそのまま受け止める

漫画,シオリーヌ(大貫詩織),ゆままま, やらねばならぬと思いつつ 〜超初級 性教育サポートBOOK〜
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人生の最初の最初から、性の話は「恥ずかしい」ものでしたか?

私は物心ついたときから「性」についてす〜〜〜っごく興味のある子どもでした。「人から人が生まれてくるってどういうこと??」「赤ちゃんって一体どこからやってくるの???」。そんな疑問が頭の中にいっぱいで、それは単なる知的好奇心だったように思います。

子どもたちが性に関する質問をくれるときも、その背景にある思いはただ「知りたい」という欲求であることが多い気がします。大人がつい「恥ずかしい」「はしたない」と判断したくなる言葉や情報であっても、子どもたちにとってはただ、知らないから知りたいのです。
だからこそ、その「知りたい気持ちをそのまま受け取る」という姿勢が大切。私たちは性をタブーとして扱うメッセージに山ほど触れてきたので、「恥ずかしいこと言わないで」「汚い言葉を使わないで」と否定の言葉が反射的に出そうになる気持ちはよーーーくわかります。でも、それをなんとか一旦飲み込んで、「それが気になったんだね」とそのまま受け取る。発せられた言葉を「良い」とも「悪い」ともジャッジせずに「受け取る」という姿勢は、性についての話に限らず、子どもたちから投げかけられるさまざまな相談や質問を受け取る際に役立つスキルになるはず。

(シオリーヌ(大貫詩織) 『やらねばならぬと思いつつ 〜超初級 性教育サポートBOOK〜』(ハガツサ ブックス)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

シオリーヌさんの動画:【保護者向け】性教育って何歳から始めたらいいの???

書籍『やらねばならぬと思いつつ 〜超初級 性教育サポートBOOK〜』について

やらねばならぬと思いつつ 〜超初級 性教育サポートBOOK〜
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おうちでも子どもの性教育を積極的に! なんて気運が高まる中、「やらないとダメだよね……」とは思いつつも、重い腰が上がらない! というママやパパも少なくないはず。

“頑張りたい気持ちはあるけど”という大人たちを応援すべく、登録者数16万人を超える人気の性教育YouTuber・シオリーヌが、「これだけできたら◎な心構え」と「あるある質問への答え方」をイラスト満載でお届けします。

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