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2022年03月02日 17:00 更新

栗の保存方法と賞味期限|たくさんもらった生栗どうする?おすすめ保存法

秋らしく栗ご飯が食べたい!と思って生栗を購入したものの、調理の時間が取れずに困っていませんか。栗は保存方法を工夫すれば、長期間保存が可能です。本記事では、なるべく手間をかけない保存方法と賞味期限の目安をご紹介します。よい栗を見つけたら迷わず買って秋の味覚を味わいましょう。

栗の保存は冷蔵・冷凍がおすすめ!

栗はかたい皮に覆われていますので、常温保存が可能です。新聞紙にくるんで冷暗所に置いておけば、1週間はもちます。しかし、よりおすすめしたいのは、冷蔵・冷凍保存です。

栗は常温で保存すると、乾燥が進み、徐々に水分が抜けて実がやせてしまいます。また、栗から虫が出てくることがあります。冷蔵・冷凍して保存すれば、虫が孵化することはありませんし、でんぷんが糖化して甘みが増すことがわかっています。常温保存より長く保存もできますので、一石二鳥ですね。

生栗の保存方法

加熱していない生栗を保存する方法をご紹介します。冷蔵より冷凍のほうがより長期保存できます。

栗のお尻の部分や鬼皮の境目にある黒い点は、虫が卵を産みつけたあとです。冷蔵・冷凍してしまえば孵化する前に食べられますが、気になる人は取り除いておきましょう。穴があいているものは、すでに虫が孵化して出て行ったあとです。

水につけて浮かんでくる栗には幼虫がいることがあるので、これも取り除いておきます。スーパーで売られている栗は、燻蒸処理をして虫が出ないようにしているものが多いようです。生産者さんから直接購入したもの、拾った栗は虫止め処理がされていないので気をつけましょう。

【冷蔵】1週間~1ヶ月

生栗は、表面を水で洗って水気を拭き、新聞紙にくるみます。そのままポリ袋に入れて、低温のチルド室で保存しましょう。新聞紙が濡れてきたらその都度取り換えてください。1ヶ月は保存できますが、1週間程度で食べるのがおすすめです。

【冷凍】3ヶ月~半年

冷凍する場合も、同じです。表面を洗って水気を拭き、新聞紙にくるみます。冷凍用の保存袋に入れたらそのまま冷凍庫へ入れてください。冷凍庫の性能にもよりますが、3ヶ月から半年ほどもちます。解凍するときは、皮のまま茹でます。

冷凍保存する場合、鬼皮・渋皮をむいておくと料理のバリエーションが広がって便利です。栗を熱湯に2分つけると鬼皮がやわらかくなりむきやすくなります。渋皮をむいたあとは、10分ほど水につけてあく抜きをしてから水気を拭き取り、冷凍用保存袋に入れます。保存期間は、むかない場合と同じです。

茹で栗の保存方法

栗を茹でるときは、水から茹でていきます。たっぷりの水に栗を入れて、水1リットルに対して塩を大さじ半分入れましょう。中火で熱し、沸騰したら弱火にして40~50分茹でます。火をとめて、お湯が40度くらいになるまでそのまま冷ましたら、ざるにあけて水気を拭いてください。

【冷蔵】3日程度

水気を拭き取った栗は、皮がやわらかいうちにむいてしまうとらくです。むいてから保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。3日程度で食べきるようにしてください。時間がなければ、皮つきのまま冷蔵してもかまいません。

【冷凍】1ヶ月程度

水気を拭き取った栗は、そのまま冷凍用保存袋に入れて冷凍します。保存期間は1ヶ月程度です。解凍するときは、30分ほど常温でおきます。鬼皮がやわらかくなったら、お尻のほうから包丁を入れてひっかけるようにしてむきます。

お悩み別おすすめ保存法

「栗は食べたいけれど、支度が面倒」「いただきものの栗がたくさんあり、保存に困る」など、お悩みにあわせたおすすめの保存方法をご紹介します。

時間がない!

栗を手に入れたけれど、調理の時間が取れないというときは、皮つきのままさっと洗って水気を拭き、冷凍庫へ入れてしまいましょう。冷凍すると皮をむきやすくなります。

常温で30分放置して解凍するか、熱湯に5分ほどつけて急速解凍し、皮をむきます。渋皮がむきにくい場合は、さらに熱湯につけてふやかします。皮むきが面倒なら、冷凍のまま熱湯で茹であげるとらくです。包丁で半分にわって、スプーンですくって食べましょう。

一番おいしく食べたい!

栗をおいしく味わいたいなら、皮つきのままチルド室で4~5日冷蔵しましょう。甘みが増し、風味も落ちないままでおいしく食べられます。渋皮煮など、形をキープしたまま調理したいメニューにもおすすめです。

とにかく面倒!

栗を調理するのがとにかく面倒というときは、焼き栗にして冷凍保存してしまいましょう。まず、栗のふくらんだ面に包丁で切れ込みを入れます。切れ込みは縦に入れましょう。切れ込みを入れた面を下にして、鉄のフライパンに並べて火にかけます。およそ15~20分で焼き上がります。ふたをしてときどきゆすりながら焼くとよいでしょう。オーブンを使う場合は、250度に熱して25分ほど焼きます。冷蔵で5日ほど、冷凍で2カ月程度保存できます。

自然解凍で食べられますが、トースターで軽く焼きなおすとおいしいですよ。熱いうちに皮をむくとかんたんです。焼き栗をごはんに混ぜた栗ご飯も香ばしく旨みが豊かです。

まとめ

秋の味覚の代表である栗。スーパーに出回る期間は意外と短く、うっかりしていると食べ損ねてしまいます。ふっくらしてつやのあるよい栗を見つけたら、買っておきましょう。大量にいただいた栗も、すぐに冷凍してしまえば時間のあるときにゆっくり調理できます。状況に応じた保存方法を選んで、おいしくいただきましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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