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2022年02月24日 16:30 更新

1枚で夏は涼しく冬暖か! 睡眠の質向上の快適「ガーゼケット」のススメ

実家で愛用している冬の寝具は「毛布」と暖かい「敷きパッド」。はじめは我が家もマイクロファイバーのような暖かい寝具を用意していたのですが、あるときから肌が乾燥するような気がして、肌に触れる繊維類の素材を見直すことに。そして行き着いたのが、ガーゼケット! 毛布等を使わない、我が家の冬の寝具をご紹介しますね。

こんにちは、広島市のライフオーガナイザー®木原ことのです。

我が家で愛用して約7年になるガーゼケット。ちなみに「ケット」とはブランケットの略で、「タオルケット」のように「ガーゼ」と組み合わせた和製英語となっています。

私の周囲では、まだまだタオルケットほどの認知度はありませんが、ガーゼの特徴を活かしたガーゼケットは、吸水性・保湿性に優れ、一年中使える寝具なのです。

さまざまなメーカーから出ていますが、私のイチオシは松並木さんの商品。薄く平織りされたガーゼが5枚重なっており、糊・蛍光線量・染料・柔軟剤を一切使わず、昔ながらの平織りの織り機で織られた丁寧なガーゼというのが最大の特徴。

実は、ガーゼケットを迎え入れるにあたり、他メーカーのオシャレなガーゼケットも同時に購入して比較してみたんですが、織りが細かく、耐久性、吸水性に優れ、蒸れを感じなかったのが、松並木さんのガーゼケットでした。

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ガーゼケットの「サンドイッチ」で快眠

ガーゼケット
出典: https://kiharaspace.com

これが私の寝室環境。

カバーをつけない高反発マットレスに、直接ベッドパッド。その上にブルーのストライプの縁取りのガーゼケットです。ここまでが下。

めくった上がベージュで縁取られたガーゼケット。その上が羽毛布団。(こちらはカバーしています)

これが冬のベッドセット! 毛布なし、もこもこ寝具なしですが、全く寒いと感じませんよ♪ 少し前の寒くなる手前の時期は、上のガーゼケットだけをなしにしています。

寒暖差があると体調管理も難しいですよね。暑がりさんだと、寝ているときに布団を蹴飛ばしてしまって、朝になると寒くて丸まって寝ている、ということもあるのでは。

そんなとき一見薄く頼りなさそうに見えるガーゼケットが1枚あるだけで、体感温度が違うんです! 毛布の代わりにガーゼケットを1枚追加するだけで、驚くほど温度調整してくれますよ。

ガーゼケットのメリット

当初は夏のタオルケットの代わりに購入しました。

重要視したポイントは、以下の4点です。
・薄くてかさばらない
・収納が省スペース・洗濯しても早く乾く
・気軽に洗濯できる
・肌触りがいいこと

実際に使い出してみると……その使い心地のよさにびっくり!

薄い5重のガーゼでできているので、通気性がよく、寝汗をかいても蒸れることがありません。しかし、ここまでは想像できることですよね。

ガーゼケット
出典: https://kiharaspace.com

驚いたのは、全く蒸れないのに、ものすごく暖かいんです。寒い時期でもひんやりすることがありません。

そもそもガーゼの素材である綿は、繊維の中央部分が空洞になっています。夏は汗を吸収し発散するので、その際に発生する気化熱で温度が下がり、涼しく感じます。しかし空気は熱が伝わりにくいので、冬はその空洞のために熱が放出されにくくなり、暖かく感じるのです。

化学繊維は暖かいけれど、暖まった後は熱すぎて不快な場合もありますよね。しかし天然繊維のガーゼケットは、汗をかくほど暖かくなれば汗を吸収し外に発散するため、快適な温度で保温してくれます。これが想像以上のメリットでした。つまり、夏涼しくて、冬は暖かい……毛布と違い、使える期間が長いどころか、これ1枚で年中使えるんです。

さらに、天然繊維なので静電気が起きないんです。マイクロファイバー素材などは、静電気の力でホコリを寄せつけてしまいますよね。

しかも、吸水性がとても高い! どのくらい高いかというと、我が家のシニア犬がうっかりベッドの上で粗相したことがあったのですが……なんとマットレスへの到達を防ぐことができたのでした!

何よりそんなことがあっても洗濯しやすいですし、乾くのも早い。これって日々のお手入れでとても重要なことですよね。

組み合わせで年中使えるガーゼケット

ガーゼケット
出典: https://kiharaspace.com

真夏はベッドパッドの上に、ガーゼケットを1枚。春秋はその上に、布団カバーを中身なしで掛けて。寒くなりはじめたら、羽毛布団とガーゼケットの「サンドイッチ」に。

みなさん、ここでお気づきでしょうか。そうなんです、一般家庭によくある敷ふとんカバー、毛布、タオルケット、合い掛け布団がわが家にはありません。

タオルケットと毛布の代わりがガーゼケット。だから洗濯も手間がなく、かなりの省スペース。

愛用しているガーゼケットは使いはじめの毛羽落ちもなく、洗濯機で丸洗いできます。ちなみに松並木さんでは週1のお洗濯を推奨されています。洗えば洗うほど、使えば使うほど、とろけるような手触りとなり、とても愛着が湧いてきますよ。

今ではベッドパッドも、掛けカバーも、全て松並木さんの商品に買い換えたいと思うほど、大ファンとなりました。

破れても大丈夫! ガーゼケットが長く使える理由

ガーゼケット
出典: https://kiharaspace.com

さらにこのガーゼケット、使っていくうちに一番表側のガーゼが裂けてきてしまいます。ですが、そこで「お役ごめん」にはならないのがスゴイところで……。

その裂けた1枚だけを取ってしまって4重にして使うことができるんです! 今使っている一番古いガーゼケットが約7年目ですが、1枚のみ取ってしまったけれど、まったく問題ありません。

一般的に、シーツ類は古びてきたら買い替えどきとされますが、永く使える工夫が縫製上でもされているところも、愛着の湧く理由となっています。

まとめ

ガーゼケット
出典: https://kiharaspace.com

ガーゼケットを1枚使うだけで、本当に快眠できます。

風邪を引いて、汗をたくさんかいてもすべて吸い取ってくれますし、身体の熱も逃してくれます。お風呂上がりにすぐにベッドに入って、熱すぎて寝づらいこともなくなりました。

年中使えるガーゼケット。無添加なので、お肌の弱い方にもぴったりですし、赤ちゃんから年配の方までお気に入りになってくれるはず。

この記事が、ガーゼケットって何? と迷っていた方、毛布の買い替えを考えていた方へ、永いつき合いとなるガーゼケットのお迎えの参考となれば嬉しいです。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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