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2021年12月16日 12:03 更新

赤ちゃんせんべいを喉に詰まらせる事故、元アイドルのママが注意喚起「救急車呼んでる間にもう息止まってしまうと思う」

赤ちゃん用のおせんべいで娘が思わぬ誤飲事故を起こしてしまったと、元アイドルグループ・prediaのメンバーで昨年女の子を出産した林弓束さんが、注意喚起しています。

「一瞬にして詰まらせました」

林弓束さん
出典: https://ameblo.jp
林弓束さんオフィシャルブログより

2020年5月7日に第一子の女児を出産した林弓束さん。12月13日にブログを更新し、「先日恐ろしいことがありました」と綴りました。1歳から食べられる赤ちゃんせんべいを、娘が喉に詰まらせたというのです。

娘が好きな赤ちゃんせんべいを6枚くらいを皿にだして渡したという林さん。すると娘は、「相当お腹が空いてたのか1枚ずつじゃ満足ならずあっというまに一気に口につめこみ 一瞬にして詰まらせました」。

その場には夫婦そろっていたため、「息ができないような苦しそうな状況」の娘に気づいたパパがすぐに娘をかついで背中を叩いたものの、なかなか吐き出すことができず、「え、これは、やばいんじゃ?」と焦りが。

しかし林さんはその前日にちょうど一歳半健診を受けており、東京消防庁が発行している、子どもの事故を防ぐための冊子をもらって読んでいたそう。そこには「強く四回叩くこと、
みぞおちあたりを押すこと」が書いてあったと思い出し、「肩甲骨の間を強めにバンバンバン!と叩き」「みぞおちあたりも上にむかって一度押し上げ」るなどして、なんとかすべて吐き出すことができたそうです。

おそらく2~3分の出来事だったものの、とても時間が長く感じ、心臓が止まるかと思ったという林さん。「改めてもらった冊子をしっかり読んでおくことの大切さを感じましたし、
誤飲の恐ろしさ、一瞬の出来事ということを学びました」と綴りました。

「あんな一瞬だと救急車呼んでる間に
もう息止まってしまうと思うんです...
吐かせ方を知っておくこと
対処してあげることは
本当に必要なことだと知りました。
赤ちゃんせんべいだから
柔らかくすぐ溶けるものだと
勝手に過信してしまっていたことも
反省しました。
娘がうまれて一年半の間で
一番恐ろしい経験でした。
ショッキングな内容を
シェアしてすいません。
でも赤ちゃんせんべいでさえ
危険があること
なるべく多くの方に
知ってほしくて
ブログを書きました。
本当に無事で良かった。。
今はもうとっても元気です(あ、風邪ですけど)
みなさんもご注意ください。」
(林弓束さんオフィシャルブログより)

出典: https://ameblo.jp

実際に詰まらせた赤ちゃんせんべいのサイズ

林弓束さん
出典: https://ameblo.jp
林弓束さんオフィシャルブログより

バナナでの窒息事故も報告されている

子どもが小さいうちは特に、食べものを喉に詰まらせてしまう事故に気をつける必要があります。離乳食の枝豆や大豆なども細かくカットするかペースト状にすることが推奨されていますし、ブドウやミニトマト、お団子などもまるごと与えると喉に詰まらせるリスクがあるので小さくカットしましょう。また、アメを舐めるときなども特に注意が必要です。

東京消防庁の『STOP!子どもの「窒息・誤飲」』によれば、バナナでの窒息事故も報告されています。柔らかいものであったとしても、喉に詰まらせるリスクがないとは言えないのです。

喉に物が詰まったときの応急処置としては、背中を叩いたり胸を圧迫するなどして、とにかく吐き出させることです。『STOP!子どもの「窒息・誤飲」』より、2つの方法を引用します。

①反応ある乳児に対して、背中を強くたたく方法(背部叩打法)
乳児をうつぶせにし、その腹側に腕を通す。
指で乳児の下あごを支えて軽く突き出し、上半身がやや低くなるような姿勢にする。
手の付け根で両側の肩甲骨の間を4~5回迅速にたたく。
②反応ある乳児に対して、胸骨を圧迫する方法(胸部突き上げ法)
背部叩打法で除去できなければ、あおむけにし、胸骨圧迫の要領で、4~5回圧迫する。
(東京消防庁『STOP!子どもの「窒息・誤飲」』より)

出典: https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp

食べものを喉に詰まらせる事故だけでなく、誤って有害なものを口に入れて飲み込んでしまう事故もあります。赤ちゃんのうちは、なんでも興味を持って口に入れがち。体内に入れると有害な成分があるものや、気管をふさいで窒息の可能性のあるものなどは危険なので、赤ちゃんの手の届く範囲に置かないよう注意しましょう。ビー玉や小さなおもちゃも、赤ちゃんには与えないようにしてください。

もし誤飲してしまった場合は、
・何を飲んだか 
・いつ飲んだか 
・どれだけの量を飲んだか 
・顔色が悪いなど、いつもと違うところはないか 
・けいれんを起こしていないか 
・意識ははっきりしているか 
を確認し、誤飲したものの容器や袋、説明書などがあれば持参のうえ、至急、医療機関を受診してください。

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