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2022年05月02日 14:05 更新

オートミールの正しい保存方法はどれ? 使いやすく、品質を維持する保管術

人気食材のオートミールですが、正しい保存方法をご存知でしょうか? 保存の仕方によっては、味が落ちてしまったり、害虫の被害に遭う危険も……。そうならないために、気をつけたいポイントや、品質を保つ保存方法についてご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

注目食材のオートミールはオーツ麦(燕麦)を調理しやすく加工したもの。近隣スーパーで入手しやすいのは、オーツ麦を脱穀して、蒸してからローラーで平たく伸ばし、乾燥させたロールドオーツやクイックオーツ。ドライ食材なので、基本的には日持ちする食材ですが、適した方法で保存しないと、味が落ちてしまったり、カビが生えてしまったりすることも。

オートミール, オーバーナイトオーツ

オーバーナイトオーツやリゾットなど、簡単でおいしい食べ方を取り入れて、健康的にダイエットしたい人には、継続できるように使いやすく! 料理やお菓子作りでたまに使う人には、劣化しないように。オートミールには、それぞれに合った保存方法があります。

オートミールを保管するときに気をつけることは?

オートミール

まずはオートミールを保管するときに、どんなことに気をつけたらいいのかを把握しておきましょう!

高温多湿はNG

多くの食品で言えることですが、高温だと痛むのが早まります。そこに多湿が加わると、カビの発生や雑菌の繁殖が進んでしまうのでNG。しかもオートミールはもともと保存食として乾燥させた食品なので、湿気は大敵です。

直射日光は避ける

植物を育てる上では大切な直射日光も、オートミールの劣化を早めてしまいます。紫外線による品質変化や温度の上昇など、食品の保管の面では問題ばかり。

防虫対策

オートミールは穀物です。しかも栄養豊富な全粒穀物なので、害虫が寄ってくることも。目で見てわからない小さな虫が混入することもあるので注意。

酸化防止

保存食とはいえ、時間経過とともに徐々に酸化していきます。できるだけ空気にさらさないよう対策することで、酸化が進むのを遅らせることができます。

オートミールを保存するのに適した容器は?

オートミール, 保存方法

では実際にオートミールの保管をする上で気をつけるポイントを考えて、上手に保管するには、どのような容器に入れたらいいのか見ていきましょう!

① 袋のまま

オートミール, 保存方法

開封したからといって、別の容器に移し替えるのは手間に感じますよね。面倒くさがりの人でなくても、そう思ってしまうのは仕方のないこと。

オートミールは袋の口を輪ゴムで縛ってそのまま保管することもできますが、やはり密閉はできないので心配。防虫対策としても、しっかりと口は閉じるほうがいいですよね。

チャックつきの袋であれば、特に移し替えることなくそのまま使用してもOK!

オートミール, 保存方法

空気をできるだけ抜いて口を閉じれば、酸化も最小限に。

② 袋+チャックつき袋

オートミール, 保存方法

チャックのない袋の場合は、袋ごとチャックつきの保存袋にそのまま入れてしまえばOK! これならそこまで手間はかかりません。

③ 密閉容器

オートミール, 保存方法

もっとしっかり保管したい方は、密閉容器に移し替えて。ホーロー容器やガラス瓶は雑菌の繁殖もしにくいので、保存容器としてオススメです。まとまった量を保管したいときも、大きめの空き瓶を利用すればしっかりと密閉できるので◎。いつの間にか破れていたり、口が開いてこぼれたりする心配もありません。

珪藻土スティック

乾燥剤や珪藻土スティックを一緒に入れておくと、湿気対策もバッチリです。

スプーンを入れたままにすると雑菌の繁殖が心配なので、入れっぱなしはおすすめしません。そのまま持って出せるようなペットボトルや100均にある穀物保管容器などを利用するのも手です。

雑菌の繁殖のしにくさや、密閉性の面ではガラスやホーロー容器には及びませんが、プラスチック製は軽くて普段使いしやすい利点があります。

④ チャックつき袋で小分け

オートミール, 保存方法

オートミールをダイエットのために摂っている場合、使う頻度が多く、その都度計量するのは面倒ですよね。特に朝の忙しい時間などはパパっと準備できると助かります。

そんな方におすすめなのが1食分の30gを小分けにしてチャックつきの袋に入れてしまうこと。1度セットしてしまえば、開封するのは使うときだけ。時短もでき、大袋のように使うたびに空気に触れることもなく、酸化をできるだけ防ぐこともできるというメリットもありますよ。

オートミール, 保存方法

食品に使えるチャックつきの袋は100均でも購入でき、ドライのオートミールを入れるだけなので、繰り返し使うことも可能です。空気をできるだけ抜いて閉じればコンパクトになり、場所も最小限で済みます。何食分かまとめて大きめチャックつきの袋に入れれば、自家製のオートミールキットのようですね♪

オートミール, 保存方法

使うときは袋からそのままパパっと出して使えばOK!

オートミールを保存するのに適した場所は?

常温保存OK

オートミール, 保存方法

保存する容器の次に注目したいのは場所。オートミール自体は乾燥しているため、保存期間が長い食品です。通常、封を開けていなければ1~2年常温で保存できるような食品。開封してもきちんと保管すれば、常温で数ヶ月経過しても何ともありません。

ただし、やっぱり少しずつ酸化したり、湿気を吸って劣化してしまうのも事実。少しでもいい状態で保存するには、日光の当たらない冷暗所に置くようにし、使う頻度が低いようであれば、大袋で購入しないようにしましょう。

冷凍保存OK

オートミール, 保存方法

たまにしか使わない方には冷凍保存がオススメです。オートミールは冷凍しても、乾燥しているので完全に凍りません。雑菌の繁殖は抑えられるので、使うときは普段通り使えばOK。冷凍する場所を確保さえすれば、特に難しいことはありません。常温よりもさらに数ヶ月は保存期間が延び、一番品質が保たれます。

出し入れの回数分だけ空気に触れたり、温度差にさらされたりするので、手早く取り出せるように小分けにするのが◎。料理やお菓子作りに使うなら50gや100gずつにしたり、米化やオーバーナイトオーツに使うなら1食分の30gずつにしておくと、必要な分だけすぐに取り出せます。

冷蔵NG

Lazy dummy

温度を抑えればいいなら冷蔵保存でいいのでは? と思いますが、実は冷蔵保存はあまりオススメできません。理由としては、冷蔵庫の開閉は比較的多く、そのたびに庫内の温度が変動してしまうこと。温度差にさらされることで、結露が出てカビ発生の危険が高まります。それならば冷凍庫に入れるほうがずっと安全です。

水回り近くはNG

Lazy dummy

湿気を避けたいオートミールは、水回り近くに保存するのはNG。湿気の多いところは害虫も集まりやすいので二重に避けたいですね。キッチン近くに置いておくと使いやすいですが、シンクの下や近くには置かないようにしましょう。

まとめ

オートミールは開封しなければかなり長く保存できますが、開封した後は湿気や防虫などに気をつけなくてはいけません。よく使う場合は常温で密閉して冷暗所に置き、使い切れない分は使いやすい量に分けて冷凍保存すると品質をできるだけ損なわずに保存できます。オートミールをどのように使うかによって、使いやすい保存方法を選んでくださいね!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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