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2022年02月11日 10:13 更新

子どもが片づけられる子に変わる「片づけ×子育ての心得」『子どもが片づけしたくなる104のアイディア』Vol.1

子どもがいるとすぐに散らかってしまう部屋。子どもが片づけてくれればいいのに、と思うものの、うまくいかない人も多いのでは? 小堀愛生(こぼめぐ)さんの著書『子どもが片づけしたくなる104のアイディア』(文化出版局)より、毎日の生活で気をつけたい「片づけ×子育ての心得」をお届けします。

片づけ×子育ての心得1 できない理由を見つける

まずは甘えに応えて安心感を与える 意欲が出れば大人の心も整う

「なぜ、片づけしないの?」という疑問を、「どうしたら片づけやすい?」と変えることが、子どもの成長を促すスイッチボタン。その理由がわかると、大人はやさしい気持ちになれ、「見守る」「待つ」ことが自然にできるようになります。
赤ちゃんのときはすべて"依存"の中にいます。やがて成長とともに少しずつ"自立"していきますが、この過程には"甘え"が必要。これに親が応えると"安心感"となり、次に「自分の思い通りにできない」という"不自由さ"を感じるようになります。そのとき、親は子どもから一歩離れると、何でも自分でやってみたくなります。これが"意欲"です。
片づけにおいても、この子どもの心の変化を理解して、子どもと接することが大切なのです。

伸びる!こぼめぐ流 片づけのきっかけ作り

● 甘えてもよい雰囲気を作る
□小学生未満はできるだけ大人が一緒に行う
□小学生以上はルール通りに行えているかをチェックする
□子どもの状況を観察して声をかけや SOS のサインを導く

● 自分で取り組める環境を作る
□小学生未満は声かけで行動を促す
□小学生以上は、しばらくの間、見守る
□放置はせずに、ときには声かけやフォローをする

● 状況に応じて手を差し伸べる
□小学生未満は片づけの役割を親子で分ける
□小学生以上は時間を設定し、規律を作る
□「何か違うよね」「これはどこ?」と声かけで背中を押す

● 忙しくても意欲があるときは任せる(見守る)
□小学生未満は家事の手を止めて子どもの声に耳を傾ける
□小学生以上は応答をし、家事が終わるまで待ってもらう
□どんな状況でも取り組み後は褒め言葉や感謝を伝える


子どもが取り組みやすくなる

大人の負担が減り、より穏やかな気持ちになれる

書籍『子どもが片づけしたくなる104のアイディア』について

子どもが片づけしたくなる104のアイディア
¥ 1,650 (2022/02/11時点)
(2021/12/10 時点)

「何度言っても子どもが自分から片づけてくれない」
「子どものものをどう収納すればいいのかわからない」

子どもが片づけるために必要なことは、まず親が「片づけの仕組み」と「子どもへの関わり方」をわかっていること。忙しいママ・パパはまず自分が片づけの仕組みを理解し、子どもへの接し方を知ることで家の中は変わるはず。

本書では多くの家庭の整理収納の悩みに応えてきた著者が、どこの家庭でも取り入れやすい片づけや収納の事例を紹介しています。わかりやすい事例の写真と子育てのヒントも満載です。

小堀愛生さんのプロフィール

二級建築士、インテリアコーディネーター。整理収納コンサルタント、親・子の片づけマスターインストラクターとしても活動中。認定子育てハッピーアドバイザー資格を有し、子どもの自己肯定感を育むお片づけセミナーなども主宰。子どもが家庭でのさまざまな活動を通じて力を育み、安心感を得ることができるような住宅収納のアドバイスを行う。片づけ大賞2019年グランプリ受賞。プライベートでは3人の子どもを持つワーキングマザー。

(小堀愛生『子どもが片づけしたくなる104のアイディア』(文化出版局)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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