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2022年03月30日 10:21 更新

コーヒーの鮮度を保つ正しい保存方法|保管で気をつけることや賞味期限は?

香りや風味を感じない、味わいとは違う酸味や苦味を感じる、ドリップ時に粉が膨らまないと感じたらコーヒーの鮮度が落ちてきている証拠。本記事ではコーヒーの保存期間や賞味期限、適切な保存方法と保管場所について詳しく解説しています。コーヒー好きな人必見です。



こんな方に読んでほしい

■コーヒーの保存方法を知りたい
■コーヒーの賞味期限を知りたい
■コーヒーのウィークポイントを知りたい

コーヒーの保存期間と賞味期限

Photo by Clay Banks on Unsplash

「未開封」での保存期間の目安

商品に記載されている賞味期限は「未開封」の状態で常温保存された場合の日付です。メーカーによって異なりますが、概ね1年が目安。
しかし、いくら未開封とはいえ製造から月日が経てば、コーヒー本来の風味や香りは薄れてきます。購入後はできるだけ早く飲み切るようにしましょう。

「開封後」の保存期間の目安

開封すると、酸素や湿気を苦手とするコーヒーは、劣化し始めます。特に粉のコーヒーは、豆の状態のコーヒーよりも空気に触れる面積が大きくなるため、劣化のスピードは速くなるでしょう。開封後は、粉なら10日以内、豆なら30日以内に飲み切ると風味が損なわれずに済みます。

コーヒーの賞味期限

賞味期限とは「おいしく飲める目安の期間のこと」のことで、賞味期限は豆の種類や商品によって異なります。コーヒーは空気に触れること、湿気、光を苦手とする繊細な食品です。十分な保管方法を取った場合でも、概ね1~2週間程度を目安としてください。しかし、適切な賞味期限と保存方法を守れば、自宅でも味わい深さを堪能できるはず。鮮度が高いうちに風味や香りを楽しむようにしましょう。
保管方法については後章で紹介します。

コーヒーを保存するときの4つの注意点

Photo by Mae Mu on Unsplash

『温度』高温を避ける

室内でも温度が一定の場所に保管すれば常温保存で良いでしょう。しかし、直射日光が当たったり、多湿の場所に置いたりすると、一気に劣化が始まってしまいます。常温保存なら高温にならない場所に保管してください。

『湿度』密封容器+乾燥剤

高温だけではなく、多湿にも弱い繊細なコーヒー。常温で置いておく場合は密封できる容器に乾燥材を入れましょう。1週間を目安として飲み切ると、風味や香りを味わえます。飲み切れない場合は、冷蔵や冷凍保存すると少々長持ちしますが、庫内から出した際の温度差でできる水滴には十分気を配る必要があります。

『遮光』日光や紫外線を避ける

コーヒーの豆や粉は直射日光や紫外線にとても弱い繊細な食品。製造後は時間の経過とともに鮮度は落ちるものですが、遮光をしっかり行わないと劣化のスピードは速まるばかり。直射日光はもちろん、日光や紫外線は絶対に避けましょう。

『酸素』空気に触れさせない

湿度や日光、紫外線だけではなく、コーヒーは空気中の酸素に触れると酸化が始まってしまい、風味が落ちてしまいます。

コーヒーの鮮度を保つための適切な保存方法

Photo by Aaron Itzerott on Unsplash

袋に入れたまま

前章で述べた通り、コーヒーの豆や粉は直射日光や紫外線にとても弱いもの。コーヒー専門店や、市販されている商品のなかには、アルミコーティングされたジップ付きの袋で販売されているものもあり、その袋は遮光性に優れています。袋のまま密封容器に入れておけば保存はバッチリでしょう。

密封容器+乾燥剤

前述したように、開封後は袋のまま密封容器に。乾燥剤も入れればコーヒーの鮮度は落ちにくくなります。

冷暗所に置く

袋のまま密封容器に入れたコーヒーは、冷暗所に置きましょう。きちんとした保管方法なら常温保存でも構いません。高温多湿や空気に触れさせないことで風味や香りが楽しめる期間が長くなります。

冷蔵・冷凍保存は望ましくない

開封後、1~2週間で飲み切れない場合や、まとめ買いをしてしまった場合、冷蔵庫や冷凍庫で保管することもあるでしょうか。確かに高温や湿気、空気からは守られますが、コーヒーの保存方法としてはあまり望ましくありません。冷蔵庫や冷凍庫からコーヒーを出した際、庫内と室温の温度差で水滴が付きやすいからです。
もし冷蔵や冷凍保存の方法を取る場合は、小分けにして密封袋に保管することをおすすめします。飲むタイミングで取り出し、すぐに淹れて飲むようにしてください。

鮮度が落ちたかどうかわかる3つの見極めポイント

Photo by Erin Agius on Unsplash

保存方法が不完全だったり、製造から年月が経過したりすると、コーヒーの鮮度は瞬く間に落ちていきます。ここでは、鮮度が落ちたかどうかわかる3つのポイントについてご紹介します。それでは3つのポイントをそれぞれ見ていきましょう。

風味や香りを感じない

購入してきた当初は、袋や瓶を開けるたびにコーヒー特有の香りが鼻孔をくすぐり、味わいも深くおいしかったはず。ところが日数が経過するにつれ、どうしても酸化は進み、楽しめた香りも風味も感じなくなってきます。たとえ保存方法が良くてもコーヒーは繊細ですから、購入後はできるだけ早く飲み切るようにしましょう。

いつもの味わいとは違う酸味や苦味を感じる

酸味があるコーヒーの代表格はキリマンジャロやブルーマウンテンなどです。苦味のあるコーヒーの代表格はマンデリンと、種類によって酸味や苦味のきいたコーヒーがあり、コーヒー通の人は、その時々によってコーヒー豆の種類を変えることもあるでしょう。
しかし、鮮度が落ちてきたコーヒーは、いつもと違う酸味や苦味になります。酸化が進んだコーヒーは、イガイガとした味になり、胃もたれや腹痛の原因になる恐れも。このようなコーヒーは、製造からかなりの年月が経過していると考えられます。飲むことは止めましょう。

ドリップ時に粉が膨らまない

ドリップしているときに粉がブクブクと膨らんでいる状態を見たことがあるでしょうか。これはコーヒーの粉が新鮮だという証拠なんです。鮮度が落ちたコーヒーは、お湯を注いでも膨らまないので、製造されてからかなり時間が経っていると考えられます。

購入するときの注意点

自宅でもおいしいコーヒーを飲むためには、まとめ買いをせず、こまめに購入すると良いでしょう。コーヒーは高温多湿、酸素に弱い繊細な食品です。開封後は袋のまま密封容器に乾燥材を入れておけば、1週間は購入時のような風味や香りを楽しめますよ。

まとめ

■賞味期限
  ⇒未開封:概ね1年以内(メーカーによって異なる)
  ⇒開封後:粉なら10日以内、豆なら30日以内

■保存するにあたり気を付けるべき4つのこと
  ⇒「温度」「湿度」「遮光」「酸素」

■最適な保存方法は
  ⇒袋のまま密封容器へ(乾燥剤を入れるとなお◎)

■冷蔵・冷凍保存は望ましくない

■風味を味わうためには少量ずつ購入するとよい

コーヒーの保存方法や保存場所に気を配れば、自宅でもコーヒー本来の香りや風味を楽しむことができるでしょう。そして、コーヒー好きな方はおいしいコーヒーに舌鼓を打ち、リラックスできるのではないでしょうか。ぜひ今回ご紹介した保存方法や賞味期限などを参考にしてみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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