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2022年03月24日 12:15 更新

お米に賞味期限ってあるの?おいしさを保つ正しい保存方法も解説

毎日食べるお米、適切な方法で保存していますか?お米は保存方法により、おいしく食べられる期間に差が出てしまうことがあります。ここでは、お米の適切な保存方法やお米の賞味期限・消費期限についてご紹介。ご家庭での保存方法で大丈夫か、今一度見直してみましょう。

お米の賞味期限・消費期限

安いときにまとめ買いしておくことも多いお米。ですが、せっかくまとめ買いしたお米も、おいしく食べられる期間が過ぎてしまっては元も子もないですよね。

そこで知っておきたいのがお米の賞味期限・消費期限ですが、実はお米のパッケージに賞味期限・消費期限の記載はありません。お米は野菜や果物と同じ「生鮮食品」の扱いであり、現在、食品表示法において生鮮食品に賞味期限・消費期限の記載は義務づけられていないのです。

その代わり、お米には精米年月日が記載されています。これは、白米になってからどれくらい期間が立つかを確認できるようにするためのもの。お米も野菜や果物同様、時間が経過するにつれ劣化していくのです。

お米をおいしく食べるための保存期間目安

賞味期限・消費期限が設けられていないお米は、記載されている精米年月日を目安に保存期間を考える必要があります。お米の鮮度は気候・温度にも左右されるので季節によってもその保存期間に違いが。

一般的に言われる、お米をおいしく食べるための保存期間は、春夏で精米後から2週間~1か月程度、秋冬で1か月~2か月程度といわれています。

お米をおいしく食べるための保存方法

お米の保存期間の目安をご紹介しましたが、お米は生鮮食品。野菜や果物同様、保存方法によってはおいしく食べられる期間が短くなってしまうこともあります。できるだけ長くお米のおいしさをキープできるよう、お米の保存方法のポイントを押さえておきましょう。

日の当たらない低温の場所で保存

お米を保存する場所は、日の当たらない温度が低い場所がベスト。

お米は長時間日に当たっていたり高温状態におかれたりすると、成分の酸化が進行しおいしさが失われていってしまいます。また、乾燥してお米にひび割れがおきてしまうことも。

また、湿気もお米にとって天敵です。湿気が多いとお米にカビが生え、食べられなくなってしまうことがあります。台所のシンク下に保存する人も多く見られますが、水回りやシンク下は湿気がたまりやすいのでおすすめできません。

おすすめは、常温保存でなく冷蔵庫や野菜室での保存。季節関係なく低温が保たれ、湿気もこもりにくいです。一人暮らしの人や大きな冷蔵庫があるご家庭は、冷蔵庫に入る量のお米を都度購入するようにするとよいかもしれません。

密閉した状態で保存

お米の酸化は酸素に触れることで進行します。そのため、お米はできるだけ密閉した状態で保存しましょう。

それならもともとお米が入っていた袋のまま、口だけゴムなどで縛っておけばOK、と思うかもしれませんが、スーパーなどで売られているお米の袋には、破裂防止のため小さな穴が開けられています。つまり、密閉状態ではありません。

より長く、おいしく食べられる期間を保つなら、購入後は密閉できる容器に移し替えるのがよいでしょう。密閉容器で保存することで虫除け効果も期待できます。

お米の保存方法、おすすめの容器

前述したとおり、お米は袋のまま保存するのでなく、密閉性の高い容器に移し替えて保存するのがおずすめ。では、具体的にどのような容器が適しているのでしょうか。おすすめの容器をご紹介します。

米びつ

まずはお米の保存容器として定番の米びつ。
桐やヒノキを素材とした昔ながらの米びつは、密閉性は高くありませんが虫除けや温度調整に効果的です。
また近年は米びつの種類も増え、密閉性の高い米びつや軽量できる米びつなど機能性に優れた米びつも販売されています。

パッキンつきのタッパー

一人暮らしの人の中には、「米びつに入れるほどお米を買わない」「米びつを置くスペースがない」という人もいるでしょう。

そんな人におすすめなのはタッパーでの保存。タッパーはとにかくサイズが豊富に売られているので、自分が消費するお米の量に合わせて選べます。

タッパーを選ぶ際に重視したいのが、蓋にパッキンがついていること。パッキンつきのタッパーは、パッキン無しのものよりもぐんと密閉性が高まります。100均などでも販売されているのでぜひチェックしてみてください。

ジップロックなどの真空パック

お米の保存方法「ジップロックに入れたお米」

ジップロックなどジッパーのついた真空パックに小分けして保存するのもひとつの方法です。

いつも決まった量を炊くご家庭であれば、たとえば2合ずつなどその分量ごとに小分けすることで毎回計量する手間も省けて一石二鳥。使い捨てできるので毎回洗う必要がないのも便利なポイントです。

ペットボトル

多くの家庭で購入されているペットボトル飲料。その容器もお米の保存に役立ちます。

フタ部分をしっかり閉めれば密閉でき、また冷蔵庫のドアポケットや野菜室に収納できるので保存場所も気になりません。ラベルをはがせばお米の残量も確認しやすいですね。

ただペットボトルを利用する際はにおいに注意が必要。お米はにおいが移りやすいので、香りがつよいコーヒーやジュースが入っていたペットボトルは不向き。水が入っていたペットボトルを使いましょう。

お米の保存方法のよくある疑問

続いては、お米の保存に関してのよくある疑問を、回答とともにご紹介します。

米袋が未開封でもおいしく食べられる期間は変わらない?

前述したとおり、スーパーなどで売られているお米の袋には、内部の空気圧で破裂しないようごく小さな穴が開けられています。つまり、未開封でも密閉ではなく、開封時とおいしく食べられる期間はほとんど変わりません。

冷凍庫で保存してもよい?

高温を避けるというと冷凍庫が思い浮かぶかもしれませんが、炊く前のお米は、冷凍保存に向いていません。

冷凍庫で保存するとお米の含まれる水分が凍り、お米がひび割れてしまいます。ひび割れたお米は食感や風味が損なわれ、おいしく食べられません。炊飯前のお米の冷凍保存は避けましょう。

炊いたあとのお米(ごはん)であれば、冷凍保存でも一定期間はおいしく食べることができ、余ったごはんの保存方法としておすすめです。

まとめ

お米は生鮮食品ですから、保存状態でそのおいしさも変わってきます。おいしいお米をより長い期間いただけるよう、この機会に保存方法を見直してみましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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