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2021年12月09日 10:46 更新

江崎グリコが多胎児家庭支援の新たな取り組みをスタート! 専門講座を受講した多胎児ママに相談できるオンライン相談会で"つながり"を

単胎児と比較して、すべての面においてハードな多胎児育児。そんな多胎児育児を支援すべく、様々な取り組みを行なっている江崎グリコが、今回多胎児を育てるママの心理的な負担の軽減を目的とした施策を新たにスタートさせました。

街中でたまに双子・三つ子の赤ちゃんを見かけた時「かわいいなあ……」と眺めていた筆者。しかし先日、親戚が双子の赤ちゃんを出産し、その壮絶さを聞いて「一人だけでもこんなに大変なのに、それが2倍だなんて……」と開いた口が塞がらなかったのを覚えています。いえ、場合によっては2倍どころか、3倍・4倍と感じるかもしれません。そんな多胎児育児に奮闘する家庭を応援すべく、江崎グリコが12月21日より新たな取り組みを開始。その施策に関する発表会が12月3日(金)、大阪某所にて行われました。

江崎グリコ 多胎児育児支援

登壇者は江崎グリコ株式会社 ベビー・育児マーケティング部 ブランドマネージャー 若林歩さん、NPO法人つなげる 代表理事の中原美智子さん、講師の坂山光湖さん。まずは、実際多胎児育児の経験がある坂山さんから、ご自身の経験も含めて、多胎児育児の実情を語ってくださいました。

江崎グリコ 多胎児育児支援

多胎児育児の実情とは?

マイノリティであるがゆえに感じる「孤独」

江崎グリコ 多胎児育児支援

双子や三つ子など、多胎児の出産の割合は1割ほど(※)。母数がそもそも少ないため、どうしてもマイノリティな立場になりやすいとのこと。多胎児育児の辛さや大変さを気分転換に吐き出そうと思っても、ママの立場から「わかる」と心から共感してもらえる相手は、周囲にはなかなかいない……。そのためどうしても孤独を感じやすく、多忙さも相まって社会から切り離されたように感じてしまうんだそう。その孤独感が最悪の結果、虐待につながってしまうことも……。

※江崎グリコ 調べ

オンラインで開始! 多胎児家庭専用の無料相談

江崎グリコ 多胎児育児支援

そんな多胎児家庭を支援するため、江崎グリコが今回新たな取り組みとしてスタートさせるのが、無料のオンライン相談会。相談を請け負うのは、
・ 多胎妊娠・出産の基礎知識
・ 多胎育児の基礎知識
・ 多胎家庭のサポート
などが学べる、一般社団法人「日本多胎支援協会」の支援講座を受講し、専門性を高めた江崎グリコの社員(ピアサポーター)。もちろん同じ多胎児育児を経験してきた先輩ママでもあります。

相談内容としては、乳幼児期(妊娠中から3歳頃まで)の多胎ならではのお悩みや子育て相談のほか、栄養や調乳などの相談にも乗ってくれるそう。

このように対面で、多胎児家庭の悩みに向き合うのは民間企業では初の試み。初回は12月21日で、以降は月1回程度開催予定とのこと。オンライン会議サービス「Zoom」を介して行われ、グループ形式で所要時間は一回45分。参加希望者は江崎グリコのWebサイト「with Glico」内にあるコンテンツ「わくわく子育て広場」から申し込めばOKです。

江崎グリコ わくわく子育て広場
https://with.glico.com/coparenting/index.html

「授乳」の面からでも多胎児育児をサポート

多胎児育児は、授乳・食事、お風呂や寝かしつけ、お出かけ準備など、すべてのお世話が単胎児と比べて常にハードモード。その中の最たるものが「授乳」と「寝かしつけ」。ミルクとの混合育児の場合は特に、一日の大半がそれらの作業で追われてしまい、気づけば朝になっていた……ということも珍しくないのではないでしょうか。筆者も子どもたちがそれぞれ乳児のとき、授乳と哺乳瓶の準備や消毒などの後片付けに追われ、とにかく一日中バタバタしていたのを覚えています。単胎児でも忙しないのに、多胎児であればそれが何倍にも!

その「授乳」の面から、多胎児育児をサポートしようと、江崎グリコで昨年2020年7月からスタートしている多胎児家庭支援の施策が「液体ミルク」の購入補助制度。

アイクレオ ミルク 液体ミルク

江崎グリコといえば、お菓子はもちろんのこと、粉ミルクでお世話になっていた、または現在進行形でお世話になっている方も多いと思います。筆者も特に上の子(4歳)の時は愛用していましたし、この多胎児支援の施策の一つとなっている「液体ミルク」は、下の子(1歳)の夜間授乳時、気力が残っていない時の"ピンチヒッター"として、ストックしていました。ちなみにピンチヒッターとして使っていたのは、価格が理由。我が家ではパックタイプを使っていたのですが、粉ミルクと比べて割高で、日常使いするとなると、家計を圧迫してしまうなあ……というのが正直なところでした。

しかし、このサポート制度を使えば、多胎児家庭は半額程度で購入が可能に。NPO法人つなげる が窓口となり、1回の申し込みで「アイクレオ 赤ちゃんミルク」1セット(48本) を専用価格4,800円で提供。特に時間が勝負の夜間授乳時のお助けアイテムとなってくれそうですね。

もともと一年間限定の支援制度として開始されたものですが、多胎児家庭や支援団体からの強い要望を受け、2021年7月15日よりさらに 1年間延長されたそうです。

まとめ

江崎グリコ 多胎児育児支援

コロナ禍なのも影響し、より閉塞感や孤独感を感じやすくなってしまっている多胎児育児を取り巻く環境。特に初めての妊娠・出産が多胎児であれば尚のこと、心労は計り知れないと思います。場合によってはなかなか相談できる時間帯を確保すること自体が難しいかもしれませんが、悩んでいるママはぜひ一度、このオンライン相談会を利用してみてはいかがでしょうか。同じ経験をしているママと話すだけでも、気晴らしになるかもしれません。

江崎グリコ
https://www.glico.com/jp/

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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