1日中おっぱい求めて泣く娘。「こんなツライ思いをして…」カジサックさん妻、壮絶だった断乳。夫は禁句を連発
お笑いコンビ「キングコング」梶原雄太さんの妻で、梶原さんがカジサックとして行うYouTubeにも登場している“ヨメサック”が、第5子の断乳がこれまで以上に壮絶なものだったと明かしました。
一日中おっぱいを欲しがるように…
カジサックさんは11月11日に「ヨメサックから皆様へ伝えたいこと」と題した動画を配信。二人で晩酌トークする形で、2020年2月に誕生した三女・はるちゃんの断乳に苦労したと語りました。
はるちゃんは眠いときにママのおっぱいが絶対必要な子で、夜のみならず日中のお昼寝でもおっぱいを求めていたそう。機嫌が悪くなった時や泣いているときもおっぱいを欲しがるなど、はるちゃんにとっておっぱいは精神安定剤だったようです。
しかし。ヨメサックさんにとって授乳は苦痛でした。なぜなら、不快性射乳反射(ディーマー)で、授乳で幸せを感じることがなく、授乳時に吐き気や不快感、喉の渇きや睡魔などに襲われるためです。
また、はるちゃんは1歳でも夜中に3~4回は起きておっぱいを欲しがり、朝方に30分おきに起きることも。ママが慢性的な寝不足であるだけでなく、はるちゃん自身も寝不足で日中も眠たがるという悪循環になっていました。
そこで、授乳をやめることがお互いにとって良いはずと考え、1歳での断乳を決意。小中学生のきょうだいがいるため、春休みの時期にチャレンジしたそう。ただ、このときははるちゃんの想像以上の号泣や自身の胸の張りもつらく、失敗。
「こんなにお互いツライ思いをしてやめなきゃいけないのかとか、こんなに悲しい思いをさせてまでやめることなのかとか、もうちょっと後でもいいかな」と思い直し、数ヶ月後の夏休みにリベンジして1歳5ヶ月でおっぱいをやめることができたそうです。
これまで長男以外は完全母乳で育ててきたというヨメサックさんですが、カジサックさんが横で見ていても「はるちゃんのときがいちばんツラそうだった」といいます。特に、春休みに一度失敗してからは、「おっぱいがずっと欲しい!」状態になってしまい、「もう1日中泣いてるみたいな」日も。
ヨメサックさんは「断乳は、ママの固い決意が一番大事なんだって」と言い、夏休みの再挑戦でいかに耐えたかを振り返りました。
夫の「あげたらええやん」は禁句!
初日は大暴れで、寝室を真っ暗にして抱っこしてヨシヨシしても、はるちゃんは「ギャァーーー」と大泣きし、ママの手を振り払いながら激怒。立って抱っこすると飛び降りんばかりの勢いで暴れ、あまりの騒動に別室にいたカジサックさんが「あげたらええやん」「かわいそうやろ」と言いに行ったそう。
ヨメサックさんは「ホント、イラッとしたよね」「いや、一番(かわいそうと)思ってる人だから。一番ツラい人に向かって」と、当時の怒りをぶちまけました。
カジサックさんの言い分としては、「100:0で僕が悪いですよ。ただね、はるちゃんだけじゃなくヨメサックもめっちゃツラそうだから一回あげたらって気持ちに……」とのことですが、強い決意を固めて心を鬼にしているママにとっては、「そうじゃないんだよ!」って感じですよね。
2日めも大騒動だったものの、3日めには諦めが見えてきたそうで、「寝る前は麦茶を飲む」ルーティンを追加した効果もあったのか、そのままはるちゃんはおっぱいを卒業できたそうです。
ヨメサックさんは最後に「卒乳する方や、赤ちゃんがもういらないっていうまであげたい人もいるからさ、そういう方はそういう方法を取ったらいいと思うんだけど、私は断乳って方法をとったからさ」「もうこの日まで!って決めて、その日まではもうたくさん抱きしめて、好きなだけあげて、この日って決めたらそこで辞めるという方法を取りました、私は」と言い、あらためて「ママの決意が大事」と強調。
パパの心得としては、「あげたらええやん」は絶対NGな禁句で、「ママに『ツラかったな』って言ってあげるのが一番いい」とまとめました。
ヨメサックから皆様へ
急いで母乳を止めたい事情がある場合は?
「卒乳」と「断乳」は同じように使われることもありますが、実はちょっと違います。
卒乳は「赤ちゃん主体」で母乳やミルクを卒業することをいい、基本的に赤ちゃんが“自分から”母乳やミルクを飲まなくなることをいいます。おっぱい終了日に向けて子供が無理なく自然とおっぱいから離れていくように調整していきます。ママの乳房は張りの強い状態から、授乳回数を徐々に減らしながら張りを弱めていき、母乳の分泌量を減らしていくことで乳腺炎になりにくいです。
断乳は、ママが決めた時期に短期間で母乳を中止するという意味合いになります。断乳の場合はママの母乳分泌量が多く、張りの強い乳房の状態で母乳育児を急に終えることになり、乳腺炎になることがあります。
昔は1歳を過ぎると早く授乳を止めることを急かされ「断乳」を試みるママが多かったようですが、最近では「欲しがるだけ飲ませたらいい」という考え方も増えています。
ママの健康上の理由など、急いで母乳を止めなくてはいけない場合は、母乳の分泌を止める薬があるので、産婦人科で相談してみましょう。