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2021年11月08日 18:40 更新

大人の思春期「第二思春期」に悩む女性は約6割? 30~50代の女性1,000名を調査

DoCLASSE(ドゥクラッセ)は、「ミドルエイジ女性に関する調査」の結果を発表。同調査は10月9日~10日、30~50代の女性1,000人を対象に、インターネットで実施しました。

30~50代女性の約6割が第二思春期(ミドルエイジクライシス)の可能性

これら項目の中から、ご自身に当てはまるものを全てお選びください

一般的に、20~30代は仕事・私生活に一生懸命に取り組む人が多く、40代からは「このままでいいのか」と将来に不安を覚える人が増える傾向があります。この不安が続くと、「ミドルエイジ・クライシス」と呼ばれるうつなどの不安定な精神状態に陥ることがあり、注意が必要です。近年は、ミドルエイジ・クライシスの若年化により、30代でこの症状に陥る人も珍しくありません。

そこで、30~54歳を第二思春期(ミドルエイジ・クライシス)と仮に名づけ、今回調査を実施しました。

まず、医師・作家の鎌田實先生が作成した全13問の「第二思春期の可能性があるかどうかを確認する簡易テスト」を、調査対象者に行ってもらいました。その結果、4問以上当てはまる「第二思春期」の可能性が高い人は約6割いることが明らかになりました。

4問以上当てはまる「第二思春期」の可能性が高い人は約6割

設問の中で最もチェック数が多かったのは「運動をあまりしない」、続いて「人付き合いがあまり得意でない」「家族以外の人と会う機会が少ない」でした。

最も第二思春期の可能性が高い年代を調べてみると、最も多いのは「30歳~34歳」でした。続いて「35歳~39歳」が多く、30代は第二思春期に注意が必要な年代のようです。

第二思春期(ミドルエイジクライシス)に悩んでいるかどうか尋ねたところ、およそ1割が「悩んでいる」と回答。また、約6割が「第二思春期(ミドルエイジクライシス)の存在を知らなかった」と答えています。自身が第二思春期(ミドルエイジクライシス)であることを自覚していない人が多いということがわかりました。

「第二思春期(ミドルエイジクライシス)に悩んでいる」と回答した人に悩みの原因を聞くと、「プライベート」と答えた方が約7割と最も多く、「仕事」が約6割となっています。

第二思春期(ミドルエイジクライシス)に悩んでいますか

人生の満足度が低いのは35~39歳という結果に

これまでの人生の満足度を点数で表すと何点になるか尋ねたところ、最も多かったのは「50点以上60点未満」で、「70点以上80点未満」が続き、平均点は56.7点となっています。年代ごとに比較すると最も平均点が少ないのは「35歳~39歳」で51.8点でした。

これまでの人生の満足度

50点未満の点数がついている人に理由について聞くと、最も多い回答は「収入・貯金が少ないから」でした。次いで「ストレスを抱えているから」となっています。

現在、夢や目標はあるか尋ねると、約5割が「ない」と回答。年代別に比較すると「夢や目標がない」と答えた人が最も多かったのは「45歳~49歳」で、続いて「35歳~39歳」となっています。

「夢や目標がない」と答えた人に夢や目標を持てない理由を聞くと、最も多い回答は「自分に自信がないから」でした。続いて多かった理由は「夢よりも安定を望んでいるから」となっています。「新しい自分を見つけたい」もしくは「新しいことに挑戦したい」と思っているかどうか聞くと、約6割が「思っている」と回答しています。

悩みがある場合のリフレッシュ方法について尋ねると、最も多い回答は「好きなものを食べる」で、2位は「買い物」、3位は「音楽鑑賞」でした。

鎌田先生によると、リフレッシュ方法の1位「好きな物を食べる」については「中年期の生活習慣病の元を作らないよう気をつけたいところです」とコメント。音楽や体を動かすことは、とてもいい解決方法だと話しています。

夢や目標はありますか

体型の変化を受けてファッションも変化

年齢とともに気になってくるのが体型の変化。「体型の変化」が悩みであると回答した人に、体型の変化に伴ってファッションの面でも何か変化はあったか尋ねたところ、約7割が「体型を隠すファッションをするようになった」と答えました。
「露出が減った」「落ち着いたデザインを着るようになった」「ゆったりしたデザインを好むようになった」などの項目においては「35歳~39歳」が最も多くなっています。

コロナ前と比べ洋服を購入する機会に変化があったか尋ねると、約9割が「減った」と回答。コロナ前とコロナ後の洋服の購入頻度を比較すると、コロナ前は「2~3か月に1回」が最も多かった一方、コロナ後は「半年に1回」が最多となっています。

一か月あたりの洋服にかける費用の平均は「3,000円未満」が最も多く約5割でした。年代別で比較すると、一か月の洋服にかける費用は「30歳~34歳」が最も多く平均6,336円、最も少ないのは「50歳~54歳」で平均4,118円でした。

鎌田先生は女性のターニングポイントを上手に生き抜くために、「"心"にばかりこだわらず、"体"に注目して実践する」ことが大事だと話します。体調や体型の変化を感じる時期は、運動などを取り入れることも重要になってきます。また、「いつまでも「自分探し」をしていないで、新しい自分も、この時期に作り上げていく」ことや、他人の意見よりも自分の意思を重視する「自己決定」も大切。

「第二思春期を女性のターニングポイントととらえ、年とともに人間的な深みを持ち、生きがいを持ち、より自由な自分になっていく。今回の調査を、面白い人生を歩んでいくためのヒントにして頂けたらと思います」と鎌田先生はコメントしています。

DoCLASSE
https://www.doclasse.com

(マイナビ子育て編集部)
  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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