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2021年11月19日 07:50 更新

【子どもの性格タイプ診断】伝わる声かけは子どもの性格で違う!『わが子がやる気になる伝え方』Vol.1

「子どもがなかなか言うことを聞いてくれない」「わが子が何を考えているのかわからない」……そんなときは性格タイプ別の声がけをしてみませんか?「性格統計学」を考案・開発した稲場真由美さんの著書『わが子がやる気になる伝え方』(小学館・発売/小学館クリエイティブ・発行)より、性格タイプ別の声がけ例を連載形式でお届けします。

なぜ子どもは言うことを聞いてくれないのか

その言葉、きちんと伝わっていますか?

「子どもが言うことを聞いてくれない......」そんなふうに感じたことありませんか?子どものためを思って言っているのに、思うように動いてくれなくていつもイライラ......。「宿題しなさい」「ゲームをやめなさい」「お風呂に入りなさい」と日々繰り返すやりとりに、ストレスを感じている方が多いようです。
これはそもそも、お母さんの言いたいことがお子さんに「伝わっていない」のかもしれません。「聞いてくれない」のではなく、原因は「伝え方」。「自分の伝え方を変えてみるといいのかも」と、一度立ち止まってみませんか?

この本では、人を性格別にロジカル、ピース、ビジョンの3つのタイプに分けて、その子に合った具体的な伝え方を紹介します。それぞれのタイプによって好んで使う言葉や、言葉の受けとめ方が違うので、たとえ親子であっても、タイプが違えば伝わる言葉が違うということがわかります。

多くの親は、自分が正しいと思うことを、子どもに何度も言い聞かせますよね?それは、子どもが後から困らないようにという親の愛情からなのですが、親子でタイプが違う場合、子どもに伝わらないだけでなく、逆にストレスをかけていることもあるのです。
このくい違いを「コミュニケーションギャップ」といいます。これによって、何度言っても聞いてくれない、動いてくれないということが起こってきます。なぜなら、言いたいことがちゃんと伝わっていないからなのです。

では、コミュニケーションギャップはどうやって解消すればよいのでしょう?
解決策はとても簡単です。わが子の性格タイプに合った「伝え方」に変える、ただそれだけです。きちんと伝われば、子どもはやる気になります。やる気になれば、その日から行動が変わります。

コミュニケーションギャップ
コミュニケーションギャップとは、お互いに理解し合うべきコミュニケーションで、言葉の理解の仕方や価値観のズレ、情報の不足などによってくい違いをみせることをいいます。人間関係で悩んでいる場合、原因はこのコミュニケーションギャップによることが多いです。

コミュニケーションは、量より「質」

よい人間関係は、コミュニケーションがうまくとれていることが多いです。自分の言ったことが相手に伝わる、自分の言ったことを相手がわかってくれる、相手が言っていることがわかる。そんな感覚だと思います。
それに対して、人間関係がうまくいかないときはどうでしょうか?自分の言ったことが相手に伝わらない、相手がわかってくれない、または相手の言っていることが理解できない。こういうときはコミュニケーションがうまくとれず、なんとなく関係がぎくしゃくしてしまいがちです。

子どもとの関係も、それとよく似ています。「うちの子、なんだか育てにくい......」と悩んでいる親御さんのお話を聞くと、
「子どもの考えていることが理解できなくて......。コミュニケーション不足かしら?」と、親子で一緒に過ごしたり、話をしたりする時間が少ないことに原因があると思っている方が意外と多いのです。とくに、仕事をしている親御さんからこのようなお話をよく聞きます。しかし、ほんとうの原因はコミュニケーションの「量(=時間)」ではありません。重要なのは「質」なのです

では、質の高いコミュニケーションとはどういうものでしょうか?高尚な会話をしているということではありません。お互いの言っていることが理解できて、共感したり、分かち合ったりできる状態をいいます。
逆に質の低いコミュニケーションは、意思疎通がうまくできていない状態です。話がかみ合わない時間が増えれば増えるほど、お互いにイライラしてしまうという悪循環に。話がきちんとかみ合っていれば、コミュニケーションの時間は少なくても、人間関係はうまくいくのです。

では、質の高いコミュニケーションをとるにはどうしたらよいのでしょうか?ポイントは、子どもの性格タイプに合った「伝え方」を知って実践すること、「言われたくない言葉や、されたくないこと」を知って、それを言ったりやったりしないことです。
タイプによって、響くほめ方や叱り方、促し方などが違います。言われたら嫌な言葉やされたくないことももちろん違います。この本では、ロジカル、ピース、ビジョンそれぞれのタイプの特徴を具体的に紹介しますので、まずは親御さんとお子さん、それぞれのタイプを知って役立ててくださいね。

まずはタイプを調べましょう

2つの質問で診断

この本では、人間をロジカル、ピース、ビジョンの3つのタイプに分けて紹介します。まずはお子さんがどのタイプかを知りましょう。
診断の仕方はとっても簡単。お子さんに、次のページの2つの質問に答えてもらうだけです。答えは、できるだけすばやく直感で選んでもらってくださいね。お子さんに答えていただくのが難しい場合は、おうちの方がお子さんをイメージして答えてみてください。

A ロジカルタイプ
B ピースタイプ
C ビジョンタイプ

お子さんのタイプはわかりましたか?次は、お母さん、お父さんも診断してみましょう。ここで大事なコツがひとつ。それは、自分自身が子どもに戻った気持ちで答えることです。大人の忖度はせずに、素直に答えてくださいね。それぞれのタイプには次のような特徴があります。

ロジカル:自分のペースが大事。具体的にほめられるとうれしい
ピース:自分より相手が優先。「ありがとう」がほめ言葉
ビジョン:やりたいかやりたくないかで行動。「すごい」と言われるとがんばれる

人によっては、「ややロジカル寄りのピース」「ややピース寄りのビジョン」という方もいるでしょう。「このタイプなら絶対こうするべき」としばられすぎず、コミュニケーションのヒントとして役立ててみてくださいね。

次回からタイプごとの詳しい解説を紹介します。

(稲場真由美『わが子がやる気になる伝え方 性格3タイプ別の声がけで自己肯定感が高くなる』(小学館・発売/小学館クリエイティブ・発行)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

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「何度言っても子どもが言うことを聞かず、つい怒鳴ってしまうのが悩み」
「子どもに響く言葉が知りたい!」
「一般的な声がけがわが子に通用せず、困っている」
そんなママ&パパは必見!

12万人の統計データから著者が考案・開発した「性格統計学」によると、人には「生まれもった性格」のタイプがあるのだそう。
そのタイプによって大切にしていることやうれしい言葉が異なります。
伝えるために大切なのはタイプに合った声がけをすることです。

この書籍では子どもの性格タイプをわかりやすく3つに分け、
各タイプのほめ方や叱り方、促し方を具体的に解説しています。
さらに、親についても同様に3タイプ別の傾向を紹介。
親子で「生まれもった性格」が異なる場合の対処法も説明されています。

子どもの性格タイプを知り、それに合ったやる気になる声がけをすれば、今度こそすんなり言うことを聞いてくれる可能性大。
わが子の自己肯定感を高めることもできるおすすめの一冊です。

稲場真由美さんのプロフィール

1965年富山県生まれ。株式会社ジェイ・バン代表取締役。一般社団法人日本ライフコミュニケーション協会代表理事。人間関係研究家。自身の人間関係の悩みから新しいコミュニケーションメソッドを探求し、16年間、延べ12万人の統計データをもとに「性格統計学」を考案・開発。このメソッドを「ひとりでも多くの人に伝え、すべての人を笑顔にしたい」との思いでセミナーや講演、カウンセリングを行う。公立小学校のPTA講演で多くの実績があり、2016年には文部科学省の調査研究事業で教員向けのコミュニケーション研修として採用され、高い評価を得た。ウェブで学べる「伝え方コミュニケーション検定」をとおして、大学生や子育て中のお母さん、就職や転職を考えている方々にもそのメソッドを伝えている。著書に『人間はたったの4タイプ仕事の悩みは性格統計学ですべて解決する!』(セブン&アイ出版)、『たった一言で部下が自分から動くすごい伝え方』(WAVE出版)がある。

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