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2021年10月18日 11:30 更新

キンタロー。さん第二子妊娠の発表前は「怖くて怖くて」……温かい声に感謝

芸人のキンタロー。さんが、不妊治療を経て第二子を妊娠していることを発表しました。すでに安定期を迎えており、年内の出産を予定しているといいます。妊娠を公表するにあたってキンタロー。さんは、「本当に怖くて怖くて 前の晩は、正直眠れませんでした」と、不安だった気持ちを明かしています。

キンタロー。さん夫婦を救った東尾理子さんのアドバイス

キンタロー。さん 不妊治療 男性不妊
出典: https://ameblo.jp
キンタロー。さんオフィシャルブログより

10月16日に第二子の妊娠を公表したキンタロー。さん。現在は妊娠8ヶ月で、年内に出産の予定だそう。キンタロー。さんはコロナ禍の今、妊活と不妊治療をするにあたっていろいろと悩みながらも、「愛するちびキンちゃんにいつかは兄弟がいると言う環境を作ってあげたい思いが強く、妊娠をするには治療が必要な環境であり私自身の年齢の事も考えて夫婦で決めました」と、自身の言葉をブログに綴っています。

翌日もブログを更新し、公表にあたって「本当に怖くて怖くて 前の晩は、正直眠れませんでした」と不安な気持ちを告白。しかしブログにはおよそ600件近くの温かく優しいコメントがつき、涙があふれて止まらなかったそうです。

キンタロー。さんは、2020年1月に第一子女児の通称“ちびキン”ちゃんを出産。テレビ番組で、男性不妊による不妊治療を経て妊娠・出産に至ったことを告白しています。

キンタロー。さんが夫に検査をすすめたのは、東尾理子さんからのアドバイスがあったためだそう。自身も不妊治療で三人のお子さんを授かっている東尾さんは、「キンちゃんの年齢的にタイミング法で数回チャレンジしてできなかったら すぐに病院に行って検査してもらった方がいいよ。女性だけでなく必ず旦那さんもね」と進言。アドバイスだけでなく、様々な面でサポートしてもらったといいます。

キンタロー。さんの夫も自身のブログで当時のことを綴っており、妊活を始めるより前に妻から「あなた、念のため検査に行って」と言われ、検査をしたところ、「無精子症」だと発覚したと明かしていました。

キンタロー。さんの夫はショックを受けたそうですが、それでも変わらず明るく振る舞い、不妊治療で体への負担が大きいのに笑顔でいてくれた妻に「本当に助けてもらった」と感謝。夫婦の空気を明るく保とうと努力してくれたことに、「妻でなければ、私はこどもを授かることができなかったと思う」とも綴っていました。こうした経緯があったからこそ、第二子にもチャレンジしようと夫婦で合意できたのかもしれないですね。

【緊急報告】キンタロー。TVをご覧の皆様へ大切なご報告があります。

不妊の約半数が男性側にも原因あり

「不妊」とは、妊娠を希望しているのに何らかの原因で赤ちゃんが授からないことをいいます。不妊の原因は多岐にわたりますが、WHOが発表したデータによれば、原因が女性のみ:41%、男性のみ:24%、夫婦両方:24%、原因不明:11%となっており、不妊の原因の約半数は男性側にもあることがわかります[*1]。

女性が加齢とともに卵子の質が低下し妊娠する力(妊孕性)が下がることは、よく知られるようになってきましたが、男性の生殖機能や精子の質も、年齢と共に低下することがわかってきました。卵子同様、精子も年齢とともに老化し、妊娠のしやすさや流産リスクの上昇などに影響を与えるのです。精子にも加齢の影響があることをぜひ知ってください。

男性不妊は決して珍しいものではありませんが、積極的に検査を受ける男性は多いとはいえないようです。

2015年に厚生労働省が子ども・子育て支援推進調査研究事業で行った調査によると、男性不妊の検査である精液検査を「女性よりも先に受けた」という男性は273人中28人[*2]でした。この調査では5割近くにあたる129人の男性が「女性の検査が終わってから」検査を受けたと回答しています[*2]。

妊活は夫婦で協力して取り組むことが大切で、男性不妊の有無はその後の妊活プランに大きく影響します。男性も「積極的に検査を受ける」ことから始めましょう。

参考文献
[*1]Comhaire FH. Definition of Infertility, Subfertility, and Fecundability: Methods to Calculate the Success Rate of Treatment In: Comhaire FH, editor. , ed. Male Infertility: Clinical Investigation, Cause Evaluation, and Treatment. London: Chapman & Hall Medical; 1996:123‐131.
[*2]厚生労働省:子ども・子育て支援推進調査研究事業「我が国における男性不妊に対する検査・治療に関する調査研究 平成27年度総括・分担研究報告書ダイジェスト版」P.9=精液検査を受けた人:そのタイミング N=273

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