【助産師監修】出産準備はいつから? パパと一緒に確認したい4つのポイント #読む両親学級
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プレママが今知りたい情報をお届けする連載企画、「読む両親学級」。第4回目のテーマは、「出産準備」。出産予定日が近づいてくると、赤ちゃんに会える喜びが高まる一方、いつ陣痛や破水が来るかという不安も出てきますよね。そのときを安心して迎えるには、入院に向けた準備や、陣痛が来た時の段取り、赤ちゃんを迎えるためのおうちの環境づくりなど、出産準備をしっかり整えておくことが大切! そこで、出産前にやっておくべきこと、知っておきたいことを、助産師さんが解説。ママとパパで協力して準備をし、お産に備えましょう!
入院準備、病院への移動、産後の手続き…
いつまでに、なにを準備したらいい?
妊娠後期となり予定日が近づいてきたら、早めに出産・産後の生活に向けた準備をしましょう。このとき押さえておきたいのが、「入院時の荷物」、「陣痛がきたときの段取り」、「産後の手続き」、「退院後のお部屋の準備」の4つのポイント。それぞれどんな準備が必要なのか、助産師さんに教えてもらいましょう!
目安は35週になったら
陣痛バッグ・入院バッグは早めに準備を
入院に向けた荷物の準備は、妊娠35週までには済ませておくのがベター。お腹が大きくなる前のほうが、身体への負担も少なく済みます。
荷物の準備は、「陣痛バッグ」と「入院バッグ」のふたつに分けて行います。 陣痛バッグは、陣痛が起きたときに病院に持っていくバッグのこと。陣痛中・分娩時に必要な物を入れておきます。ママが1人で移動することも考えて、荷物は必要最低限にまとめておくのがおすすめです。 母子手帳・保険証・診察券はいつも持ち歩くようにしておき、忘れないようにしてくださいね。 (坂田さん)
「入院バッグ」には、出産後から退院までの入院生活で必要になるものを入れておきます。入院バッグは産後パパに持ってきてもらうこともできるので、陣痛が来たときに無理して持っていく必要はありません。
もちろん、全て持っていかなくてもOK。自分が必要だと思うものをセレクトしてください。病院によって用意されているアイテムが異なるので、事前に確認することも忘れずに。また、入院後、追加の荷物を持ってきてほしいこともあるかもしれないので、パパもどこに何があるのか把握しておきましょう。
一方で、このコロナ禍で面会や荷物の受け渡しが禁止されている場合も。その場合はパジャマやショーツなどを多めに用意しておくと安心です。また、直接立ち合い分娩ができなくても、オンラインでの応援はできるかもしれません。病院に確認し、できる場合はスマホ用の三脚があると便利ですよ。(坂田さん)
陣痛・破水がきたら、どうする?
連絡・交通手段はパパと一緒に段取りをチェック
いざ陣痛が来たときに慌てないためにも、病院への移動・連絡方法は、事前に2人でシミュレートしておきましょう。
陣痛や破水が来たときの病院への連絡は、基本的にママがします。妊婦さんの声や息遣いで、出産の進み具合を判断することがあるからです。どこで陣痛が来るかわからないので、家族と病院の連絡先を母子手帳にメモし、常に携帯しておきましょう。パパがその場にいた場合は、病院への移動準備をしたり、荷物の最終確認などができるといいでしょう。
車で移動予定なら、臨月に入ったらパパはお酒を控え、いつ陣痛がきてもいいように準備をしておきましょう。また、退院時のためにチャイルドシートを設置するのも忘れずに! パパが不在のときを想定して、24時間いつでも対応してくれる「陣痛タクシー」に事前登録をしておくと安心です。通院などにも利用できるので、心配な人は事前に一度利用してみてもいいかもしれません。(坂田さん)
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産後の役所手続き、必要な書類は確認済み?
パパへのお願いリストも事前に準備
出産後の事務的な手続きは意外に多いものです。産後は慌ただしくなるので、出産前に必要書類や手順の整理をしてきましょう。手続きをする場所、必要な書類、期限などすべてバラバラなので、二人で情報を共有し、提出する人まで決めておくのがポイントです。
産後のママの身体を考慮し、役所手続きはパパ主体で行うことをおすすめします。具体的には、出生届の提出、児童養育手当の手続き、保険加入、乳幼児の医療費助成の申請などがあたります。印鑑や通帳、母子手帳など必要なものが多いので、申請当日の持ち物と、どこに収納してあるかをあわせてチェックを。この時に、リストを作っておくと安心です。
住んでいる自治体に申請するものも多いので、里帰り出産の場合は必ずパパが申請を行います。母子手帳の受け渡し方法など、細かな部分まで決めておきましょう。(坂田さん)
心地よく、快適なスペースに。赤ちゃんを迎える、お部屋準備
赤ちゃんを迎えるお部屋の準備も、早めに整えておきたいところ。日中赤ちゃんと過ごすお部屋は、日当たりがよく風通りのいい場所がベストです。ベビーベッドを設置するのであれば、日光やエアコンの風が直接あたらない場所を選んでください。
室温は、冷やしすぎず、あたためすぎないことが基本です。冬は20~25℃、夏は25~28℃、湿度は50~60%を保つことが理想なので、必要に応じて冷暖房器具や加湿器を用意してもいいかもしれません。お布団は、窒息事故防止のため、硬めのマットレス、軽い掛け布団を揃えましょう。
エアコンや赤ちゃんが使う布団は、事前に掃除やクリーニングしておくといいですね。そのほか、カーテンやカーペット、布団などアレルゲンとなるダニやほこりなどが気になる場所も、パパと分担してこまめに掃除、洗濯をしておきましょう。(坂田さん)
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\ 教えて!助産師さん /
こんな時は、どうしたらいい?
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初めての出産。私の病院は立ち合いも、面会もできず 陣痛・出産を1人で乗り越えられるのか不安です…
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産後の生活イメージが、あまり想像できていません。
事前に準備、情報収集しておいたほうがよいことはありますか?
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早く赤ちゃんに会いたい気持ちと、ドキドキが入り混じるこの時期。ゆったりとした気持ちで過ごして。
赤ちゃんがママのおなかの中で過ごす生活もあと少し! 初めての陣痛や出産、赤ちゃんとの生活に、緊張でドキドキしているかもしれません。今回教えてもらった準備を整えて、自信を持ってお産を迎えてくださいね。そしてもしモヤモヤとした気持ち、不安な気持ちがあったら、ひとりで抱え込まず、パパや助産師さんへ気持ちを伝えてみて。パパと一緒に、リラックスして残りのマタニティ生活を過ごしてくださいね!(坂田さん)
―― 産後編 ――
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