【助産師監修】出産準備はいつから? パパと一緒に確認したい4つのポイント #読む両親学級

【助産師監修】出産準備はいつから? パパと一緒に確認したい4つのポイント #読む両親学級

「読む両親学級」4回目のテーマは、「出産準備」。出産のときを安心して迎えるには、入院に向けた準備や、陣痛が来た時の段取り、赤ちゃんを迎えるためのおうちの環境づくりなど、出産準備をしっかり整えておくことが大切です。助産師さんより、やっておくべきこと、知っておきたいことを解説します。


プレママが今知りたい情報をお届けする連載企画、「読む両親学級」。第4回目のテーマは、「出産準備」。出産予定日が近づいてくると、赤ちゃんに会える喜びが高まる一方、いつ陣痛や破水が来るかという不安も出てきますよね。そのときを安心して迎えるには、入院に向けた準備や、陣痛が来た時の段取り、赤ちゃんを迎えるためのおうちの環境づくりなど、出産準備をしっかり整えておくことが大切! そこで、出産前にやっておくべきこと、知っておきたいことを、助産師さんが解説。ママとパパで協力して準備をし、お産に備えましょう!

坂田陽子さん
<監修者プロフィール>
坂田陽子さん
看護師、助産師
葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院のNICU・産婦人科に勤務、 延べ3000人以上の母児のケアを行う。その後、都内の産婦人科病院で師長を 経験。現在は東京で「すみれ出張助産院」を開業している。

入院準備、病院への移動、産後の手続き…
いつまでに、なにを準備したらいい?

赤ちゃんとママ

妊娠後期となり予定日が近づいてきたら、早めに出産・産後の生活に向けた準備をしましょう。このとき押さえておきたいのが、「入院時の荷物」、「陣痛がきたときの段取り」、「産後の手続き」、「退院後のお部屋の準備」の4つのポイント。それぞれどんな準備が必要なのか、助産師さんに教えてもらいましょう!

目安は35週になったら
陣痛バッグ・入院バッグは早めに準備を

入院に向けた荷物の準備は、妊娠35週までには済ませておくのがベター。お腹が大きくなる前のほうが、身体への負担も少なく済みます。

荷物の準備は、「陣痛バッグ」と「入院バッグ」のふたつに分けて行います。 陣痛バッグは、陣痛が起きたときに病院に持っていくバッグのこと。陣痛中・分娩時に必要な物を入れておきます。ママが1人で移動することも考えて、荷物は必要最低限にまとめておくのがおすすめです。 母子手帳・保険証・診察券はいつも持ち歩くようにしておき、忘れないようにしてくださいね。 (坂田さん)

陣痛バッグ

「入院バッグ」には、出産後から退院までの入院生活で必要になるものを入れておきます。入院バッグは産後パパに持ってきてもらうこともできるので、陣痛が来たときに無理して持っていく必要はありません。

入院バッグ

もちろん、全て持っていかなくてもOK。自分が必要だと思うものをセレクトしてください。病院によって用意されているアイテムが異なるので、事前に確認することも忘れずに。また、入院後、追加の荷物を持ってきてほしいこともあるかもしれないので、パパもどこに何があるのか把握しておきましょう。

一方で、このコロナ禍で面会や荷物の受け渡しが禁止されている場合も。その場合はパジャマやショーツなどを多めに用意しておくと安心です。また、直接立ち合い分娩ができなくても、オンラインでの応援はできるかもしれません。病院に確認し、できる場合はスマホ用の三脚があると便利ですよ。(坂田さん)

陣痛・破水がきたら、どうする?
連絡・交通手段はパパと一緒に段取りをチェック

いざ陣痛が来たときに慌てないためにも、病院への移動・連絡方法は、事前に2人でシミュレートしておきましょう。

陣痛や破水が来たときの病院への連絡は、基本的にママがします。妊婦さんの声や息遣いで、出産の進み具合を判断することがあるからです。どこで陣痛が来るかわからないので、家族と病院の連絡先を母子手帳にメモし、常に携帯しておきましょう。パパがその場にいた場合は、病院への移動準備をしたり、荷物の最終確認などができるといいでしょう。

車で移動予定なら、臨月に入ったらパパはお酒を控え、いつ陣痛がきてもいいように準備をしておきましょう。また、退院時のためにチャイルドシートを設置するのも忘れずに! パパが不在のときを想定して、24時間いつでも対応してくれる「陣痛タクシー」に事前登録をしておくと安心です。通院などにも利用できるので、心配な人は事前に一度利用してみてもいいかもしれません。(坂田さん)

合わせてチェック

1
【助産師解説】絶対必要・あると便利なベビーグッズと、出産準備リスト
2
【小児皮膚専門家が解説】ベビー服の水通し。目的・方法・注意点。洗剤選びのポイントをチェック

産後の役所手続き、必要な書類は確認済み?
パパへのお願いリストも事前に準備

出産後の事務的な手続きは意外に多いものです。産後は慌ただしくなるので、出産前に必要書類や手順の整理をしてきましょう。手続きをする場所、必要な書類、期限などすべてバラバラなので、二人で情報を共有し、提出する人まで決めておくのがポイントです。

産後のママの身体を考慮し、役所手続きはパパ主体で行うことをおすすめします。具体的には、出生届の提出、児童養育手当の手続き、保険加入、乳幼児の医療費助成の申請などがあたります。印鑑や通帳、母子手帳など必要なものが多いので、申請当日の持ち物と、どこに収納してあるかをあわせてチェックを。この時に、リストを作っておくと安心です。

住んでいる自治体に申請するものも多いので、里帰り出産の場合は必ずパパが申請を行います。母子手帳の受け渡し方法など、細かな部分まで決めておきましょう。(坂田さん)

心地よく、快適なスペースに。
赤ちゃんを迎える、お部屋準備

赤ちゃんを迎えるお部屋の準備も、早めに整えておきたいところ。日中赤ちゃんと過ごすお部屋は、日当たりがよく風通りのいい場所がベストです。ベビーベッドを設置するのであれば、日光やエアコンの風が直接あたらない場所を選んでください。

室温は、冷やしすぎず、あたためすぎないことが基本です。冬は20~25℃、夏は25~28℃、湿度は50~60%を保つことが理想なので、必要に応じて冷暖房器具や加湿器を用意してもいいかもしれません。お布団は、窒息事故防止のため、硬めのマットレス、軽い掛け布団を揃えましょう。

エアコンや赤ちゃんが使う布団は、事前に掃除やクリーニングしておくといいですね。そのほか、カーテンやカーペット、布団などアレルゲンとなるダニやほこりなどが気になる場所も、パパと分担してこまめに掃除、洗濯をしておきましょう。(坂田さん)

合わせてチェック

3
簡単&楽しいアイデアがいっぱい! はじめての「赤ちゃんスペース」づくり♪
4
我が家のママとパパの役割分担。平日・休日で分ける、子どもと遊ぶ日。

\ 教えて!助産師さん /
こんな時は、どうしたらいい?

このコロナ渦で、出産や産後の生活における不安が大きくなっているプレママも多いはず。立ち合い出産や面会ができないなど、寂しさを感じている人もいると思います。そこで、今プレママが感じている出産に向けた不安や悩みに、助産師さんがアドバイス。不安を解消して、リラックスしてお産を迎えましょう。

Question 01 Question 01

初めての出産。私の病院は立ち合いも、面会もできず 陣痛・出産を1人で乗り越えられるのか不安です…

陣痛がきたママ
Answer Answer
坂田陽子さん

はじめての出産に加え、コロナ渦で制限されることも多く、不安に思うことがたくさんありますよね。口に出すことで気持ちが整理できることもあるので、不安な気持ちをパパや友人、病院に相談してみてはいかがでしょうか。身近な人が話を聞いてくれることで、安心できるはずです。また、スムーズな出産を目指して、パパと一緒に散歩をしたり、ヨガや呼吸法をしてみるのもおすすめです。気分転換にもなりますし、出産に向けて自信につながると思います。

また、お産当日もリラックスできるように、気持ちが落ち着くアイテムを準備しておきましょう。好きな音楽やアロマなど、日頃から親しんでいるものだと、ホッとしたり、気がまぎれると思いますよ。 1人で不安かもしれませんが、助産師も医師も、みなさんの出産が安全にスムーズに進行するように、サポートしてくれます。陣痛中や産後に不安になったら、その状況や気持ちを、先生や助産師さんに伝えてくださいね。どうやって乗り越えたらいいかアドバイスをしてくれるはずですよ。

合わせてチェック

5
おくるみに母子手帳ケース! 新米ママがハマった、お裁縫の魅力
6
パパの育休で、強くなった団結力。パパが気づいてくれた「大切なこと」
Question 02 Question 02

産後の生活イメージが、あまり想像できていません。
事前に準備、情報収集しておいたほうがよいことはありますか?

産後のママとパパ
Answer Answer
坂田陽子さん

出産後の身体が元の状態に戻るまでの産後8週間を「産褥期」と呼びます。この期間、ママは赤ちゃんのお世話と身体の回復に務め、疲れを感じたらとにかく横になって休みましょう。 パパの身の回りのこと、家事はパパにお任せして、決して無理をしないことが肝心です。家事代行などのサービスを活用するのもいいでしょう。

とはいっても、産後になってから急にお手伝いをしてもらおうとしても、なかなか手配が難しいものです。そのため妊娠中に、産後のサポートについてパパと考えておくのが◎。パパに育休をとってもらう、行政の家事支援サポートや民間の家事代行のサービスに登録する、食事や掃除の時短アイテムを購入しておくなど、自分たちに会った方法を見つけましょう。

また、パパと産後の生活をイメージして話し合っておくことも、とても大切なこと。 やれるほうがやるのではなく、事前に、買い物・掃除・洗濯・料理などどちらが担当するか、どのレベル感までやってほしいかまで話し合っておきましょう。また、オムツやおしり拭きはじめ日用品やストックの置き場所、食料品を購入する場所なども2人で決めておくと、ストレスなく新しい生活がスタートできるでしょう。

家事が苦手というパパも、出産前に練習がてらママと一緒に料理を作るなど、楽しみながら家事のスキルアップを目指しましょう。産後は赤ちゃん中心の生活で1日もあっという間。家族やベビーシッターなどに赤ちゃんのお世話を依頼し、2人で話す時間を作ること、お互いの状況や気持ちを伝えあうことも大切です。

合わせてチェック

7
「今日、おもしろいことあった?」大切にしている、1日の終わりの夫婦の会話。
8
38週でまさかの破水! 夫婦でつづる育児奮闘記。出産直前エピソード

早く赤ちゃんに会いたい気持ちと、ドキドキが入り混じるこの時期。ゆったりとした気持ちで過ごして。

赤ちゃんがママのおなかの中で過ごす生活もあと少し! 初めての陣痛や出産、赤ちゃんとの生活に、緊張でドキドキしているかもしれません。今回教えてもらった準備を整えて、自信を持ってお産を迎えてくださいね。そしてもしモヤモヤとした気持ち、不安な気持ちがあったら、ひとりで抱え込まず、パパや助産師さんへ気持ちを伝えてみて。パパと一緒に、リラックスして残りのマタニティ生活を過ごしてくださいね!(坂田さん)

次回のテーマはこちら

―― 産後編 ――

産後のママの身体や心の状態は?産後の過ごし方のポイントや、赤ちゃんとの生活で、よくある疑問を助産師さんより解説します。赤ちゃんとパパと始まる新しい生活。これを読んで安心して過ごしましょう。

合わせてチェック

9
赤ちゃんグッズは消毒が必要? 助産師が教える3つのポイント
10
先輩パパに聞く! ゆとりある育児のために、産後実践するべきこと

自分らしい愛と育児のカタチを見つける『コモドライフ』

音楽の発想標語で「気楽に」という意味をもつ「comodo(コモド)」をタイトルに冠する『コモドライフ』は、妊婦さん向けの情報が満載のサイト。「急ぎすぎず、中くらいの速さで、気楽に、自分らしい家族の愛のカタチを見つけられる」というコンセプトのもと、妊婦さんだけでなく、その家族にとってもうれしい内容がほぼ毎日更新されています。助産師や産婦人科医、保育士などの専門家が監修する記事も豊富で、信頼性の高い情報サイト。不安なことがあるときは、ひとりで抱え込まずに、ぜひ『コモドライフ』をチェック!

―― コモドライフ編集長のおすすめ記事 ――
子どもとの、いまこの瞬間も宝物
育児日記のすすめ

国内外で活躍中のイラストレーター、オガワさん。 子どもとの1日があっという間に終わり、感じたことや発見もこぼれ落ちていく日々。 でも、これは覚えておきたい!書きとめておかなくちゃ!と思ったとき、ゆるーく育児日記をつけることに。普通の毎日でも、読み返すととても懐かしい気持ちになるといいます。無理せずゆるくはじめた育児日記とは……

ゆるくはじめる、ズボラ育児日記。日々の発見や感じたことを

――・・ 合わせてこちらもチェック! ・・――

妊婦フレンズ

これだけは押さえておきたい! 陣痛バッグ、入院バッグ、退院バッグの中身

育児イマLABO

イマドキ育児を実践する家族をピジョンが徹底調査。令和的・新しい育児のカタチ

提供:ピジョン株式会社