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2022年02月03日 08:00 更新

豆腐の冷凍方法教えます! 新食感&ヘルシー代用食材に大変身&活用レシピ

「凍り(凍み)豆腐」って聞いたことはありませんか? 高野豆腐に代表される乾物のお豆腐ですが、実はこれ、加工工程で一度凍らせているんです。豆腐は凍らせることができる食材なんですよ。豆腐を冷凍することで生まれる食感は、新しい味わいを生み、ヘルシー食材に変身します。豆腐の新たな楽しみ方をご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

滑らかで柔らかい豆腐は、離乳食でもよく使われる食材です。大豆のやさしい味わいは、いろいろな調理法や味つけにも馴染み、普段の食卓に上がる頻度も多い食品なのではないでしょうか。

豆腐

1丁は300~400g程度ですが、家族の人数によっては1度に使い切りにくい場合もありますよね。開封した豆腐は水に浸けて冷蔵保存が基本ですが、冷凍することもできるんです。使いきれずに残った豆腐を次の日に使えるのであれば、そのまま冷蔵でOKですが、そうでない場合は冷凍して、また違った味わい方で楽しんでみるのもいいですね。

豆腐を冷凍するメリット

豆腐

豆腐は凍らせる前と凍らせた後では食感も味も変わります。つるんとした滑らかなのど越しは、冷凍すると失われます。その代わり、独特の食感と味わいになって、また違った豆腐の魅力が生まれます。

保存期間が長くなる

開封した豆腐は数日中に食べ切らなくてはいけませんが、冷凍すれば保存期間は1ヶ月程度まで伸びます。

味が染み込みやすくなる

豆腐は水分が多い食品なので、冷凍・解凍をすると水分が抜け、スポンジ状に変化します。穴がたくさん開いている状態になるので、そこに調味料や煮汁がどんどん染み込んでいき、味が早く馴染みます。

食感が変わる

一般的に乾物として流通している「高野豆腐」「凍り豆腐」と呼ばれるものは、豆腐を凍らせて乾燥させてできたもの。家庭の冷凍庫で冷凍した場合は、これよりもきめの粗い状態になりますが、食感は想像ができるかもしれません。

カロリーダウンの代用食品に

スポンジのようになった豆腐は、崩すとひき肉のような見た目と食感になります。これを肉の代用として使えば、ヘルシー&カロリーダウン! 植物性たんぱく質のソイミートとして活用の幅が広がります。

豆腐を冷凍する方法

冷凍, 豆腐

冷凍するときは、まず豆腐の水気をきり、キッチンペーパーで包んで軽く水を切ります。

冷凍, 豆腐

使いやすい大きさにカットし、使い切りできる量でまとめてラップに包んでおきましょう。

冷凍, 豆腐

後はフリーザーバッグに入れて、空気を抜いて口を閉じ、金属バットに乗せて冷凍庫へ。

冷凍, 豆腐

パックごと冷凍するなんてこともアリです。水分が膨張して封が空いてしまうかもしれないので、しっかりフリーザーバッグに入れてから冷凍しましょう。

豆腐の解凍方法

冷凍, 豆腐

豆腐は凍ると油揚げのような色になってびっくりしますが、解凍すると元の白い色に戻ります。

冷凍, 豆腐

解凍方法は冷蔵庫に移して自然解凍すればOK! 水分が抜けてくるので、深さのある容器に入れておきましょう。

冷凍, 豆腐

時間がないときはお湯につけて溶かしても大丈夫です。

豆腐を冷凍するとどうなる?

冷凍, 豆腐

解凍した豆腐はスカスカと細かな穴が開いたスポンジ状になっています。

冷凍, 豆腐

優しくぎゅ~っと絞ると水分が抜けるので、調理するときには絞ってから使います。

冷凍, 豆腐

木綿豆腐と絹ごし豆腐のどちらでも冷凍可能ですが、解凍した後の質感は違いがあります。味わいも変わってくるので、料理や好みによって使い分けるといいですよ♪

冷凍, 豆腐

木綿豆腐は水分を絞った後はまさにスポンジ。多少力を入れても崩れず、絞った後に手を離すと元の大きさに戻る弾力性もあります。簡単にほぐすことができるので、好きな大きさにちぎることができます。

高野豆腐に比べると目が粗く、豆腐の風味はもっと残っています。吸水性は抜群なので、煮物に使っても煮汁をよく吸って、ジュワッと旨みを含んだおいしさに。

冷凍, 豆腐

絹ごし豆腐は解凍すると、しなやかで柔らかく、少し弾力もあります。木綿豆腐に比べるとしっとりとして、絞った手を放してもなかなか元の大きさには戻りません。水分が抜けた分、サイズ的にはコンパクトになってしまい、こんなに小さかった? と思うくらい。食感や味わいは湯葉に似ていて、水分が抜けた分、大豆の味がより感じられます。ふわっとした柔らかな口当たりです。

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どちらも通常の豆腐とは異なり、同じメニューでも木綿豆腐と絹ごし豆腐ならではの味わいがあります。高野豆腐と通常の豆腐のどちらの風味も感じられ、新しいおいしさです。

冷凍豆腐の活用レシピ

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普通の豆腐と同じように取り入れられますが、冷凍豆腐ならではのレシピをご紹介するので参考にしてみてください。

豆腐そぼろ

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ソイミートとして肉の代用にすると、ヘルシーなそぼろに。あっさりした味わいですが、味つけのアレンジもしやすいです。

【作り方】
① 冷凍豆腐を解凍し、しっかり水を絞ってからほぐす。
② フライパンに油を引き、①を炒る。
③ 味つけをする。

鶏そぼろ風味にするなら鶏がらスープの素、砂糖、醤油で味つけ。しょうがを加えたりしてもイイですね。ごま油、テンメンジャン、コチュジャンなどを使っても♪ 豆腐の味はあるので、少し肉の味が入った調味料を加えると、より肉そぼろ感が出ます。

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ごはんのお供として、お弁当や丼物にしても◎。麺類のトッピングやおかず作りに活用することもできます。

冷凍豆腐の揚げ出し

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解凍した豆腐は、水分を切りやすいので、通常のような水切り時間が要りません。揚げ出し豆腐などは水分が抜けて作りやすくなります。大豆の味をしっかり感じる、湯葉の揚げ出しみたいな味わいです。

【材料(2人分)】
・冷凍豆腐(絹ごし)……1/2丁
・片栗粉……大さじ2~3
・めんつゆ(3倍濃縮)……大さじ1
・水……100ml
・三つ葉……少量
・油……適量

調味料は好みで調整してください。

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【作り方】
① 解凍した豆腐の水気を絞り、食べやすい大きさにカット。
② フライパンに油を多めに引き、①に片栗粉をまぶして全面に焼き色をつける。
③ 鍋にめんつゆ、水を入れて温め、残った片栗粉を水(分量外)で溶いて加えてとろみをつける。
④ 器に②を入れ、③をかけて三つ葉を飾る。

冷凍豆腐のミートボール

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最後にご紹介するのはソイミートとしての使い方。豚ひき肉も加えていますが、圧倒的に豆腐の割合が多め。ふわっと軽い味のミートボールです。

【材料(20個くらい)】
・冷凍豆腐(木綿)……1.5丁
・豚ひき肉……200g
・卵……1個
・玉ねぎ……1/2個
・片栗粉……大さじ3
・顆粒だし……小さじ1/2
・砂糖……小さじ1
・醤油……小さじ1
・揚げ油……適量

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【作り方】
① 解凍した豆腐の水をしっかり切り、細かくつぶす。玉ねぎはみじん切りにする。
② 揚げ油以外の材料を入れ、粘りが出るまで混ぜる。
③ 食べやすい大きさに丸める。
④ 揚げ油できつね色になるまで揚げる。

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ほろほろっと崩れて食べやすいミートボールです。あっさり目の味なので、ケチャップなどつけて食べても◎。カレー粉を加えてカレー味にしたり、チリパウダーやハーブソルトを使ってもいいですね!

まとめ

豆腐は絹ごし豆腐でも木綿豆腐でも冷凍することができます。冷凍することで水分が抜けるので、つるんとした口当たりの食感はなくなってしまいますが、冷凍する前とはまた違った味わいを楽しめます。

高野豆腐(凍り豆腐)のような吸水性を持ちつつ、大豆の味わいもより感じることができます。絹ごし豆腐は湯葉のように、木綿豆腐はスポンジ状になって、崩すとそぼろのような質感に変身。肉の代用として使えるヘルシー食材としても注目されています。冷凍豆腐ならではのいろいろな楽しみ方があるので、試してみてくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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