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2021年12月18日 07:07 更新

ロンパースはいつからいつまで着せる? 選び方、着せ方は?

赤ちゃんに着せる定番の衣服といえば、上下のつながったロンパース。いつからいつまで着せられるのでしょう? ベビー服の選び方やコーディネートは、成長とともに変えてあげる必要があります。ロンパースはいつからいつまで着られるのか、その種類と選び方、季節ごと、年齢ごとのおすすめタイプや使い方についてご紹介します。

ロンパースとは? いつからいつまで使うの?

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ロンパースは、上下つながったタイプのベビー服のこと。肌着を指す場合と、肌着の上に着る外出着を指す場合があります。

ロンパースの使用期間についてはいろいろな考え方があり、長く見ると新生児期の終わりごろから2歳ごろまで着せることができます。使用時期については、後でくわしく解説します。

ロンパースは股下まで覆うつなぎ服

ロンパースは、上下の衣類がひとつなぎになっています。股下で留めるため、よく動く赤ちゃんでも、おなかが出ないような作りになっています。

長袖、半袖のバリエーションがあり、股下だけにスナップボタンがあるもの、前身ごろ全体にスナップボタンがあるもの、背中後ろ開きのものなど、形もさまざまです。

ロンパースは肌着にも外出着にも使える

ロンパースは、肌着を指す場合も、外出着としても使用できる衣服を指す場合もあります。素材やデザインによって使い分けましょう。

手の先、足の先までくるまれ、手袋や靴下とつながっているようなデザインのロンパースは、防寒着にもなります。同じようなデザインでも、薄い素材のものであれば、赤ちゃんが自分の爪で顔をひっかいてしまうことを防ぐための肌着としても有用です。

ロンパースとカバーオールとの違い

ロンパースと同じく、赤ちゃんの全身を覆うベビー服にカバーオールと呼ばれるものがあります。

ロンパースとカバーオールに明確な違いはなく、メーカーによって名称が違う、と考えておけばいいですよ。傾向として、カバーオールは足の先までの長さがあり、外着として使われるタイプが多いようです。

ロンパースの種類は?

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ロンパースには、袖の長さ、足部分の長さ、スナップの位置などによって、いろいろなバリエーションがあります。

前開きタイプは首がすわる前から

前身ごろにスナップボタンがついていて、左右に開くタイプです。赤ちゃんを寝かせたまま着せられるので、首すわり前から楽に着せることができます。ベビードレスのように裾が広がっていて、足をよく動かすようになったら股下でスナップをとめ、ロンパース型にできるものもあります。

かぶりタイプは寝返り~おすわりできるころから

かぶって着せるタイプのロンパースは、赤ちゃんの腰がすわり、支えがあれば座っていられるようになると、ぐんと着せやすくなります。また、寝返りをうったりうつ伏せになったりしても、ボタンがゴロゴロしないので、おすわりの前、寝返りをうつころから着せることも。

デザインとしては、身体にフィットし、胸部分にTシャツのようなプリントがほどこされているものも増えて、より幼児服に近い印象になります。頭を通しやすいよう、肩口や首の後ろにボタンやスナップボタンがあることも多いです。

ロンパースの選び方は?

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赤ちゃんのためにロンパースを選ぶ際は、次の点に着目しましょう。

肌触りのよいものを選ぶ

赤ちゃんの肌は薄くやわらかく、刺激に弱いものです。肌着として使うものはとくに、肌触りのよいものを選びましょう。綿100%で吸水性がよいものをおすすめします。

赤ちゃんの首回り、手首、足首は、汗のたまりやすい部分です。
手首、足首部分がリブ編みになっているものは、締め付け感がすくないです。ゴムが入っているものは、ゴムの強さを確認してあげてください。

季節にあわせて選ぶ

ロンパースはつなぎ服なので、体温がこもります。春夏に着せる場合は、薄手のものを選びましょう。デザインは、半袖タイプや、足が全部出るタイプを選ぶと通気性がよくおすすめです。

秋冬に着せる場合は、長袖で裾の長いものを。手首、足首がリブタイプのものだと、ゴムの締め付けもすくなく、暖かく過ごせます。

ロンパースの使用期間を考える

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ロンパースのサイズで多いのは、50~90㎝サイズ。サイズとしては、新生児から2歳ごろまで着られるように作られています。

実際に、いつからいつまで使うかには、いくつか考え方があります。

肌着として使いやすいのは?

肌着としてのロンパースは、一般に、生まれてすぐ使い始める短肌着・長肌着・コンビ肌着といった合わせタイプの肌着の次に使います。

新生児の初期は脱ぎ着の回数、おむつ替えの回数がとても多いので、ロンパースより紐で留める合わせタイプの肌着のほうが楽ですね。この時期の赤ちゃんはほとんど動かないので、紐で留めるタイプでも脱げることが少ないのです。

でも、赤ちゃんがばたばたと手足を動かすようになってきたら、スナップでしっかり留めてあげられるロンパースのほうが安全。お出かけするようになるので、身体にぴったり沿う肌着のほうが、上に着せる服も選びやすいです。

外着として使いやすいのは?

肌着の上に着せる外着としては、肌着より少し長く着ることができます。メーカーによっては、110cmサイズまで用意していることも。ただし、赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちを始めるようになると、ロンパースは少しずつ着せにくくなってきます。理由は、ロンパースの構造にあります。

前開きのロンパースは、赤ちゃんが寝返りを覚えてよく動くようになると、着せにくくなります。かぶりタイプで股下スナップボタンのものは、赤ちゃんが座ったり立ったりしていても頭から着せてあげられるので、比較的長く着られます。

それでも、おむつ替えが問題になってきます。赤ちゃんが足をよく動かすようになると、お尻をきれいにしてあげるときに汚れが衣類についてしまうことがあります。上下に分かれた衣類なら下だけとりかえてあげればよいのですが、ロンパースだと全身のお着替えに。つかまり立ちができるようになり、パンツタイプの紙おむつを使う場合も、ロンパースより上下セパレートの服のほうが楽です。お着換替えのしやすさから、保育園などでは、ロンパース禁止・上下セパレートの服を指定されることも多いです。

大きくなってからもこんなときはロンパース!

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赤ちゃんが成長してハイハイ・つかまり立ちを始め、上下分かれたお洋服を着るようになってからも、ロンパースが活躍する場面があります。ひとつは、就寝時。パジャマのズボンでおなかを締め付けることなく、リラックスして寝られます。

また、冬場は薄手のロンパースを下着として着せてあげるのもいいですよ。動いたときもおなかや背中が出ることがなく、冷えずに快適です。外遊びのときにカバーオールとして着せてあげれば、防寒だけでなく、汚れ防止になりますよ。

まとめ

ロンパースは、赤ちゃんが着るとほんとうにかわいく見えます。肌着としても外出着としても使え、機能性もじゅうぶん。袖の長さや素材、スナップボタンの位置などを比べて、使いやすいものを探しましょう。色柄にもたくさんのバリエーションがあるので、ママの好みで選んであげてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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