妊娠 妊娠
2021年09月30日 10:15 更新

ゼロからわかるパパの育休。フロー、お金、仕事の調整… 気になるアレコレを解決! #読む両親学級

PR:ピジョン株式会社

プレママが今知りたい情報をお届けする連載企画、「読む両親学級」。第3回目のテーマは、「パパの育児休業」。最近よく耳にするようになりましたが、実際の取得者はまだまだ多くないのが現状です。そこで、先輩パパでもあり、男性の育休取得促進活動を行うお二人が、パパが育休を取得するメリットや、制度の基礎知識、気になるお金のことをわかりやすくレクチャー! さらに、来年度から変わる育休制度についても教えてもらいました。

子どものかわいさ、成長の喜びを肌で感じる。
パパの育児休業のメリットとは?

グラフ002

そもそもパパが育休を取ると、どんな良いことがあるのでしょうか? 実体験を交えながら、パパ育休のメリットを教えてもらいました。

ママだけじゃなくパパだって取得できる! 育児休業の基本

いざ育休を取得しようとした場合、現在の制度はどうなっているのでしょうか。どの時期にどれくらいの期間を休めるの? 要件や申請期限は? パパの育児休業の基礎知識をチェックしていきましょう。

「育児休業=パパには取りづらい」という風潮があるのは事実ですが、育児休業は、パパもママ同様に取得できます。取得可能期間は、原則子どもが1歳になるまでで、育児休業開始予定日の1ヵ月前までに会社への申し出が必要です。 育休中は原則無給ですが、雇用保険に加入しており一定の条件を満たしていれば、「育児給付金」が支給されます。(渡邊さん)

関連リンク

育休の取り方いろいろ
その1:産後8週間以内に取れば、2回取得できる
「パパ休暇」

さらに、知っておきたい育休の特例を2つ紹介します。
まずひとつ目は、「パパ休暇」。産後8週間以内にパパが育休を取得すると、子どもが1歳になるまでの間にもう一度育休を取得できるという制度です。
取得要件は、「子の出生後8週間以内に育児休業を取得していること」、「子の出生後8週間以内に育児休業が終了していること」の2つ。
育児休業は原則1回しか取得できませんが、「パパ休暇」なら2回に分割しての取得ができるので、ママの産後と復職時のサポートをできるなど、より柔軟な育休の取り方が可能になります。(塚越さん)

その2:1歳2ヵ月まで、休業対象期間を延長できる
「パパ・ママ育休プラス」

もうひとつは、「パパ・ママ育休プラス」。パパとママの両方が育児休業を取得する場合、育休の取得限度を2ヵ月先まで(子どもが1歳2ヵ月になるまで)延長できる制度です(※)。 取得の要件は、「子が1歳に達するまでに夫婦ともに育児休業を取得していること」、「本人の育児休業開始予定日が、子の1歳の誕生日以前であること」、「本人の育児休業開始予定日は、配偶者がしている育児休業の初日以降であること」の3つ。 「パパ休暇」と併用すれば、育休制度を最大限に活用することができます。(渡邊さん)

※1人当たりの育休取得可能最大日数(産後休業含め1年間)は変わりません

いつ、どのくらい取るのがいいの?育休取得の実例をチェック

育休期間の選択肢はひとつではなく、制度を組み合わせることで、それぞれの家庭に合ったスタイルで取得できます。パパ休暇や、パパ・ママ育休プラスを利用した実例をご紹介します。

【引継ぎ型】

グラフ002
ママの職場復帰に合わせて、一定の引継ぎ期間をかぶせて取得。保育園の急なお迎えもパパが対応できるので、ママは仕事に集中できます。ママとパパが一緒に育児をする時間があり、お互い安心してバトンタッチできるのも◎。

【産後サポート型】

グラフ002
子どもの誕生に合わせて取得。出産直後は、精神的にも体力的にもママへのケアが最も必要な時期。産後すぐ育休が取れると、ママも心強いでしょう。

【産後サポート併用型】

グラフ002
「産後サポート型」の応用が、「産後サポート併用型」。パパ・ママ育休プラスを利用することで、産後に加え、ママの職場復帰のサポートも可能になります。

【共に育児型】

グラフ002
ママの育休スタートからパパは2〜3ヵ月後ろにずらして育休を取得。仕事が忙しいパパでも、閑散期などに育休期間を調整できます。夫婦の育休の重なる期間が長期間となるようにし、夫婦の子育ての足並みを揃えパートナーシップを深めることができます。

関連リンク

より取得しやすく。2022年度からはじまる、制度改正のポイント

2022年度に、よりパパの育休が浸透するよう育休制度が改正されます。特に注目したい、改正後の3つのポイントを教えてもらいましょう。

①「男性版産休」の新設

「出生時育児休業」という、いわゆる“男性版の産休”が新設されます。これは子供の生後8週間までの間に最大4週間まで休める制度。期間内であれば2回に分割して取得できます。休業の申し出期間は、育休開始予定日の2週間前までに変更(現行は1ヵ月前)。さらに、会社の合意があれば、育休中でも育休期間の半分を上限として就労できます。

②事業主の措置義務化

企業は、男性育休を取得しやすい環境を整え、子どもが生まれる男性社員に対して育休制度等を知らせ、「育休が取れますよ。取得しますか?」と、取得の確認をすることが義務化されます。これは大企業だけでなく、中小企業も同じです。

③「従来の育休制度からの改善策

「出生時育児休業」以外の育児休業を、2回まで分割して取得できるようになります。つまり、男性は出生時育児休業と合わせると4回まで分割できるようになり、より一層柔軟な取り方が叶うように。また、現行の「事業主に引き続き雇用された期間が1年以上である者」という要件が廃止(労使協定などの条件で除外も可)され、育休取得の対象者が拡大されます。

\ 教えて!先輩パパ /
ここが知りたい!

これから育休を取得予定、取得しようか迷っているというママ・パパにアンケートでお悩みを募集。塚越さんと渡邊さんが、お悩みを解決します!

Question 01 Question 01

育休取得中の家計が心配です。給付金の入金フローや時期が気になります。

イラスト9
Answer Answer

関連リンク

Question 02 Question 02

パパが職場復帰後の仕事や出世への影響を気にしていて、育休を前向きに検討してくれません。

イラスト
Answer Answer

関連リンク

「どっちが取る?」と相談する時代。思い込みは捨てて、理想の育児を話し合おう

最後に、全国のプレパパに向けてメッセージをいただきました!

次回のテーマはこちら

―― 余裕を持って、準備を。出産準備編 ――

いよいよ出産準備。出産に向けていつ頃から、何を準備すればいいの? 陣痛が来た時の連絡や移動手段や、陣痛バッグの準備など、具体的な準備について、おさえておきたいポイントをお伝えします!

関連リンク

はじめての妊娠・出産。妊娠週数や気分にあった
お役立ちコラム満載『妊婦フレンズwithパパ』

検索ではたどり着けない、今のあなたにぴったりの妊娠期情報をお届けするプレママとパパのための情報サイト『妊婦フレンズwithパパ』。LINE公式アカウントの妊婦フレンズ(@ninpufriends)を友だち追加すれば、妊娠週数に合った情報を届けてくれます。

毎月1,000名様に、オリジナルのマタニティマークロゼットがあたるプレゼントキャンペーンも実施中なので、ぜひチェックしてみて。

プレママ・パパ応援メディア『妊婦フレンズwithパパ』はこちら 毎月1,000名に! オリジナルマタニティマークロゼットプレゼントはこちら

――・・ 合わせてこちらもチェック! ・・――

コモドライフ

育児休業でパパが変わった! 育児・家事の「自分ごと化」

育児イマLABO

イマドキ育児を実践する家族をピジョンが徹底調査。令和的・新しい育児のカタチ

※この記事は2021年9月時点での情報です。

参考文献[*1]特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン 夫婦de育休取得戦略プロジェクト パパ育休ファイル

提供:ピジョン株式会社