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2021年12月08日 11:25 更新

【お年玉】名前の書き方・お金の入れ方・年代別相場や常識を確認

子どもたちにとって「お正月」といえば「お年玉」。あげる立場の大人は大変ですが、お年玉のマナーについて記憶があやしい方は、お正月前に本記事をご一読ください! お年玉袋(ポチ袋)への名前の書き方、お金の入れ方、金額の相場などについても詳しく解説します。

お年玉袋への名前の書き方

Lazy dummy

子どもの名前はどこに書く?

子どもの名前は、ポチ袋の表の左上に書きます。ですが、特別な決まりではないため、空いているスペースのどこに書いても問題なし。名前も、普段から呼んでいる名前や愛称で構いません。ただし、呼称の後ろに「ちゃん」や「くん」は付けてくださいね。

例:○○ちゃんへ、○○くんへ

名前を書くスペースがない場合は?

ポチ袋のデザインによっては、名前を書くスペースがないものもありますよね。その場合は、裏面に子どもの名前と自分の名前を書いてOKです。

ただし、うっかり間違って、他の子に渡さないように気を付けましょう。一度手渡したものを戻してもらうことは失礼なこと。金額に差をつけている場合は、より一層の注意が必要です。

裏面には自分の名前を書く

ポチ袋の裏面には自分の名前を書きましょう。空いているスペースに書けば問題ありません。子どもの名前も裏面に書く場合は、常識として自分の名前のほうが下の位置にくるように書きましょう。

あげる子どもから呼ばれている名前をそのまま書いてOKです。例:〇〇おばさんより

お年玉袋へのお金の入れ方

Lazy dummy

詳しくわかる!お札と硬貨の裏表

「お札や硬貨の表と裏、どっちがどっち?」と迷うことありませんか?あやしいのであれば、恥をかかないためにも一緒におさらいしておきましょう。

まずはお札ですが、「人物がある方が表」。なので、現在の1万円札だと「福沢諭吉が描かれている面が表」となります。

下の画像では、左側が表です。「人物が表」と記憶しておきましょう。

出典: https://www.npb.go.jp
独立行政法人 国立印刷局

次は硬貨です。

硬貨は、「植物や建物などが描かれている面が表」で、「数字が描かれている面が裏」です。

下の画像では、左が表で、右が裏となります。

出典: https://www.mint.go.jp
独立行政法人 造幣局
出典: https://www.mint.go.jp
独立行政法人 造幣局
出典: https://www.mint.go.jp
独立行政法人 造幣局
出典: https://www.mint.go.jp
独立行政法人 造幣局

正しいお札の入れ方

お札と硬貨の裏表がわかったところで、今度は正しいお札の入れ方についておさらいしましょう。

お札は「三つ折り」にしてポチ袋に入れます。入れ方の手順は以下の通りです。

1.お札を表に向け、お札の左側から1/3を内側へ折ります。

2.お札の右側から1/3を左側へかぶせるように折ります。

3.三つ折りのお札の右上を封筒の表側にし、肖像が逆さまにならないようにポチ袋に入れます。以上です。

1万円札で三つ折りすると、福沢諭吉が見えなくなり、開くとすぐ右側に福沢諭吉が見えればOK。

お札を複数枚にするときは重ねて折る

お札が複数枚の場合は、一枚ずつではなく、重ねてから三つ折りにしてポチ袋に入れます。異なる金額のお札を入れるときも同様です。

ちなみにお札の横幅ですが、金額によって違うことをご存知でしょうか? 金額が大きいお札ほど横幅が長くなります。(千円札<五千円札<一万円札)

なので、異なる額のお札を重ねて三つ折りする際は、下に金額の大きいお札がくるようにすると、きれいに折ることができますよ。

お札と硬貨を入れるときは裏表を合わせる

お札と硬貨を入れるときは、表裏を合わせましょう。三つ折りにしたお札の上に、「植物や建物などが描かれている面の硬貨」を置いて、そのままポチ袋に入れます。

お札と硬貨をあげることは少ないかもしれませんが、念の為マナーとして覚えておきましょう。

お年玉の金額の相場

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未就学児

未就学児ですと、ごく近しい身内にだけあげることが多いようです。金額の相場は1,000円以下のことが多く、「小銭だけポチ袋に入れる」「500円玉を1枚あげる」がほとんど。それでも幼児は、とてもよろこんでくれるのですからかわいいものです。

小学校低学年

小学校低学年生にあげるお年玉の金額相場は、学年数に合わせることが多いようです。(1年生には1,000円、2年生には2,000円、3年生には3,000円)また、一般的には、「小学生になったらお年玉をあげる」パターンも多いです。

親の立場からすると、親や祖父母以外の親戚や知り合いからも、子どもがお年玉をいただくことが増えます。お金の管理については親子でしっかりと話し合うとよいですね。

小学校高学年

小学校高学年には、多過ぎず少な過ぎない3,000円から、ちょっと多めの5,000円が無難です。

小学校高学年ともなると、お友達同士で遊びに出掛け、外でご飯を食べたり、自分のお金で買い物したりする機会も出てきます。そのような場合、親としては「いただいたお年玉からやり繰りするように」と、促すことも考えたいですね。

中学生

中学生へのお年玉の相場は、学年を問わず5,000円が一般的。中学生になると、欲しいものも高額になり、お金はあればあるほどいいという考えになってきます。

お友達と出掛けたり、おしゃれにも目覚めてくるお年頃。何かと散財してしまうので、お年玉もたくさんもらえると嬉しいようです。

高校生

高校生ともなると、お金に対してシビアな面も出始め、お年玉をいくらもらえるか皮算用している子も多いです。内心「親は1万円くれるはずだし、祖父母も1万円、あと親戚に会えれば……」などと考えていることも。

高校生にあげるお年玉の相場としては、5,000円~10,000円が一般的。親戚に高校生がたくさんいる大人は、お年玉貧乏になりそうですね。

大学生

高校卒業を機に、お年玉をストップするパターンも多いようです。しかし、大学生はまだ収入がないため、親や祖父母はあげることも。

大学生自身は、「もうもらえないかもしれないけど、もらえたらラッキー」くらいの考えになっています。そんな大学生に、もしお年玉をあげるとした場合の相場は、10,000円から。少な過ぎず多過ぎず、妥当な金額で渡しましょう。

お年玉は何歳から何歳まであげる?

Lazy dummy

何歳からあげる?

特に決まりはなく、あげる側の気持ちの問題です。周囲と示し合わせると良いでしょう。

一般的にあげ始めるのは、「生まれた年」「幼稚園に入園」「小学校入学」の3パターンが多いです。

ただし、赤ちゃんや幼児にあげるのは、よほど近い関係ではない限りレアなこと。小学生になった年にあげるのが最も多いパターンです。

何歳まであげる?

こちらも決まりはなく、あげる側の気持ちの問題。一般的には、「高校を卒業するまで」「社会人になるまで」「成人を迎えるまで」の3パターンが多いです。

お正月に会えたらあげる、くらいのスタンスでもよさそうですね。

大学生にあげるのはどうか?という声もありますが、もらえる側としては「もらえれば嬉しいけど期待はしていない」ことが多いようです。

お年玉の基本のマナー・常識も確認しておこう

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お年玉やお祝い事には「新札」を用意する

お年玉やお祝い事でお金をあげる場合は、新札を用いるのがマナーです。新札を入手するために銀行へ行く場合、年末の銀行はとても混雑するので、早めに用意しましょう。

新しい一年の始まりに、新札やピカピカの小銭をもらえば、子どもだって気持ちが上がるはず。ポチ袋も、新しいものを用意したいですね。

もうひとつ、新札やポチ袋は、お年玉をあげる想定人数分プラス2~3あると、想定外の子どもと会ったときでも慌てずに済みますよ。

4や9の付く金額は避けるべき

一般に、「お祝い事に4や9の付く金額をあげるのは縁起が悪い」とされています。

もらう側の子どもはまったく気にしないかもしれません。ですが、子の親が「縁起でもない、常識がない」と思う場合も。

お年玉には、忌み数と言われる4や9の金額は避けたておきたいですね。

まとめ

今回は「お年玉」についてのマナーやお金の入れ方、名前の書き方についての情報をお届けしました。

知っているようでも、「お金の裏表ってどっちだった?」と、記憶があやしいときってありますよね。美しき大人のマナーとして、「まーいいや、どっちでも」で終わらせるよりは、きいんと確認してから子どもたちに渡したいもの。

甥や姪、親戚の子どもがたくさんいるとお年玉の予算もかさみますが、子どもたちの嬉しそうな笑顔でチャラとしましょう。

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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