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2021年11月23日 12:00 更新

【専門家監修】狭い部屋でも変わる! インテリアで部屋を広く見せるコツ

「今のお部屋をよりよくしたい」「こうだったらいいのに」など、お部屋に対して、大なり小なり思うところは出てきますよね。けれど「広くする」というのは現実的に難しそう……と諦めていませんか? 物理的に広くするのは難しいですが、家具配置や壁面の使い方を少し変えるだけでも印象は変わるんです。

こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイルスト・プロの佐々木弓子です。

「整理収納と模様替えでどうにでも転べる」という信念を持つ模様替えのオタクである私。そんな私が数々の模様替え体験で感覚的に習得してきた、お部屋の印象を変えるコツをお伝えします。

どんな部屋にも可能性がある

まず「今の部屋ではどうせ無理だろうし、お手上げ」という諦めの気持ちは捨てましょう! 私からすると発展途上でかつ、多少のコンプレックスがあるからこそ楽しいのがお部屋づくりであり、あまりにも完璧すぎるのは逆につまらないとさえ感じてしまいます。

お部屋の壁一面、窓や建具とそのまわり、凸凹のある壁や天井、変わった間取りなど、すべての空間には可能性があります。諦めなければどうにでもなりますよ。

広く素敵に見せるためにできること

奥行を出す

狭い部屋 インテリア
ヘラス・テラス

少しでも広く見せるためには「お部屋に奥行を出すこと」が得策です。横長や縦長の長方形のお部屋、正方形の狭いお部屋もどうにかしたい……そんなときは壁を最大限に活用しましょう。奥行を出したい壁に何かひとつアクセントになるパネルや絵を飾ったり、大きなミラーと観葉植物などを配置するのもオススメです。設置する際は壁の左右の余白スペースを同じにしてバランスをとったり、窓や建具と高さを揃えると、より映えるインテリアになります。

天井に高さを出す

狭い部屋 インテリア
ヘラス・テラス

天井が高いとお部屋が広く見えますよね。元々天井が高い場合はよいのですが、天井高が普通の場合でも、インテリア次第で天井高に見せることができます。天井から縦長の雑貨や照明、植物などをぶら下げてみたり、壁面の天井の位置から長めのファブリックなどを垂らしてみると、高さと同時に奥行も出すことができます。

白い天井と白い壁のままではもったいない! ぜひ試してみましょう。

窓もポイント

狭い部屋 インテリア
ヘラス・テラス

大きくても小さくても、お部屋にある窓は貴重な存在。光と空気の通り道を、なるべくならば遮らないことが大切です。

また、必ずしも窓にカーテンは必要ではありません。外からの室内が見えない加工窓や位置的に気にならないなら昼間はカーテンを全開にして窓枠を見せることで圧迫感がなくなり、空間を広く見せることができます。カーテンをかける場合も、あえて天井に近い高さにカーテンレールを設置して長い丈のカーテンをかけることで、天井高が出てお部屋を広く見せることができますよ。

家具配置を変えてみる

狭い部屋 インテリア 模様替え
ヘラス・テラス

広さを出すためには家具を減らすのは手ではありますが、たとえ狭いスペースであっても意外と置けるもので、何も置かないより置いたほうが広く見えることもあります。できれば家具配置は何パターンも試してみてほしいです。背の高い圧迫感が出てしまう家具は死角に、家具を配置する壁の利用は2面までにする、家具の色や面はなるべく揃えるなど、自分なりのルールをもって変えてみると意外にナイスな家具配置が見つかります。やらなければ現状のままですので、トライ&エラーで繰り返しやってみましょう。

モノの整理をする

お部屋づくりは引き算です。モノの量が多すぎるとモノでスペースが奪われ、広く見せることはもちろん、お気に入りを飾ってもモノが邪魔して映えません。大変かもしれませんがモノを引いていくことで自分にとっての素敵なお部屋を作ることができます。さみしくなるくらいに減らす必要はありませんので、ひとまず目に入る気に入らないものだけを減らしてみる、これだけでも随分と変わるものです。

メリハリをつける

狭い部屋 インテリア メリハリ
ヘラス・テラス

見せたいところはとことんこだわり、死角となるところはある程度ゆるめる。インテリアもメリハリをつけることでハードルが下がり、気楽に楽しむことができます。メリハリをつけて何もない余白スペースを作ることも、広く見せるためには必要です。キッチンから見えるスペースはお気に入りを飾る場所にする、ここの壁はあえてなにもしない、など、自分が見ていて心地いいモノや空間にこだわってみてください。

まとめ

とにかく諦めずにいろいろと試してみることが大事です。今お部屋にあるものは全てインテリアです。配置する場所、高さ、向き、背景、これらが変わると見え方がガラリと変わります。横と縦、表と裏、白と黒、やりだしたらキリがないのですが、試すことで自分の「いい感じ」に出会うことができます。自分の視覚と居心地を信じて、お部屋づくりを楽しんでください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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