住まい 住まい
2021年11月23日 16:50 更新

専門家が教える"家族がもめない!使いやすい"お菓子収納のコツ

お菓子の収納、どうしていますか? 出し入れしにくいと子どもに「お菓子取って」と言われいちいち取ってあげないといけなかったり、かといって出し入れしやすいと勝手に食べられてしまったり……。家族のちょっとした攻防やイライラが生まれることもあるお菓子収納。平和に楽しいおやつタイムを過ごすにはどうしたらいいのでしょうか。

こんにちは、マスターライフオーガナイザーのはやさかひろみです。

リビングやキッチンに収納している食べ物関係。その中でも、お菓子の収納はどうしていますか?

我が家は息子2人がいるので、日ごろから割とお菓子を食べるほう。常に何かしらのお菓子は常備しています。

子どものおやつ用のお菓子のほかにも、大人のおつまみ用やそれぞれ自分で買ってきたものなど、種類も多く増減も激しいので、お菓子の収納場所はごちゃついてしまいがちです。

そんなお菓子の収納は、家族みんなが使うからこそうまくいかないとイライラの原因に。そこで家族がもめない!? 平和で使いやすい収納方法のコツをお伝えします。

お菓子はどこに収納する?

お菓子 収納
出典: https://hiromi-hayasaka.jp

お菓子はキッチンやパントリーに収納しているお宅が多いように思います。我が家でも、キッチン内の収納スペースにお菓子置き場を設けています。

ちょっと見た目は雑多になりますが、ここはリビングからは全く見えない場所なので、これでOK。見映えよりも使いやすさを重視して収納している場所です。このパントリーには、もともとクローゼットのように折れ戸がついていましたが、開け閉めが面倒だったので外してオープンにして使っています。

子どもがまだ小さかったころ、お菓子は手が届く場所に置くと勝手に取られてしまうので、棚の高い位置に収納していました。子どもは届かない、親は簡単に届く高さです。私がお菓子を全て管理していたので、お菓子はひとまとめに収納して、都度必要な分だけ私が取り出し、子どもに渡すといった方法でした。

しかし成長に伴い、今では子ども達も自分で出し入れできる身長に。子どもが自分のタイミングでお菓子を食べたり、お小遣いで自分の好きなお菓子を買う機会も増え、兄弟それぞれのお菓子/共通のお菓子が分かれてきました。

自分の分は自分で管理

お子さんの年齢によって使いやすい収納方法は異なりますが、小学生くらいからは自分のお菓子は自分で管理する練習をはじめるのもよいのではないでしょうか。

我が家は兄弟で「これは僕の分だ」「ずるい」などともめるようになってから、自分の分を入れるお菓子入れを用意しました。

お菓子入れに使っているのは、セリアの味噌ケースです。ケースにはそれぞれ名前をラベリングしています。

お菓子 収納
出典: https://hiromi-hayasaka.jp
お菓子 収納
出典: https://hiromi-hayasaka.jp

もともとケース本体にはフタがついているのですが、フタを開閉する手間をなくすためフタを外して使っています。

大きめの持ち手がついているので子どもでも取り出しやすく、おやつの時間にはケースごと取り出してテーブルへ持って行っておやつを食べています。

また子ども会などでお菓子をもらったときや自分で買ってきたときも、帰宅すると自分のケースにしまっています。自分のケースにしまうことで人に食べられる心配がなくなるからか、自分のお菓子の収納は「片づけなさい」と言わなくても進んでやっていますね(笑)。

お菓子 収納
出典: https://hiromi-hayasaka.jp

子どもそれぞれのお菓子入れをつくると、お菓子を食べた後のゴミや賞味期限切れになったものが入れっぱなしになったりすることもあるため、ときどきチェックは必要です。ただ、親は必要以上に干渉しなくて済みますし「自分のものは自分で管理する」練習にもなります。

お菓子 収納
出典: https://hiromi-hayasaka.jp

また、子どものお菓子入れのほかに、家族のお菓子入れがあります。家族のお菓子入れは大人の管理なので、勝手に出し入れしないというルール。

食べたいときは「これ食べていい〜?」と許可をもらってからという決まりです。子どもそれぞれのお菓子入れと家族みんなのお菓子入れを分けることで、お菓子が原因の兄弟げんかも減ったように思います。

大人の"こっそりお菓子"はバレないように!

お菓子 収納
出典: https://hiromi-hayasaka.jp

ちょっと高級なお菓子やひとつしかないときなど、子どもにはバレたくない大人用のお菓子を食べることってありますよね。こっそり置いているつもりが見つかってしまい、「あ〜ママばっかりずる〜い!」なんて言われてしまったという経験が何度かあります(笑)。

そんな大人用の"こっそりお菓子"は収納術を逆手にとって収納しています。

フタをとる、引き出しを開けるなどの「アクション数」が増えると収納は使いにくくなり、出し入れが面倒になるもの。大人用の"こっそりお菓子"は、あえて「アクション数」を増やしてフタつきの箱の中に収納します。フタつきの大きな箱の中にさらにフタつきの小さな箱を入れて、その中に収納してもいいかもしれません。

こうすることで、(よっぽど何もなければ別ですが)子どもがわざわざフタを開閉してまでお菓子を探すことはしにくくなります。さらに置き場所を手の届きにくい高さにするなども効果的です。

ただし、大人本人が見えなくて忘れてしまったりしないように注意が必要。忘れてしまわないうちに、こっそり楽しんでくださいね。

お菓子 収納
出典: https://hiromi-hayasaka.jp

消費順も意識して収納する

お菓子 収納
出典: https://hiromi-hayasaka.jp

賞味期限がせまっているから先に食べてほしい、封を開けたものから食べて未開封のものは後からにしてほしい……そう思っていても、全てをひとまとめに同じ場所に収納しておくと、あちこち開封されてしまってイライラすることがあります。

そんなときは、「先に食べてほしいものを手前に」「後から食べてほしい未開封のものは奥側に」収納します。

この場合、先に食べてほしいものはパッと見てわかり、手に取りやすいような浅い入れ物に収納。後から食べてほしいものは、少し見えにくく、取りにくいような深さのある入れ物に収納してみてください。

そして、「手前の開いているお菓子から食べてね」とルールを決めて共有するのも大切です。言わなくてもわかるでしょ、と思うかもしれませんが、収納をした人だけでなく家族みんなでルールを共有しておかないと「どうして〇〇してくれないの」というストレスを生んでしまいます。

普段から小さなことでも話し合ってコミュニケーションをとっておくようにすると、片づけ収納がうまくいきますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 食べてもいい、消費してほしいお菓子は「出し入れしやすく」収納、食べてほしくないお菓子はあえて「出し入れしにくく」収納。

家族で楽しいおやつの時間を過ごせるように、ぜひ収納の工夫を取り入れてみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-