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【医師監修】妊娠したら、まずは何をすればいいの? 確認事項まとめ

【医師監修】妊娠したら、まずは何をすればいいの? 確認事項まとめ

初めての妊娠だとわからないことばかりで、何から始めたらいいのか疑問を持つ方もいるでしょう。妊娠中に注意したいことや、早めに行なっておきたいこともあるため、妊娠したら簡単な項目のチェックをお勧めします。妊娠~出産まで確認したいことをまとめました。


この記事の監修ドクター
むさしのレディースクリニック院長 大田昌治先生
山梨医科大学医学部(現山梨大学医学部)卒業後、武蔵野赤十字病院産婦人科副部長を経て、むさしのレディースクリニックを開院。武蔵境駅北口より徒歩2分の助産師がいる産科・婦人科クリニックです。
いつも患者様に寄り添っていける産婦人科のかかりつけ医でありたいと思っています。女性のトータルライフをサポートしていきます。
http://musashino-ladies.jp

妊娠したらまず行うこと

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妊娠したらまず妊娠の確認と、家族への報告を行いましょう。

まずは病院で確認

妊娠検査薬で陽性が出たら、できるだけ早めに医療機関を受診しましょう。超音波検査を受け生理が遅れていたりすることで妊娠に気がつく方も多いでしょう。家庭で手軽に検査できる、妊娠検査薬を使って調べる人も多いと思います。最近の検査薬は精度が高く、陽性反応が出れば妊娠している可能性は高くなります。

病院を受診するのは、子宮外妊娠(異所性妊娠)など問題を早く確認するためです。子宮外妊娠の場合も、市販の検査薬は陽性となってしまい、区別することはできません。万が一、子宮外妊娠をしていて卵管破裂(らんかんはれつ)が生じた場合には、母体にも危険性が及びます。このため妊娠に気がついたら、早めに受診することが大切なのです。

当面は夫や両親のみへの報告に留める

妊娠はうれしい報告で周りの人に伝えたい気持ちが出てしまいますが、まずは夫や両親のみへの報告に留めましょう。妊娠初期はまだ不安定で、流産の可能性はゼロではないため、身内だけに留めるのがベターです。

夫とは、これからの生活やお金、仕事など話し合うべきことはたくさんあります。両親へも里帰りなどでお世話になる機会が増えるため、妊娠がわかったら報告しておけると良いですね。

妊娠届を提出し、母子健康手帳を受け取る

妊娠を確認したら、お住まいの市町村の窓口で速やかに妊娠の届出を行い、母子健康手帳(母子手帳)を受け取りましょう。このとき、妊婦健診を公費の補助で受けられる受診券や、保健師等による相談、母親学級や両親学級の紹介など各種情報も一緒にもらえるようになるため、早めに妊娠届を提出することをおすすめします。なお、妊娠の届出にあたって、医師の診断書等は基本的に不要です。

母子健康手帳はママや生まれる赤ちゃんの記録管理を目的とするもの。妊娠中に受けた定期健診の様子や出産の様子、生まれた赤ちゃんの健診結果や予防接種などを記録していきます。この手帳を見れば、ママと赤ちゃんの妊娠中の経過がわかるようになっているので、外出するときは常に持ち歩くようにしましょう。

妊娠したらやめなくてはならないこと

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健康な赤ちゃんを産むために、妊娠したらやめなければならないこともあります。

喫煙、飲酒など

妊娠がわかったら、たばこ、お酒は避けてください。胎内の赤ちゃんは、妊娠がわかる前から細胞分裂を繰り返し、体を作っています。妊娠初期は内臓や神経、脳など重要な器官の形成時期ですから、妊娠中の女性は完全に喫煙と飲酒を止めるようにしましょう。

カフェインの摂取は絶対にやめなければならないわけではなく、ストレスにならない程度で摂取しても問題ありません。コーヒーであれば一日おおよそ2杯程度なら問題ないとされています。なお、コーヒーだけではなく、紅茶や日本茶にもカフェインが含まれているため注意しましょう。

激しい運動

妊娠中は激しい運動は避けるべきです。妊娠中は貧血になりやすく、その影響で疲れやすくなる人も増えてくるため、体に負担がかかる運動は避けてください。一方で適度な運動は、妊娠中の体重コントロールやストレス発散にもつながるため、積極的に行うと良いでしょう。

運動を新たに始める場合は安定期に入ってからで、医師の許可を得てからにしましょう。ウォーキングやマタニティヨガなど、軽い運動がお勧めです。ただし、妊娠状態に何か問題があったり、過去に早産を経験している妊婦さんや流産を繰り返している人などは運動を始める前にかならず主治医に相談してください。

自身の判断による薬の服用

妊娠がわかったら、自己判断による市販薬の服用は避け、かならず医師や薬剤師に相談してください。市販の風邪薬や頭痛薬、胃腸薬など、短期間飲む薬は、妊娠4週(生理予定日を過ぎたころ)までに中止すれば、赤ちゃんに影響することはまずないとされていますが、なかには注意が必要な薬もあります。妊娠の可能性があって体調を崩したときはとくに、医師や薬剤師からアドバイスを受け、症状に応じた薬を服用することが大切です。

持病がある人は、妊娠の可能性き気づいたらできるだけ早くかかりつけの医療機関を受診し、医師に相談するようにしましょう。

栄養を摂る

妊娠したら赤ちゃんのために栄養をしっかり摂ることはもちろんのこと、体重コントロールも必要になってきます。

バランスよく栄養を摂りながら体重の増減に注意する

妊娠初期、つわりで食欲のない妊婦さんではあまり体重は増えません。むしろつわりにより体重が減ってしまうこともあるので、食べられるものを食べられるときに摂取するのが基本です。ただ、つわりが治まったとたん、急に食欲が出てくるのもよくあることです。出産までの全妊娠期間を通して体重を増やしすぎてしまうと、さまざまなリスクが伴います。

体重の増加でリスクが上がるのが、妊娠高血圧症候群(にんしんこうけつあつしょうこうぐん)です。高血圧または高血圧を伴うタンパク尿やむくみ(浮腫)になるもので、胎児の発育不全などにつながるおそれがあります。

また、もともと肥満であったり、妊娠期間中に体重が増加しすぎると妊娠糖尿病(にんしんとうにょうびょう)になることがあり、これもさまざまな合併症を引き起こす可能性があります。お母さんは妊娠高血圧症候群や羊水量の異常など、赤ちゃんは流産や形態異常、巨大児などにもつながりやすいため注意が必要です。

一方で、妊婦さんの痩せすぎも同時にリスクが伴います。かかりつけの産婦人科の医師・助産師の指示を守り、適度な運動を続けながら、1日3食バランスよく食べるようにしてください。

葉酸を摂取する

妊娠初期は葉酸(ようさん)の摂取を心がけましょう。妊娠初期にはとくに重要な栄養素と言われています。

葉酸はモロヘイヤやホウレンソウなど、緑黄色野菜に多く含まれる栄養素です。野菜をたっぷり食べることで、便秘予防の食物繊維、ビタミンやミネラルも同時に摂取できます。野菜が多いメニューは体重管理にも役立つため、積極的に取り入れてみましょう。

なお、妊娠の1ヶ月以上前~妊娠3ヶ月までの間は、通常の食事からの葉酸摂取に加えて、1日400μgの「モノグルタミン酸型の葉酸」を摂取することが推奨されています[*1]。

出産までの計画を立てる

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妊娠がわかったら、簡単で良いので今後の出産までの計画を立てていきましょう。

仕事はどうする?

妊娠してから出産までの仕事や、産後の仕事をどうするか夫婦でよく話し合いましょう。仕事を辞める場合、産休を取る場合も、会社などへいつ伝えるかを考えましょう。伝える時期は会社やその人によってもさまざまですが、つわりのピークとなることが多い妊娠3ヶ月ごろ、まずは直属の上司に相談し、周囲の人には妊娠5ヶ月以降に公表することが多いようです。

どこで出産する?

出産場所は、自宅近くで選ぶ方もいれば、実家の近くの病院を選ぶ方もいます。また、大学病院や総合病院、産婦人科医院など、施設ごとに環境が異なります。転院しようと思っても、人気の施設だといっぱいで入れないこともあります。自分の体調やどのように産みたいかを考えて、インターネットやガイドブック、先輩ママの声など幅広く情報を探しておきましょう。そして、産む施設を決められたら早めに分娩予約をしておきましょう。

出産費用の計算

妊娠~産後まで問題となるのがその間の生活費や、出産費用の捻出です。国や自治体では、出産する人への助成金も多く出しているため、自身の状況にあったサポートを確認することをお勧めします。

妊娠・出産でもらえる助成金として、育児休業給付金や出産育児一時金、出産手当金などがあります。助成金は基本的に届け出をしないともらえませんし、その人の状況によってもらえる金額は異なりますので、わからないことは自治体の窓口などに聞き、必要書類をあらかじめ用意しておくといいでしょう。

産休中にもらえる給付金とは?対象者、金額、申請方法と期間について

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/1197

出産にそなえて仕事を休んだ場合に気になる、休業中のお金。日本には、産休中に無収入になってしまう人のために「出産手当金」という制度があります。今回は、そんな「出産手当金」についてご紹介します。

まとめ

妊娠したら、いろいろと決めるべきことがあります。妊娠がわかってから出産まではまだ日もあるため、これからゆっくりと詳細を確認していくようにしましょう。今回紹介したことを簡単に確認しておいてください。

参考文献
[*1]独立行政法人 国民生活センター報道発表資料 胎児の正常な発育に役立つ「葉酸」を摂取できるとうたった健康食品 P3
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20110526_1.pdf

※この記事は 医療校閲・医師の再監修を経た上で、マイナビウーマン子育て編集部が加筆・修正し掲載しました(2018.06.25)

※記事の修正を行いました(2019.06.07)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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