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2021年11月10日 12:10 更新

家事の「属人化」はNG! 住まいを「子育て仕様」に変えよう『新・ワーママ入門』Vol.10

「保育園に預けるのはかわいそう?」「職場に迷惑をかけるかも」など、ワーママの悩みはつきないもの。でも、ちょっと考え方を変えたり工夫したりすることで悩みは解決できるんです!『 新・ワーママ入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より、令和のワーママに役立つマインドやアクションを紹介します。

【チームで子育て】住まいを”子育て仕様”にリデザインする

職場で必要な資料の保管場所をメンバーの一人しか知らないとしたら?
「あの資料どこ?」「田中さんしか知りません!」「彼女、今日は終日外出でしょ。あの資料、急ぎで必要なのに!」「あー、電話もつながりません!」
業務は滞って、みんな困ってしまいますよね。同じようなことは、家庭の子育てでもよく起こっています。

たとえば、母子手帳や診察券セット。保育園に毎日持っていくノートの置き場所。オフシーズンの子ども服。あるいは、離乳食をつくるための冷凍食材や調味料。
こういった子育てに必要なアイテムの場所を、「ママしか知らない」とどうなるか。
パパがせっかく子育てに取り組もうとしても、「あれもわからない、これもわからない」と次々と不便の壁にぶつかって、ストレスは溜まるばかりでしょう。せっかく任せたつもりなのに、たくさん連絡が来る。そうするとママも気持ちが休まらないし、パパも自分でやった気にならず、お互いに「もうやりたくない...」となってしまいがちです。

こういう事態を防ぐためにも、育休中にぜひやっておきたいto doの2つ目が、「住まいのリデザイン」です。
子育てに関わるモノの収納を、ママだけでなく、パパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、シッターさんなど家族以外の人でもわかりやすい方法で整えていくと、 「チーム子育て」がぐんとやりやすくなるのです。

子ども服をしまう引き出しにも「シャツ、トレーナー」「下着、靴下」「保育園用上着、タオル」など、パッと見てすぐにわかるようにラベルシールを貼っておくなど工夫を。
子どもが自分で着替えたりお片づけが少しずつできるようになってきたら、子どもの手が届く高さに「オモチャ入れボックス」を置いておく。そうすると、子どもが遊びの延長で片付けもできるようになっていきます。子どももチームの一員として生活力を育てる住環境も意識していきましょう。
”ママが家事を独占しない”という意識で、室内のレイアウトや収納を考えることをおすすめします。

(文:堀江敦子『自分らしい働き方・育て方が見つかる 新・ワーママ入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

書籍『自分らしい働き方・育て方が見つかる 新・ワーママ入門』について

自分らしい働き方・育て方が見つかる 新・ワーママ入門
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(2021/9/3 時点)

多くのワーキングマザーたちの悩みに応える、新世代のワーママのバイブル。
著者の堀江敦子さんは、これまで200名以上の赤ちゃんのベビーシッターを経験し、1000以上の共働き家庭と出会い、1万人以上の仕事と子育てに悩む人へ研修や講座を提供。その中から導き出した、マインドセットとアクションが紹介されています。

仕事・家事・子育ては「みんなでやる」が、現代のスタイル。
すべてを完璧にこなすスーパーウーマンにならなくていい。
職場にも家族にも迷惑をかけちゃいけない、と気を張らなくていい。
少しのマインドセットで、アクションで、必ず変わる。
あなたらしい働き方・育て方を一緒に見つけていきましょう。

堀江敦子さんのプロフィール

スリール株式会社代表取締役社長。日本女子大学社会福祉学科卒業。大手IT企業勤務を経て、25歳で起業。両立支援や意識改革を得意とし、企業の研修・コンサルティング、大学・行政向けにライフキャリア教育を実施。「子育てしながらキャリアアップする人材・組織を育成する」をテーマに、人材育成事業を展開。内閣府男女共同参画会議専門委員、厚生労働省イクメンプロジェクト委員、東京都文京区ぶんきょうハッピーベイビー応援団委員など、複数行政委員を兼任。千葉大学教育学部の非常勤講師も務める。2013年日経ウーマン「次世代ガール25人」選出、2015年日経ビジネス「チェンジメーカー10」選出、2018年「第9回若者力大賞ユースリーダー賞」選出。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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