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2018年11月30日 09:24 更新

働くママのスケジュールをチェック! 仕事と家庭を両立するコツは?

洗濯や掃除、料理など働くママがやらなければならない家事はたくさん。共働きで夫に家事のサポートをしてもらっている人でも、仕事と家庭を両立させながら子育てをするのは難しいでしょう。働くママ(ワーママ)のスケジュールをチェックしながら上手に時間を使うコツや利用できる制度もご紹介します。

働くママ(ワーママ)の1日のスケジュール管理例

Lazy dummy

仕事をしながら子育ても家事も……となると、とにかく時間に追われてしまいますよね。「時間が足りない」、「自分の時間がとれない」という悩みを抱えている人は、1日のスケジュールを見直してみましょう。朝起きてから夜寝るまでのおおよその動きを書き出してみると改善点が見つかるかもしれません。

参考として、働くママ(ワーママ)のスケジュールを2パターンご紹介します。どちらが自分の生活スタイルに適しているのか考えながら、上手にとり入れてみてはいかがでしょうか。

夜にゆっくりするAさんのスケジュール

6:30 ママ起床、朝食づくり
7:00 パパと赤ちゃん起床、ママ掃除
7:30 家族で朝食
8:30 ママ出勤
9:00 パパと赤ちゃん登園

17:30 ママ終業
18:30 ママお迎え、帰宅
19:00 パパ帰宅、ママ夕食づくり
20:00 家族で夕食
21:00 ママと赤ちゃんでお風呂
21:30 ママ赤ちゃん寝かしつけ、パパ洗濯
22:00 ママとパパの自由時間
24:00 ママとパパ就寝

パパと協力しながら朝のうちに掃除を済ませるなどして、寝る前に自由な時間を確保しています。パパとの時間も大切にできるでしょう。

朝に自分の時間を確保するBさんのスケジュール

4:00 ママ起床、自由時間
6:00 ママ掃除
6:30 ママ朝食づくり、パパと赤ちゃん起床
7:00 家族で朝食
8:00 ママと赤ちゃん登園、出勤

17:30 ママ終業
18:30 ママお迎え、帰宅
19:00 ママ夕食づくり、パパ帰宅
19:00 家族で夕食
20:00 ママと赤ちゃんでお風呂、パパ洗濯
21:00 ママ赤ちゃんを寝かしつけながら就寝

遅くても21時までに寝る習慣にして、朝の時間を大切にしているパターンです。赤ちゃんに添い寝しながら、一緒に寝てしまいましょう。

働くママが仕事と家庭を両立するコツ

Lazy dummy

現在では共働きも増え、育児や家事に協力的なパパも多くなってきました。とはいえ、仕事と家庭の両立は簡単ではありません。小さな子供がいる家では特に清潔感を保ちたいですし、食事も栄養を考えてつくらなければなりません。洗濯物の量だって、子供が産まれる前とは比べものにならないでしょう。働くママなら絶対に知っておきたい、仕事と家庭を両立するコツをご紹介します。

周囲のサポートに頼る

共働きでママも働きに出るのであれば、パパの協力は欠かせません。夫婦でしっかりと話し合って、家事や子育てでどのように分担し合うのか決めておきましょう。ただし、それぞれに得意・不得意があるので、できることから少しずつお願いするとお互いにストレスがたまらないでしょう。

また、子供が熱を出した時などにどうするのかも事前に考えておかなければなりません。子供はしょっちゅう熱をだしたり具合が悪くなるので、常にどちらか片方だけに負担がかかってしまうと仕事に影響を与えかねません。パパとママが交代で仕事を休むなど、対策をとっておきましょう。

夫婦だけで解決できそうにない場合には、それぞれの両親や近所の人たちにも助けを求められるようにお願いしておくのもひとつの方法です。いざというときに頼れるように、日ごろから良好な関係を築いておきましょう。子育ては夫婦だけで抱え込むものではありません。家族や親戚、友人などの協力を得るのもとても大切なこと。困った時にはお互いに助け合う関係になれるといいですね。

規則正しい生活を習慣づける

効率よく1日を過ごすためには、規則正しい生活を習慣づけておかなければなりません。ある程度のスケジュールを決めておくと、無駄なく動けるのでおすすめです。また、共働きをしていると、子供の就寝時間がどうしても遅くなりがちなので気をつけましょう。子供のためには早寝早起きが重要です。毎日決まった時間に寝かせ、たっぷりと睡眠をとらせてあげられるように心がけてください。

このように規則正しい生活を送ろうと意識していると自然と時間の使い方が上手になり、自分の時間を確保できるようになるはずです。

家事にかける時間を短縮する

限られた時間を上手に活用する時短テクニックを身につけましょう。例えば休日にまとめて常備菜を作っておいたり、下ごしらえしたものを冷凍したりするだけで日々の料理の時間を短縮できます。また洗濯物も干す時間に合わせて、洗濯機のタイマーをセットしておくと無駄な待ち時間がなくなります。

お部屋は休日に丁寧に掃除機や拭き掃除をするようにして、平日には汚れをためこまないための「ついで掃除」をするとよいでしょう。掃除用具を家のあちこちに置いておき、その場所を使ったときについでにササッと掃除する習慣をつけておけば汚れがたまる心配がありません。モップのついたスリッパを履いて、歩きながら掃除しちゃうという手もありますね。

便利な家電に頼っている働くママも大勢います。洗濯乾燥機や自動食器洗浄機、ロボット掃除機なども賢く活用しましょう。

時間がないママのための料理時短術

働くママ(ワーママ)にとって悩みの種のひとつが、毎日の食事づくりではないでしょうか。子供がいる家庭では、忙しいからといってインスタント食品やコンビニのお弁当ばかりというわけにはいきません。食事づくりは毎日のことですから気が重いかもしれませんが、コツさえつかめば短時間で栄養バランスのとれた食事を用意できるようになります。インターネット上にも時短レシピが数多く紹介されているので、参考にしてみましょう。

■時短のポイント

・野菜などをゆでるまえにあらかじめ電子レンジで加熱するとゆで時間を短縮できる
・電子レンジ、コンロ、グリルを同時に使用して調理する
・煮込み料理には圧力鍋を使う
・炊飯器でご飯を炊くときに他の具材も一緒に入れて調理する
・市販の調味料に頼る
・休日に下ごしらえをしておく

どうしても時間が足りなければ、無理をして作る必要はありません。たまには市販のお惣菜に頼るのも1つの手です。

すべてを完璧にこなそうとしない

働くママが陥りやすいのが、完璧主義になって精神的に追い詰められてしまうこと。どんな人でも、全てが完璧にはできません。仕事と家事、子育てを限られた時間内でパーフェクトにできている人なんていないはずです。

子供にとって必要なのは、仕事も家事も完璧にこなすママではありません。毎日を楽しく過ごしているママの笑顔が大切なのです。忙しい日が続いて少しくらい部屋が汚くなることもあるでしょう。上手に手抜きをしつつ、日々を過ごしましょう。

働くママ(ワーママ)をサポートしてくれる制度

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女性が仕事と家庭を両立できるようサポートする制度があります。このような助けを十分に活用して、家庭での時間や子供と触れ合う時間を増やしましょう。

短時間勤務制度

3歳までの子供を育てている場合、1日6時間の短時間勤務が可能です。これは事業主の規模に関係なく義務とされているので、勤務先に確認してみましょう。

所定外労働(残業など)の免除

子育て中のママにとって、残業の負担はとても大きいもの。残業ができないからという理由で退職を考えてしまうママもいるでしょう。しかし3歳までの子を養育している人は、会社との雇用契約で決められた「所定労働時間」を超えた残業や早出などの所定外労働時間を制限することができます。

時間外労働、深夜業務の制限

同じく3歳までの子を育てる人は「時間外労働の制限」や「深夜業務の制限」を申請することもできます。時間外労働とは、1日8時間、1週間で40時間という法定労働時間を超えて働くことです。また、深夜業務を制限することもできます。

子の看護休暇制度

子供の急な発熱などで仕事を休まなければならない場面は数多くあります。そのような時に役立つのが「子の看護休暇制度」です。小学校就学前の子が1人の場合は年に5日、2人以上の場合は年に10日、子供を看護するための休暇がもらえます。子供の病気やケガはもちろん、健康診断や予防接種(予防接種法に定められていないインフルエンザ予防接種も含む)を受ける目的でも休暇を申請できます。

まとめ

働くママが仕事と家庭を両立できるかどうかは、コツや時短テクをうまく活用することでしょう。すべてを完璧にこなそうと力を入れ過ぎずに、パパをはじめとした周囲の人の助けや、サポートしてくれる制度に頼ることも必要です。子供と笑顔で過ごせる時間を大切にしましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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