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2021年08月27日 17:15 更新

もう一人産みたいけど……ワーママが思い悩む「二人目どうする?」問題に、正解はない #岩橋ひかりのキャリアの引き算

ワーママの頭の中は、育児や家事や仕事……すべてが同時のマルチタスク。日々そんな状態で、みなさん疲れてしまっていませんか? キャリアコンサルタントの岩橋ひかりさんが、忙しいワーママたちに「引き算」の考え方や岩橋さんが実践している方法をお伝えしていく連載です。

今日のテーマは「ワーママの二人目問題」

岩橋ひかりさん

こんにちは。キャリアコンサルタントの岩橋ひかりです。

新学期を目前に控えた夏休みの終盤。日に日に新型コロナウイルスの感染者数が増え、新学期のスタートを晴れやかに迎えにくい状況ではありますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ちなみに我が家は今年も例年どおり、自由研究や宿題に追われて夏休み終盤を迎えております。

自宅だけで過ごす時間や、家族だけで過ごす時間も増え、正直、窮屈に感じることもありますよね。そんな中、私は子どもたちが兄妹で笑顔で楽しそうに戯れる姿を見るのが最高の癒やしです。(もちろん、時々、いや割と頻繁にケンカもしてますが)

我が家は長男が小学5年生、長女が小学1年生。4歳差の二人兄妹です。
長男は囲碁と歴史が好きなインドア派。一方で娘はお出かけ大好きでアクティブ派と、兄妹は全然別のタイプですが、兄妹はとても仲良く、家にいるときは楽しそうに遊んでいます。
兄妹が関わる姿を見ていると、ふと、あの時「二人目問題」に向き合っておいて本当に良かったなと思うのです。

ワーママが思い悩む「二人目どうする?」問題

私は普段、主にワーママ層の方向けのキャリア講座を主宰しており、二人目問題はこれまでにも多く取り扱ってきました。

・もう一人欲しいけれど、いつ産むのが適切なのかタイミングが掴めない
・一人だけでもこんなに大変なのに、二人も育てられる自信がない
・子どもは一人で十分だと思っているが、周囲からの二人目プレッシャーが辛い

など
「二人目問題」といっても人それぞれ。

また、二人目が欲しいと思ったところで、授かりものなので、その願いが叶うかどうかは分からず、自分の意志どおりに進めにくいのが悩ましいところ。

ちなみに私の場合は、自分が二人姉弟だった影響か、子どもは二人欲しいと思っていたものの、多忙なワーママ生活で子どもが増えるイメージを全く持てずズルズルと先延ばし。また、なかなか妊娠に至らず、もどかしい状況も続き、先が読めない状況にイライラしたり不安に思うこともありました。

その後、長男と4歳差での妊娠・出産となったわけですが、振り返ってみれば我が家にとってはこれがベストタイミング。4歳差なので、長男もある程度自分のことはできる状況になっていましたし、夫の家事育児スキルも4年でかなり向上。夫が何でもできるおかげで、出産後の1ヶ月間は、実母が手伝う余白がないほどでした。

妊娠する前から、二人目育児には戦々恐々でしたが、下の娘を産んでみると赤ちゃんを愛でる余裕もあって、純粋に可愛い乳児時代を楽しむことができました。そんな状況だったせいか長男も妹を可愛がるようになり、今でも兄妹とても仲良しです。

「自分でコントロールできないことは引き算する」

ワーママの二人目問題は、とても悩ましいテーマではありますが、正解はありません。両親や義実家にあれこれ言われて決めることでもないですし、旦那さんだけが決めることでもありません。もちろん相談したり話し合うことも大切ですが、色んな人が色んな意見を言うことが常なので、まずは自分がどうしたいのかを考えておくのが先決。でないと、様々な意見に振り回されて疲弊してしまいます。

そして、自分がどうしたいのかを決めることはできても、その先は自分にはコントロールできない領域でもあります。決めた後は自分に出来ることにのみ集中し、自分では如何ともし難い領域についてはあれこれ考えすぎないこと。

自分にはコントロールできないことは手放す。

これは、二人目問題に限らず、自分を楽にする考え方でもあり、私も普段から大切にしている考え方の一つです。

二人目問題。捉え方も、結論も、人それぞれ。
答えのないテーマだからこそ、自分の考えを持っておくこと、そしてどんな結果になったとしても、結果の正しさを問うのではなく、その結論を正解にしていくために進んでいくこと。一見複雑な問題にも思えますが、解決策はとてもシンプルです。

さて、皆さんは二人目問題、どう考えますか?

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