お食い初めは男の子と女の子でどう違う? 食器や進め方のポイント
赤ちゃんの生後100日を祝うお食い初め。「男の子と女の子でお祝いの仕方に違いがある」と言われて、気になるママパパも多いようです。正式なお食い初めの儀式では、男の子と女の子にはどういう違いがあるのかをくわしくご紹介します。伝統やしきたりを知ったうえで、自分たちらしいお祝いの形を選んでくださいね。
お食い初めとは?
お食い初めとは、赤ちゃんが生まれてから100日を目安に行う行事のことです。「100日祝い」「百日祝い(ももかいわい)」という別名もあります。
赤ちゃんの健やかな成長と長寿を願い、お膳を用意して食べさせる真似をします。お食い初めの儀式のなかでは、赤ちゃんの歯が丈夫に生えますようにという願いを込めて「歯固めの儀式」も一緒に行います。
昔はパパ側の実家で親戚などを集め、お膳を振る舞って、盛大にお祝いをする地域もありました。しかし現代では、赤ちゃんの自宅でおこなうのが一般的。出席者も近しい身内(赤ちゃんの両親、兄弟姉妹、祖父母など)だけで済ませることが多いです。
男の子と女の子で違うお食い初め1:誰が食べさせるか
お食い初めの儀式では、赤ちゃんに食べさせる人(食べさせる真似をさせる人)のことを「養い親」と呼びます。
一般的には、出席者のなかで一番年上の人が行うものですが、これは「赤ちゃんが長生きできますように」という意味が込められたもの。さらに、赤ちゃんが男の子の場合は年長者の男性が、赤ちゃんが女の子の場合は、年長者の女性が養い親に選ばれます。
正式なお食い初めではこのように、両親とは別に養い親を選んでおこないます。ただし、現代では出席者を招かないお食い初めも珍しくありません。その場合、ママやパパが養い親役を担当することになります。
男の子と女の子で違うお食い初め2:食器
2つ目の違いは、食器の色や模様です。地域によって習わしに違いもありますが、次のようにされることが多いようです。
男の子は、内側も外側も朱塗りの器を使用します。模様は、昇運や活発さを表す日輪や菖蒲がよいとされています。
女の子は、外側が黒塗りで、内側が朱塗りの器になります。模様は、可愛らしく優雅な花柄のものや、束ね熨斗の文様が縁起がよいとされています。
ただし、地域によって、器の色が逆のこともあるようです。気になる場合は、実家のご両親や、地域の先輩ママ、ママ友などに聞いてみるといいですね。
また、お食い初めで使用する食器は、ママ方の実家から新品を贈る習わしがあります。ただし、最近では、もともとある器を使ったり、ベビー用の食器で代用したりすることも珍しくありません。準備するにしても、ママとパパ、双方の実家と、よく相談してからにした方がいいでしょう。
男の子と女の子で違うお食い初め3:赤ちゃんの服装
正式なお食い初めの儀式では、赤ちゃんに小袖を着せます。男の子と女の子では、小袖の色や模様が違ってきます。
男の子は黒やグレーの地に鶴や松などの縁起物の模様の小紬。
女の子は朱色の生地に花柄や束ね熨斗などの模様の小紬が縁起がよいとされています。
ただし、現代ではお食い初めを自宅で、ごく親しい身内だけでおこなうことが多く、その場合は、服装に強くこだわる必要はありません。
いつもの服装で食べる真似ごとだけしたり、着せやすい袴風ロンパースや袴風スタイだけを用意することも多いです。お宮参りのためにセレモニードレスを用意したなら、お食い初めで再登場させるのもいいですね。
男の子用お食い初めの食器と袴風ロンパース
お食い初めで使う男の子用の「食器」と「着脱しやすい袴風ロンパース」の例をご紹介しましょう。
男の子用の食器
男の子用の食器は、画像の通り、器は外も中も朱色になります。正式には、器に金か黒漆で男紋を入れますが、紋は省略する家庭も少なくありません。
男の子用の着脱しやすい袴風ロンパース
ロンパース仕立てになので、着脱させやすいです。裏地は、赤ちゃんの肌に優しいオーガニックコットンを100%使用をしているため、汗を吸い取りやすく着心地も良さそう。かっこよくも、かわいくも見えて、映えること間違いなしです!
■カラー&柄:7パターン展開
■サイズ:50/60/70/80/90
女の子用お食い初めの食器と袴風ロンパース
お食い初めで使う女の子用の食器と袴風ロンパースの例を紹介します。
女の子用の食器
女の用の食器は、器は外側が黒、内側は朱色です。正式には、器に銀色で女紋を入れますが、紋を省略する家庭は少なくありません。
女の子の袴風ロンパース
ロンパース仕立てになっているので、着せやすく脱がせやすくなっています。素材は綿100%なので、肌触りも良く着心地抜群。かわいらしい色柄が、赤ちゃんをより一層引き立ててくれます!
■カラー&柄:5色パターン展開
■サイズ:60/70/80/90
まとめ
正式なお食い初めの儀式での、男の子と女の子の違いをご紹介しました。食器の色や模様に意味がこめられていることなど、初めて知ったママパパも多かったかもしれません。
伝統や習わしには地域によって違いがありますし、各家庭によって考え方もさまざま。ママとパパでよく相談して、自分らしく赤ちゃんの成長を祝ってあげてくださいね。
(マイナビ子育て編集部)