「ペアものの片方がない」に悩まない! 探しものを減らす暮らしのアイデア
部屋が片づかず、気がつけば何か物を探ししていることはありませんか? 特に、ペアの物の片方だけが見つからないのは、ストレスを感じますよね。その片方を探して片づけるのも大切ですが、そもそも探さなくても済むような物選びをしてみるのもオススメです。
こんにちは、マスターライフオーガナイザー®︎のはやさかひろみです。
部屋が片づかないと困るのが「探し物」。人は1日に平均10分探し物をするとも言われています。その「探し物」の時間は、人生で一番無駄な時間かも……。
とはいえ、その時間がどうしても発生しがちなのが、ペアの物の片方だけが見つからないとき! きちんと揃っていないと、なんだか残念な気持ちになってしまいますよね。
片づけは探し物を減らすのにも役立ちます。使うものだけに厳選したり、わかりやすく収納することで探し物を減らすことが可能です。でも、片づけの前に、そもそも探さなくて済むような物選びをすることも効果的なんです。
ペア探しをしない物選びのコツ
ペア探しをしない物選びのコツは、「色・デザイン・種類を同じ物に揃えること」。ペア探しをしてしまいがちな物は特に、さまざまな色やデザインの物を持つよりも同じ種類に揃えるだけで管理が楽になるんです。
ペア探しをしてしまいがちな物の例をあげてみました。知らず知らずにペア探しでストレスを感じていないか、見直してみてください。
ペア探ししがちな物3選
① 靴下
ペア探しで一番やっかいなのが靴下ではないでしょうか?
洗濯するとペアがバラバラになってしまい、片方がどこかへ行ってしまったという経験をしたことがある人も多いかもしれません。片方だけの靴下が増えていき、もう片方が見つからないのでは、ストレスになってしまいます。
もし靴下のペア探しで困っているなら、靴下は同じ色・デザインのもの1種類に絞ってみてはいかがでしょうか。
私は足首丈の靴下とフットカバーをよく使いますが、靴下はチャコールグレーのもの、フットカバーも同じくチャコールグレーの浅履きタイプ、と決めています。
同じものを3~4足購入してワンシーズンで入れ替えているので、洗濯でバラバラになってもどれと組み合わせてもペアが成り立ちます。穴が開いたり破けてしまっても、残った物同士がペアで使えるのもいいですね。
靴下をしまうとき、どのようにたたんでいますか?
ご家庭によってたたみ方や収納方法は異なりますが、我が家では写真向かって左側のように、履き口をクルッと折り返してペアが離れないようにして収納しています。ほかにも重ねて二つ折りするだけや、重ねて二つ折りするときにつま先を履き口に入れ込むなど、さまざまなたたみ方がありますよね。
量が厳選されていると重ならずひと目で見渡せるので、収納方法もざっくりで大丈夫。私は履き口を折り返して引き出しにポイッと入れているだけの収納方法で、ひとつひとつきちんと並んでいなくても気にしません。
② 箸
毎日食卓に箸を並べるとき、無意識にペア探しをしていませんか?
箸の場合も、それぞれ長さやデザインが異なるものを使っていると毎回ペア探しが必要になってしまいます。レストランでも、一部のお店では同じ箸がたくさん入った箸箱が置かれていて、そこから一膳取り出して使うようになっているお店がありますね。それと同じように、自宅でも家族全員の箸を同じものにするとペア探しの必要がなくなります。
とは言え、お子さんがいる場合などは適した箸の長さもありますから、大人の分だけでも同じもので揃えてみるのもいいですね。
菜箸を1種類にしてみるのもオススメです。
菜箸は長さが異なるものをいくつか使っている人もいると思いますが、なんとなくそういうものだと思って使っていませんか? もちろん「揚げ物には長い菜箸の方がいい」など理由があればいいのですが、もし長さが異なるものを使う必要がないのであれば、1種類に統一したほうがペアを迷う必要がなくなりますよ。
③ タッパー(食品保存容器)
食品の保存容器(通称タッパー)は、ご家庭にどのくらいあるでしょうか? 大きさが異なるものがセット売りされていることも多いので、「こんなに使わないけどたくさん持っている」という声もよく耳にします。
タッパーを収納するとき、収納スペースをとらないようにとフタと容器を別々に重ねて収納することがあります。この場合も、さまざまな大きさや形のタッパーを多く持っていると、フタと容器のペア探しをすることになってしまうかも。
数が多くても全て使うのであればいいのですが、使うものが限られているなら使うものだけに厳選しましょう。セットだから、同じ種類だからと一緒にせず、使わない分は別の場所へ収納します。
数が限られていれば、ペア探しをするとしてもすぐにペアが見つかります。収納スペースに余裕があるなら、フタと容器を分けずに収納すると、使うときに便利です。
まとめ
私達は普段、無意識に探し物やペア探しに時間を費やしてしまっているかもしれません。無駄な時間を減らして、家族との時間や自分自身のために時間を使いたいですよね。身の回りの「もの」を再度見直して、整えてみてはいかがでしょうか。