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2021年08月27日 16:00 更新

片づけ上手になるにはタイミングと片づけやすさがカギ! プロが伝授するコツとポイント

「いつも片づいている部屋で過ごしたい」と思っても、「どこから片づければいいかわからない」「片づいた状態が長続きしない」「そもそも自分には無理」などと感じていませんか? 今回は、片づけを習慣化するコツをお伝えします。

こんにちは、ライフオーガナイザー®の門傳(もんでん)奈々です。

片づけのプロはもともと片づけが上手な人。そう思っていませんか? 意外かもしれませんが、私を含めて片づけのプロの中には、「以前は片づけがあまりできなかった」という人も多いのです。

片づけのプロが片づけ上手になった理由。それは、「片づけを学んだこと」と「習慣化できるように暮らしを工夫したこと」です。

皆さんも片づけを習慣化して、おうちのキレイを手に入れてみませんか。

片づけるタイミングを決める 【実例:我が家の場合】

片づけるタイミングの習慣化を
Lazy dummy

片づけるタイミングが決まっていないお宅では、片づけた後はとてもキレイなのに、時間の経過とともにお部屋が乱れてくる……というようにお部屋の状態にムラが生じています。

「1日の中でこの時間は片づけにあてる」「1週間の中でこの曜日に片づける」「1シーズンのこのタイミングで片づける」など、それぞれのご家庭の状況に合わせて片づけのタイミングを決めて片づけてみると、片づいた状態を維持しやすいでしょう。

我が家では、以下のタイミングで片づけをしています。

リビングを片づけるタイミングは「朝」

リビングを片づける前
片づける前のテーブルの上は、学用品やおもちゃでうめつくされています。
リビングを片づけた後
「朝ごはんだから、テーブルの上を片づけてー!」の一声で一斉に片づけた後。5分もあればきれいになります。

我が家の子どもたちは、夜ではなく朝食前にリビング学習をする習慣があります。なので、朝食の前のタイミングでダイニングテーブルを一旦片づけます。朝食前にダイニングテーブルの上にある学用品を片づけることで、テーブルが勉強する場所から食事する場所にリセットされます。

またリビング全体の片づけは、子どもたちが登校するまでの間に私が掃除機をかけ、床にあるものは子どもたちに各自の部屋に片づけてもらいます。

朝にリビングを片づける習慣がつくと、仕事帰りに片づいていない部屋を目にすることがないので、帰宅後も片づけからはじめずに済み、気分よく過ごせます。

新たに購入したタイミングで古いものを片づける

洋服を片づけるタイミング:新しいものを買ったら、古い服はひとつ捨てる
大人もひとつ買ったらひとつ手放す習慣をつけると物が増えません。

我が家では、買い物したタイミングで古いものを片づけています。洋服や子どものおもちゃ・雑貨など、買い物をしたタイミングで片づける習慣がついていると、家の中の物の数が増え続けるのを防ぐことができます。

子どもにも「ひとつ買ったら、(古いものを)ひとつバイバイしようね」と言い聞かせておきます。"古いものを手放さないと新しいものは買えない"という意識がつくと、古いものも手放しやすくなります。

学用品の整理は長期休みのタイミングで行う

子ども達の作品の片づけは悩みどころ……

片づけで頭を悩ませるもののひとつが、子どもが学校から持ち帰ったプリント類や作品類です。これらも学期末、長期休みに入ったタイミングで子どもと一緒に片づけます。

たとえば、1学期中に持ち帰ってきたものは夏休みに入ってすぐに片づけるようにしています。プリント類は、子どもがとっておきたいもの以外は処分します。作品は子どもと一緒に写真に収めたら、子どもが残したいというもの以外は処分するようにしています。

片づけを習慣化しやすくなる片づけ方のポイント3つ

片づけを習慣化するためには、片づけやすいしくみづくりが大切です。以下の3つのポイントを押さえて片づけてみると、片づけが習慣化しやすくなるでしょう。

ポイント① 高さと場所を意識した収納を

片づけを習慣化するには、収納の高さを意識して  
目線の高さからお腹の下あたりまでが一番しまいやすい高さです。

ものをしまう場所の「高さ」を意識したことはありますか? 背伸びしないと届かないほど高い場所や、反対にかがまないとしまえない場所によく使うものを収納してはいけません。よく使うものは立った状態で手が届く範囲の高さにしまうようにすると、取り出しやすく戻しやすいです。

また、「収納場所」として意識したいのは、「使う場所の近くに収納すること」です。使う場所としまう場所が離れていると、しまうのが面倒になり、出しっ放しの原因になってしまいます。

ポイント② 小さな場所を短時間だけ片づける

テーブルひとつ、引き出しひとつといった小さな場所を片づけることを続けてみましょう。

また「自分にとって片づけを無理なく続けられる範囲と時間はどのくらいか」を意識しておくことも大切です。

ポイント③一時置き場を設ける

片づけ習慣化のために、あえて一時置き場の設置を 
ダイニングテーブルの物の一時置き場として使用している無印良品のボックス。書類や本などを一時的にここにしまいます。

部屋の片づけを完璧にしようとするのは大変です。

各部屋に「一時置き場」を設けておいて、時間があるときにまとめて片づけるようにしておくとよいでしょう。ただし、一時置き場を大きくしすぎると後で片づけるのが大変になってしまうので、カゴひとつ分・ボックスひとつ分など、小さな範囲にしましょう。

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まとめ

片づけに限らず、ものごとを習慣化することは簡単ではありません。自分の中でルールを作ったり、リマインダーをセットするなど、トライアンドエラーを繰り返して自分が習慣化しやすい方法を見つけてみましょう。

習慣化するまでは長い道のりかもしれませんが、まずは続けることが大切です。片づけが習慣化すると家の中が過ごしやすくなり、暮らしが快適になりますよ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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