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2021年11月02日 18:30 更新

赤ちゃんにウインナーはいつから? おすすめレシピと注意点【管理栄養士監修】

赤ちゃんにウインナーをあげてもいいのでしょうか? 食べられるのはいつごろなのか、ウインナーを食べさせるときの注意点や、オススメのレシピを紹介します。

赤ちゃんにウインナーはいつから大丈夫?

ホワイトウインナー

赤ちゃんにウインナー(ソーセージ)をあげてもいいのでしょうか。いつからあげていいのかみていきましょう。

基本的には1歳から大丈夫

肉の加工品であるウインナーは、離乳完了期にあたる1歳を過ぎたころから与えることができます。

1歳ごろからは、肉団子くらいの歯茎でかみつぶせるかたさのものが食べられるようになるので、ウインナーも大丈夫になりますが、はじめからたくさんあげず、少量にとどめておくのがよいでしょう。

ウインナーは離乳食にあえて使う必要はない

ウインナーはソーセージの一種です。ソーセージには他にも、フランクフルトなど太いものも含まれます。ソーセージの中では小さい種類に入るウインナーは、離乳食でも使いやすいソーセージの1つです。

しかし、市販のウインナーは塩分や脂肪分が多く、添加物も含まれていますので、あえて離乳食に使う必要がない食材といえます。ただ、ウインナーの塩分を味付けの代わりとして使ってみたりするという手もあります。その場合は、細かく切ってあげるのがよいでしょう。

赤ちゃんにウインナーをあげる際の注意点

離乳食を食べる1歳の子供

赤ちゃんにウインナーをあげるときは、どんなことに注意したらいいのでしょう。

小さく切ってからあげましょう

ウインナーは、乳幼児で誤嚥(食べ物が食道ではなく気管に入ってしまうこと)がおきる食材の1つです。円形のウインナーはころっとのどに入ってつまりやすいので、輪切りのまま与えるのは危険です。5mm角くらいに刻むか、たて半分に切ってから小さくするようにしましょう。

また、小さく切って茹でることで、ウインナーに含まれる塩分や油分、添加物などが水に溶けだすので、それらを少なくすることができます。

アレルギーに注意

ウインナーには、製造過程において、原料の肉の結着材料として、卵・乳・小麦などのアレルギーを起こしやすい「特定原材料7品目」を使用しているものがあります。また、大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンなどの「特定原材料に準ずるもの(21品目)」が含まれる可能性もあります。ウインナーを赤ちゃんに与える場合、原材料名を確認して、はじめは少量からあげるようにしましょう。

無添加のものを選ぼう

多くの市販されているウインナーは原材料に発色剤・酸化防止剤(ビタミンCなど)・調味料・香辛料などが含まれていることがあります。赤ちゃんに食べさせるものは、なるべく発色剤不使用などの添加物が少ないものがより安心ですね。

食べやすいよう皮無しを選ぼう

大人が食べるウインナーには羊の腸を使っていて皮がパリッとするものがありますが、赤ちゃんには、弾力がある皮は噛み切れないこともありますので、皮無しタイプを選ぶほうがいいでしょう。

ウインナーのおすすめ保存方法

フリーザーバッグ

1袋にたくさん入っているウインナーは、1回で使い切れません。どのように保存したらいいのでしょう。

市販ならパックのまま冷凍保存

市販のウインナーはそのまま冷凍してもくっつかないので、パックに入ったまま冷凍保存すると便利です。

手作りなら小分けにしてから冷凍保存

赤ちゃん用に手作りした場合は、ウインナー1本ずつをラップに包み、なるべく空気に触れないよう、密閉できる袋や容器に入れて冷凍します。

小さく切って冷凍する場合も、できるだけ空気を抜いて密閉できる保存袋に入れて冷凍することをおすすめします。

解凍は凍ったまま熱湯へ

冷凍したウインナーをフライパンなどで焼くと、表面は焼けていても中まで加熱されていないことがあります。ウインナーを解凍する場合は熱湯に入れて加熱することで、余分な油や塩分なども抜くことができます。

冷蔵なら早めに食べきろう

開封したウインナーは、冷蔵の場合はなるべく早く使い切りましょう。赤ちゃんに使うだけだとなかなか消費できないので、大人も一緒に食べて、早めに食べきれるといいですね。

赤ちゃんにおすすめのウインナーレシピ【完了期~】

離乳食の完了期ごろの赤ちゃんが食べられるウインナーを使ったレシピを紹介します。

パパっと簡単!ウインナーと卵のチャーハン

卵とウインナーのチャーハン
(画像はイメージです)

■材料(1回量)
・ごはん 80g
・ウインナー 1本
・溶き卵 1/2個分
・玉ねぎ 10g
・ピーマン 5g
・ごま油 少々

■作り方
① ウインナーは茹でて5mm角に切り、玉ねぎ、ピーマンはみじん切りにする
② フライパンにごま油をひき、溶き卵を炒め、取り出す
③ 玉ねぎ、ピーマンを炒め、火が通ったらごはん、ウインナー、卵を加えて炒める

栄養満点!ウインナーと野菜のスープ

■材料(1回量)
・ウインナー 1本
・じゃがいも 10g
・にんじん 10g
・玉ねぎ 10g
・ブロッコリー 1房
・だし汁 1カップ
・しょうゆ 2滴

■作り方
① ウインナーは茹でて5mm角に切っておく
② じゃがいも、にんじんはいちょう切り、玉ねぎはくし切りにし、ブロッコリーはほぐしておく
③ だし汁で、じゃがいも、にんじん、玉ねぎを煮る。火が通ったらブロッコリー、①のウインナーを加えて、さらに5分ほど煮込む
④ 最後にしょうゆを加えて火を止め、器に盛る

手づかみOK!ウインナーコロッケ

手づかみOK ウインナーコロッケ
(画像はイメージです)

■材料(作りやすい分量)
・じゃがいも 中1個
・ウインナー 3本
・パン粉 大さじ3

■作り方
① ウインナーは茹でて5mm角に切っておく
② じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、電子レンジの弱モードで5分ほど加熱してつぶす
③ パン粉をフライパンできつね色になるまで乾煎りする
④ じゃがいもに①のウインナーを入れて混ぜ、食べやすい大きさに成型したら、③のパン粉を表面にまぶす

まとめ

大人も子どもも大好きなウインナー。塩味が強く、皮があって食べにくいものもあるので、赤ちゃんが食べやすいタイプで、なるべく無添加のものを選んで使いましょう。手作りウインナーなら、赤ちゃんのつかみ食べもできます。

ウインナーは頻繁に使うのではなく、離乳食に使える食材の一つとして、少量をたまに食べさせるなど、工夫しながら取り入れてみるのもいいですね。

(文:三浦真由美 先生/監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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