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2021年10月16日 12:00 更新

余った生クリームはどうしてる? 意外に知らない便利な冷凍保存法

ケーキなどの洋菓子作りや料理にワンポイントでコクを与えてくれる生クリームですが、使いきれずに余ることはありませんか? 実は、生クリームは冷凍できるんです。冷凍の仕方によって使い方が変わってきますが、量や用途に合わせて使いやすい形に保存しておくと便利ですよ♪

生クリーム

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

料理やお菓子作りで生クリームを使うことがありますが、レシピや作る量によっては、ちょうどよく使い切れないこともありますよね。ケーキのデコレーションをしていても、ギリギリの量だとナッペしにくいので、ちょっと多めに用意することも多く、スッキリなくならないことがほとんど。

後で使おうと思って残しておいて、気がついたら何日も経過し、ダメにしてしまった経験も多々あります。また、生クリームは時間の経過とともに味が落ちたり、分離してしまうこともあって、開封後早めに使い切るのが望ましい食材です。

生クリーム 冷凍保存

数日中に使い切る自信がなかったら、冷凍保存してしまうのもひとつの方法。使う用途に合わせていくつかの冷凍方法があるので、よく使う形にして保存してみてはどうでしょうか。ほんの少しが欲しいとき、冷凍庫にストックがあると、思ったよりも重宝して便利です。

① 生クリームをそのまま冷凍

生クリームの冷凍方法:そのまま冷凍

生クリームのパックといえば多くが200ml。作りやすいように1パック単位で使うレシピならいいのですが、150mlとか100mlの場合もあります。特に少量残ったときには、使い道に困ることも。そんなちょっとだけ残ったときには、生クリームをそのまま冷凍保存するのがオススメです。

ただし、生クリームを冷凍&解凍すると分離して、冷凍前のように泡立てることができなくなります。加熱調理して混ぜ込むような使い方はOK! クリーム系のスープや煮込み料理に使えば問題ありません。

冷凍・保存方法

生クリームの冷凍方法:そのまま冷凍

生クリームがある程度の量があるときは、フリーザーバッグに直接入れて薄い板状にして凍らせると使いやすいですが、少量の場合はカップに入れて凍らせると量の調整もしやすくて◎。

シリコンカップは後で外しやすいものの、生クリームはニオイ移りしやすい食品なので、個人的にはコーティングしてある紙カップがオススメ。

より急冷凍できるように、金属製のプリンカップに紙カップを重ねて敷き、生クリームを注いでから冷凍してみて。ニオイ移りしないように蓋つきの容器に入れて冷凍すると安心。

生クリームの冷凍方法:そのまま冷凍

完全に凍ったら、プリンカップや蓋つき容器は場所を取るので外します。紙カップに入った状態でフリーザーバッグに詰め、空気をできるだけ抜いて口を閉じるようにして冷凍保存。これならあまり場所も取りません。保存は3~4週間を目安にしてください。

解凍方法・使い方

冷凍した生クリームの解凍方法

自然解凍すると分離してしまうので、凍ったまま加熱調理します。冷凍庫から出して、紙カップを剥がして加えればOK! シチューやクリーム煮など、仕上げに生クリームを加えるとコクが出て、リッチな味わいになるので入れてみてください。

② 生クリームを泡立てて冷凍

生クリームの冷凍方法:泡立てて冷凍

生クリームをそのまま冷凍&解凍すると分離してしまいますが、実は泡立ててから冷凍すると分離しません。ただし、解凍してから再度泡立てたりすることは難しいので、冷凍前に甘み等は加えて、解凍してそのまま使用できるようにしておきます。

冷凍・保存方法

生クリームの冷凍方法:泡立てて冷凍

しっかりツノが立つまで泡立てた生クリームは、ポリ袋に詰めて空気を抜いて上を縛りましょう。解凍後に絞り出したい場合は、底の片方の角に寄せて詰めるようにします。

生クリームの冷凍方法:泡立てて冷凍

通常の生クリームは砂糖を加えて泡立てるだけですが、溶かしたチョコを混ぜればチョコクリームに、ラズベリーを濾してピューレにして混ぜればラズベリークリームになります。

ポリ袋に詰めたら、厚みは抑えて平らにし、金属バットに乗せて冷凍庫へ。

生クリームの冷凍方法:泡立てて冷凍

泡立てた生クリームは凍ってもふわっとした感触で柔らかいため、蓋つきの保存容器など、しっかりした容器に入れておくと安心です。3~4週間で使い切るようにしましょう。

解凍方法・使い方

冷凍した生クリームの解凍方法

使う時は冷蔵庫で自然解凍します。手で触ってもみほぐすようなことをすると緩くなってしまう可能性が。絞り出したいときには、解凍するまでは静かに置いて待ちましょう。

冷凍した生クリームの解凍方法

絞り出さない場合はそのまま袋から出して使います。絞り出したい場合は、角ひとつを切り落とし、口金を入れた絞り袋に切り落とした角を口金のほうに向けて詰め込みます。

ポリ袋は口を縛ったままにしておくと、絞ったときにクリームがあふれ出してくることがないので手が汚れず、絞りやすいです。冷凍&解凍しても、意外にキレイに絞ることができますよ♪

冷凍した生クリームの解凍方法

ポリ袋に詰める方法だと、使うときに口金を選べます。また、絞り袋に2種類詰めれば2色のクリームを絞り出すことも可能です。

冷凍した生クリームの解凍方法

冷凍したとは思えないくらいしっかりしたチョコクリーム。チョコ自体が冷えると固まる性質のため、くっきりしたシルエットに絞れます。冷凍保存してた生クリームだと言われないと、我が家の子どもたちはわかりませんでした(笑)。

冷凍した生クリームの解凍方法

もっと手軽に手間を省きたいというときには、絞り袋に口金を入れてから泡立てた生クリームを詰めて冷凍することも可能。この場合は、絞り袋の先がカットされていないものを使い、生クリームを詰めてから袋の口を縛って、このまま冷凍&解凍します。使うときに口金の口が半分程度出るように絞り袋の先をカットして、絞り出します。

保存している間、口金も一緒に保存したままになるので、ほかで使うことができません。口金の数に余裕がある場合には手軽なのでオススメ。セットしておいた口金とは別のものを使いたくなったら、ポリ袋を使用したときと同じく、新しい絞り袋に使いたい口金を詰め、袋を重ねて入れて絞ってください。

③ スコップケーキにして冷凍

生クリームの冷凍方法:スコップケーキにして冷凍

いっそのこと、余ったものを詰めこんでそのまま冷凍してしまいたい! そう思うこともありますよね。冷凍OKの蓋つき保存容器に、余ったスポンジやクリームを重ねて詰め、スコップケーキにして冷凍してみるのもいいですよ♪ 生のフルーツは冷凍&解凍すると味や食感が変わってしまうことがあるので、使いたいときは後で乗せるようにしましょう。

冷凍・保存方法

生クリームの冷凍方法:スコップケーキにして冷凍

スポンジケーキを容器に合わせて敷き詰め、生クリーム → ジャム → スポンジ → 生クリームの順に重ねれば完成。ジャムはお好みでキャラメルソースやチョコソースに変更しても♪

生クリームの冷凍方法:スコップケーキにして冷凍

生クリームにニオイ移りしないよう、しっかり蓋をして冷凍庫へ。3~4週間を目安に食べるようにしましょう。

解凍方法・使い方

冷凍したスコップケーキの解凍方法

冷凍したスコップケーキは食べたい時間の数時間前から冷蔵庫に移し、自然解凍すればOK!

冷凍したスコップケーキの解凍方法

スポンジやクリームは冷凍してもある程度の柔らかさがあるので、凍ったままアイスケーキにしたり、半解凍で食べるのもおいしいです。アイスケーキの場合はフルーツを詰めて冷凍しても大丈夫。

冷凍したスコップケーキの解凍方法

解凍してからデコレーションすれば、短時間に華やかケーキに変身。材料が余ったときは無理して食べ切ろうとするよりも、詰め込んで冷凍しておくほうが食べたいタイミングで食べられていいですよ。

④ 生クリームを絞り出して冷凍

生クリームの冷凍方法:絞りだして冷凍

泡立てた生クリームが残ってしまったときには、デコレーション食材として絞って冷凍するのもオススメ。解凍を待たずともデコレーションできる優れものです。ちょっとだけクリームを飾りたいときには1~2個を使うことができ、手軽さはダントツ。

冷凍・保存方法

生クリームの冷凍方法:絞りだして冷凍

キレイな形をキープするために、特に急冷凍したいので、金属バットにラップを張り、その上に絞ってから冷凍します。ニオイ移りを避けるため、絞り出した生クリームの上にもラップを被せて冷凍したいので、深さのあるバット、または蓋つきのホーロー容器があればベスト。

生クリームの冷凍方法:絞りだして冷凍

蓋をしっかり閉めてから冷凍庫へ。凍ってから、もっとコンパクトな別容器に移してもOKです。ただし、余り詰め込むと崩れる心配もあるので注意。空気に触れないように保存できないため、2週間程度で使うようにしてください。

解凍方法・使い方

冷凍した生クリームの解凍方法

自然解凍できますが、解凍すると柔らかい生クリームに戻るので、移動すればキレイに絞った形が崩れる可能性大。移動は冷凍庫から出してすぐに、凍ったままで行います。

冷凍した生クリームの解凍方法

手で触れると体温で溶けてきてしまいます。手早くデコレーションすれば、キレイな形を保ったまま解凍できます。プリン、パフェ、ワッフルにパンケーキ、温かい飲み物に添えてもいいですね♪

⑤ アイスにして冷凍

生クリームの冷凍方法:アイスクリームにして冷凍

スコップケーキのときのように、余っているクリームやフルーツがあったらオススメなのが、アイスにしてしまうこと。我が家でもよく使う手です。手作りアイスなので、市販品のように保存期間は長くはありませんが、1週間程度なら大丈夫。

作り方

生クリームの冷凍方法:アイスクリームにして冷凍

作り方は簡単! 残っている生クリームを泡立て(泡立てたクリームが残っていたらそのまま使用)、残っているフルーツも一緒に容器に入れて混ぜます。ヨーグルトも入ると、さっぱりとフローズンヨーグルトになっておいしいです。フルーツの缶詰のシロップもあれば加えてもOK! ビスケットなどを入れても◎。

生クリームが多くなるとクリーミーになります。甘みは砂糖やはちみつなどで整えておいしいなと感じる味になっていれば大丈夫。加える割合などはかなり適当でも、固まってしまえばアイスクリーム(笑)。かなりアバウトな作り方でも作れます。

完全に固まる前に数回混ぜてあげると、カチカチに凍らず取り出しやすくなります。シロップなど水分量が多くなると、シャーベットに近くなって硬くなりやすいので、その場合はもう少し混ぜる回数を増やしてください。

生クリームの冷凍方法:アイスクリームにして冷凍

アイスクリームはゼリーやババロアのように正確な分量で作らないと固まらないわけではないので、いろいろな味を気軽に作れますよ♪ クリームチーズやカスタードクリームを生クリームに混ぜて凍らせるとリッチな味のアイスになります。

まとめ

生クリームは使う用途に合わせて冷凍の仕方が変わります。今回は生クリームの冷凍方法を5種類ご紹介しました。それぞれ保存の仕方によって使い方や楽しみ方が違います。使いやすい方法で冷凍保存し、活用してみてくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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