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2021年10月17日 15:30 更新

小松菜は新鮮なうちに冷凍! 時短ができる保存方法と使い方

小松菜は傷む前に冷凍保存すれば、鮮度も栄養も長く保つことができます。使いやすい状態にして冷凍すると、いざ使うときは時短できる優れもの。彩りや栄養をプラスしたいときにすぐ使えるので、ストックがあるととても便利です。小松菜の冷凍方法をご紹介します。

小松菜

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

緑鮮やかな小松菜は栄養価も高く、彩りもきれいな葉物野菜です。旬の時期はお手ごろ価格で出回り、我が家の近くのスーパーでも2束100円、3束100円! なんて破格になることも。そんなときはつい買いすぎてしまいますが、鮮度がよいうちに使い切れず、葉が黄色くなったり、しなびてしまったりすると残念ですよね。

冷凍するメリット

小松菜

シャキシャキした食感や、ちょっとほろ苦い味わいが小松菜の魅力。鮮度が落ちると味も栄養も落ちてしまうので、使いきれない場合は新鮮なうちに冷凍保存するのがオススメです。

保存期間が長くなる

小松菜が日持ちする期間は、野菜室に入れた場合は4~5日程度。冷凍ならば保存期間は3~4週間程度伸びます。これだけの期間あれば、使い切るのはそう難しいことではありませんよね。

使いやすくなる

冷凍するときには、使いやすい形で保存します。いざ使おうと思ったときにすぐに使えるよう、下処理が済んでいる状態で保存しているようなもの。使うときの手間が省け、気軽に使えます。

味がしみ込みやすくなる

凍るときに中の水分が膨張し、細胞壁が壊れます。そのため、解凍すると食感が変わったり、水分が染み出てしまうのですが、加熱調理をする際にはそれがかえって火の通りを早くし、味がしみ込みやすくなります。

カットしてバラ冷凍

小松菜の冷凍:バラ冷凍

小松菜はほうれん草と違って、アク抜きは必要ないので、下茹でしたりしなくても使うことができます。冷凍するときも、生のまま冷凍可能な野菜です。ポイントをしっかり押さえて冷凍すると、バラ冷凍状態になり、とても使いやすくなります。少量からでも使うことができて便利です♪

① 使いやすくカット

小松菜のバラ冷凍のやり方:使いやすくカット

小松菜は根元に泥がたまっていることもあるのでよく洗い、4cm幅程度の使いやすい長さにカットします。まだ噛む力が未熟な小さな子どもがいる場合などは、もっと短くするなど、食べやすい大きさにしてくださいね。

② 水気を取る

小松菜のバラ冷凍のやり方:水気を取る

冷凍するときに霜がつくと味が落ちたり、塊になって凍ったりしてしまいます。キッチンペーパーなどで水気をしっかり取ると、くっつきにくく、きれいにバラ冷凍になってくれます。

③ 空気を抜く

小松菜のバラ冷凍のやり方:空気を抜く

フリーザーバッグに詰めて、できるだけ薄く平らにします。空気も抜いた上で口を閉めましょう。空気にさらされると霜がつきやすく、品質も落ちてしまうので、ここはとっても大事!

④ 急冷凍

小松菜のバラ冷凍のやり方:急冷凍

おいしく保存するためには急冷凍も大切です。早く凍るように金属バットに乗せて冷凍庫へ。

小松菜 バラ冷凍

冷凍すると、カチコチのバラバラ状態に。水気を取って冷凍すれば、多少塊になっていても、手でほぐせる程度になっています。

ただし、頻繁に出し入れすると薄い葉の部分がすぐに解凍してしまい、霜がついたり品質が悪くなったりするので注意。また、凍った状態のときは葉が細かく崩れやすいので、不要にほぐさないようにしましょう。

⑤ 解凍方法&使い方

冷凍小松菜

生の小松菜を冷凍した場合、解凍すると細胞壁が壊れ、水分が流出したり、食感が変わったりしてしまいます。そのため、基本的には凍ったまま加熱調理するようにします。冷凍庫から出してすぐに、使いたい量を出して煮たり、炒めたりすればOK!

葉の部分は薄く解凍しやすいので、使うときは必要な量を出して、すぐに袋の空気を抜いて閉じ、冷凍庫に戻すようにしましょう。

冷凍小松菜を使用した小松菜おひたし

自然解凍すると味も食感も変わってしまいますが、それをうまく利用することもできます。

だし汁を加えて、そのまま浸した状態で自然解凍すると、味がしみ込んだ煮びたし風の小松菜のおひたしに。茹でたときと比べ若干食感や香りが異なり、ちょっと漬物風味。解凍しながら一品が完成します。

茹でて冷凍

小松菜 冷凍

小松菜はアクが少なめといっても、ちょっとほろ苦く、子どもにとっては苦手な野菜かもしれません。やはり、あらかじめ下茹でしたほうが食べやすいという場合は、茹でてから冷凍しましょう。生の状態でカットするだけのバラ冷凍と違って、下準備も解凍も手間がかかりますが、食感や色、味はこちらのほうがおいしさを保てるように感じます。

また、バラ冷凍は、崩すときに薄い葉の部分が崩れてしまいやすいですが、茹でた小松菜はこの心配がありません。きれいに保存できるという点でも高評価。ただし残念なことに、茹でることで多少の栄養が流出してしまいます。

① 固めに茹でる

茹でた小松菜の冷凍のやり方:固めに茹でる

よく洗ってから、沸騰したお湯で茹でます。このとき、普段よりも少し固めに茹でておくのがポイント。冷凍して少し食感が柔らかくなることと、再度加熱調理した場合に、ちょうどよくなるようにします。

② 使いやすくカット

茹でた小松菜の冷凍のやり方:使いやすくカット

茹でたら冷水にとり、水気を絞って4cm幅にカット。幅は使いやすい長さで調整してくださいね。

③ 空気を遮断

茹でた小松菜の冷凍のやり方:空気を遮断

後は使いやすい量に小分けして、ラップで包んでからフリーザーバッグに入れます。包むときにはもう1度水気をしっかりと絞って切るようにします。空気が遮断されるように、しっかりラップを巻くようにしましょう。フリーザーバッグも空気をできるだけ抜いて口を閉じるようにします。

④ 急冷凍

茹でた小松菜の冷凍のやり方:急冷凍

後は急冷凍できるように、金属バットに乗せて冷凍庫へ。

小松菜 冷凍

茹でたので水分があり、塊になって凍ります。小分けした量で使わないといけない不便さや、解凍に時間がかかりますが、崩れたりせず、コンパクトに保存できます。

⑤ 解凍方法と使い方

冷凍小松菜

すでに茹でてあるので、自然解凍して和え物にしたり、凍ったまま加熱調理ができます。小分けした量が多かったり、厚みがあったりすると解凍に時間がかかるので、電子レンジの解凍モードがある場合は活用すると早いです。

加熱する場合も、完全に凍ったまま加えると、中までなかなか熱が届かないときがあります。そんな時は半解凍してから使ったりすると火の通りも早く、色もきれいなまま仕上げることができます。

茹でた冷凍小松菜は半解凍で調理

下茹でのときに固めに茹でた場合、メニューによってはもう少し柔らかく仕上げたい場合もあります。そんなときは再度短時間茹でて、柔らかさを調整してください。短時間に解凍するので、色もきれいに、食感もよく仕上がります。

冷凍小松菜を角煮に添えて

料理の彩りにちょっと添えたりするときには、生のバラ冷凍よりも茹でて冷凍したもののほうが解凍するだけなので便利です。

冷凍した小松菜は、加えるタイミングや加熱時間を調整すれば、いつものメニューに加えて使うことができます。こちらでも小松菜を使ったレシピをご紹介していますので参考にしてみてください。

まとめ

小松菜は新鮮なうちに冷凍保存すれば、おいしさや栄養をキープしつつ、保存期間を伸ばすことができます。

アクが少ないので、生のままカットしてそのまま冷凍もOK! 使いやすいバラ冷凍になってとても便利です。下茹でしてから冷凍すれば、自然解凍したままでも使え、調理時間を短縮することもできます。

どちらの方法で冷凍するかはそれぞれに特徴があるので、好みや使いやすさで選んでくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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