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2021年10月16日 10:00 更新

ひき肉はまとめ買いして冷凍! おいしく使いやすい保存方法は?

コスパもよく、使いやすいひき肉は、新鮮なうちに冷凍保存するのがおいしさを保つ秘訣です。基本の冷凍方法から、使い勝手のよい冷凍方法なども併せてご紹介します。

ひき肉

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

ひき肉はそぼろにしたりハンバーグにしたりと、アレンジが効く、使い勝手のよいお肉ですよね。特に小さな子どもがいると、柔らかくて食べやすい食材として活躍。離乳食でも後期には取り入れられ、切ったりしなくても使えるので便利です。

ひき肉を冷凍保存するメリット

ひき肉 冷凍保存

使いやすく、お値段も手ごろなひき肉ですが、細かい分、空気に触れる面積が大きく、傷みやすいのが難点……。大きなパックだと割安ですが、使いきれるかが問題です。

すぐに使い切れないときにオススメなのが冷凍保存。おいしさをキープしつつ、使いやすい形で冷凍すればさらに使いやすい食材となり、時短もできますよ♪

保存期間が長くなる

ひき肉は冷蔵でも保存は数日しかできません。空気に触れるところから傷みが進み、色やニオイが変わったりしてしまいます。新鮮なうちに冷凍することで、鮮度を保ちながら保存期間を延ばすことができます。冷凍することで3~4週間程度保存可能です。

使いやすい状態にすると時短できる

使いやすい分量や、状態にしてから冷凍すると、実際に使うときの手間が省けたり、使いたい量だけ解凍したりできます。時間のあるときにまとめてやっておけば、忙しいときに時短できて助かります。

基本の冷凍保存のポイント

ひき肉 冷凍保存

それでは基本の冷凍保存方法のポイントを押さえておきましょう!

① 使いやすい量で小分け

ひき肉の冷凍保存方法:小分けにする

1回に使う量は用途や家庭によってさまざまですが、使いやすい量で小分けするのが鉄則。再冷凍すると品質が落ちてしまうので、使う分だけ解凍できるようにします。例えば我が家では200gずつにまとめ、使う料理によって解凍する個数を調整しています。200gでは多くて使いにくいという場合は100g、50gに小分けしてもいいですよね。

② 空気を遮断

ひき肉の冷凍保存方法:空気を遮断

冷凍したら、空気に触れても大丈夫というわけではありません。空気にさらされた状態では乾燥したり、ニオイ移りしたりするので、品質も悪くなります。鮮度とおいしさを保つためには、空気を遮断することがとっても大切です。小分けしたひき肉をラップでぴっちりと包んで、更にフリーザーバッグに入れて、空気をできるだけ抜いて、口を閉じるようにしましょう。

③ 急冷凍

ひき肉の冷凍保存方法:急冷凍

おいしさをキープするためには急冷凍させることも大切。できるだけ早く冷凍できるように、熱伝導のよい金属バットに乗せて冷凍庫へ。ラップで包むときにひき肉を薄めにすると、冷凍も解凍も早くなるのでオススメです。

解凍方法と注意点

ひき肉 冷凍保存 解凍方法

解凍は自然解凍でOKですが、室温で解凍すると雑菌の繁殖が心配。夏場は特に注意してください。また、急激に温めるとドリップが出て旨みが流出してしまい、せっかく鮮度を保って保存していても味が落ちてしまいます。そのため、解凍は冷蔵庫で時間をかけてゆっくりと自然解凍するのがオススメです。

ひき肉の量や厚みで解凍時間は変わりますが、自然解凍では何時間もかかってしまうため、時間がない場合は電子レンジの解凍機能があれば活用してください。

ひき肉 冷凍保存 解凍方法

解凍したひき肉は普段と同じように使って調理できます。冷凍時に使いやすい量を計って包んであれば、解凍時に量がわかりやすく、軽量する手間も省け、在庫の量の把握もしやすいです。

時短できる便利な冷凍保存法

ひき肉 冷凍保存 時短レシピ

基本の冷凍方法以外にも、ひき肉に手を加えて、より使いやすくする方法があります。普段のごはん作りに活用すれば、忙しいときに重宝する時短調理食材になるので便利ですよ。

加熱して冷凍

ひき肉の時短冷凍レシピ:茹でる、炒める

ひき肉は生のままだけでなく、加熱してから冷凍保存することもできます。加熱すると、解凍時にドリップが出ることもなく、少量を使いたいときにも対応できます。

手軽に下準備できる加熱方法として、ただ茹でただけいいですし、炒めたり、そぼろとして味つけまでしてもOK。そぼろに軽い味つけをしておけば、解凍してからさまざまな料理に使え、アレンジも自由にできます。

生の状態と違い、加熱すると細かいポロポロとした状態になり、解凍後に形成したりはできません。料理のバリエーションは生のひき肉には及びませんが、バラ冷凍のように使えて便利です。

【冷凍方法】
① 加熱する(茹でる、炒める)。
② 冷ます。
③ フリーザーバッグに入れ、空気をできるだけ抜いて口を閉める。
④ 金属バットに乗せて冷凍庫へ。

厚みをおさえて薄くすると、早く冷凍でき、使うときも取り出しやすく解凍も早いです。

ひき肉の時短冷凍レシピ:茹でる、炒める

パッと見では茹でたものと炒めたものの違いは判りませんが、下になった面を見ると違いがわかります。茹でたひき肉は余分な脂やアクが抜け、炒めたものは脂が多く残って固まっています。

ひき肉の時短冷凍レシピ:茹でる、炒める

薄くして冷凍すると、どちらも手でパキッと崩せるので、使いたい量だけを少量から取り出すことができます。茹でたひき肉はあっさりとした味、炒めたひき肉は旨みとコクがある味に。どちらも自然解凍でも凍ったまま調理してもOK! 麻婆豆腐やミートコロッケなど、ひき肉をそぼろ状で使う料理ならどちらも活用できます。

茹でたひき肉は離乳食作りにも便利です。あらかじめ脂を落としてあるので、うどんやお粥などにそのまま加えて調理時間は短縮。ひき肉を使えるようになる離乳食後期は、赤ちゃんの動きも活発で目が離せなくなる時期。パパッと作れるといいですよね。離乳食完了期には炒めたひき肉を卵に入れてオムレツにしたり、野菜と一緒に煮たり、そぼろあんかけにしてもいいですね。離乳食では1回に使う量が本当に少ないので、冷凍ストックできると本当に便利です。

調理してから冷凍

ひき肉の時短冷凍レシピ:ハンバーグ

同じく加熱してから冷凍する方法ですが、こちらは料理としてある程度完成させてから保存する方法です。肉団子やハンバーグ、ミートソース等々、多めに作っておいて、お弁当やおうちでのおかず用にストックしておく自家製冷凍おかず。ラップで包んでフリーザーバッグに入れ、冷凍保存します。

ひき肉の時短冷凍レシピ:ハンバーグ

完全に味つけも済ませ完成した状態で保存しても、下味だけつけておいて、解凍時に味つけして完成させてもOKです。

下味冷凍

ひき肉の冷凍レシピ:下味冷凍

最後にご紹介するのは、ごはん作りが時短できる注目の冷凍方法。ひき肉に具材や調味料を合わせて、そのまま冷凍してしまう下味冷凍です。ストックしておくと、時間がないときにも手早く調理が完成できるので便利です。

肉ダネ

ひき肉の冷凍レシピ:下味冷凍

特にアレンジしやすい肉ダネは、冷凍庫にあると重宝します。1度に解凍してしまうため、使いきりやすい量で作るようにしましょう。厚みは薄くすると解凍時間が短くなります。

【材料(3~4人分)】
・豚ひき肉……200g
・玉ねぎ……1/2個
・片栗粉……大さじ1
・しょうが汁……小さじ1/2
・砂糖……小さじ1/2
・塩……小さじ1/2
・醤油……小さじ1
・ごま油……小さじ1
・こしょう……適量

【作り方】
① 玉ねぎをみじん切りにする。
② すべての材料をフリーザーバッグに入れて、袋の上からよく揉み込んで混ぜる。
③ 空気を抜いて口を閉じ、平らにして冷凍する。

冷凍肉だねを使用したひき肉料理

この肉ダネは、解凍したあとに丸めて肉団子にしてスープや鍋に入れたり、蒸したり、揚げたり、焼いたり、炒めたりと調理方法は自由。シュウマイの肉ダネ、油揚げに詰めて巾着煮、ゆで卵をくるんで衣をつけてスコッチエッグ、炒飯の具にするなど、バラエティ豊かに活用できます。解凍してからその日の気分でヒジキや枝豆、大葉を入れたりして、味に変化をつけることもできます。

キーマカレー

ひき肉の冷凍レシピ:下味冷凍

ひと皿で完了するカレーは、忙しいときのお助けメニュー。キーマカレーの下味冷凍をしておけば、ご飯を炊いている間に余裕で完成できます。

【材料(2~3人分)】
・合いびき肉……200g
・玉ねぎ……1個
・にんじん……1本
・ピーマン……2個
・にんにく……1片
・コンソメ……1個
・カレー粉……大さじ2
・ケチャップ……大さじ2
・ソース……大さじ2

【作り方】
① 玉ねぎ、にんじん、ピーマン、にんにくをみじん切りにする。
② 材料全てをフリーザーバッグに入れて、袋の上から全体をよく混ぜる。
③ 袋の空気を抜いて、口を閉じて冷凍する。

冷凍キーマカレーを使用した料理

キーマカレーは丸めたりすることもないので、凍ったまま加熱して炒め、水分が飛んだら完成。味はお好みで調整してください。

ごはんにかけてカレーライスにするだけでなく、炒飯の具にしたり、カレーピラフにしたり、それをドリアにしたりしても◎。マッシュポテトに加えてカレーコロッケを作ってもいいですね。

まとめ

さまざまな料理に使うひき肉は、価格もお手ごろで、切る手間のない便利な食材ですが、細かい分傷みやすいのが難点です。鮮度のよいうちにしっかりとおいしさを保つ方法で冷凍保存すれば、3~4週間程度保存できるようになります。

今回は基本の冷凍方法と、手を加えて使いやすく、時短調理できる冷凍方法をご紹介しました。使いやすさや用途に合わせて取り入れてみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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