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2021年07月22日 08:20 更新

離乳食の親子丼!保存方法やリメイクレシピも!【管理栄養士監修】

親子丼は手軽でおいしく、日々の献立に欠かせませんよね。じつは離乳食でも取り入れることができるんです。でも、ちょっとだけ覚えておいてほしい注意点もあります。今回は離乳食の親子丼について解説します。

離乳食の親子丼を作る際に知っておきたいこと

親子丼

離乳食の親子丼を作る際に気をつけたいポイントをお伝えします。

親子丼はいつから大丈夫?

親子丼には全卵を使用します。卵を食べ慣れた離乳後期(9〜11ヶ月)ごろからがおすすめです。

アレルギーには細心の注意を

溶き卵

大人が親子丼をする時に、卵を半熟状態に仕上げることがありますが、離乳期の赤ちゃんにとって半熟卵は消化に悪く、アレルギーの症状を引き起こしやすいため、必ずしっかり火を通すようにしましょう。親子丼は外食で食べたりすると半熟の物などが多いので、そのような場合はごはんをとりわけただけでもアレルギーがでてしまうことも。手作りする場合はかならずしっかり加熱されていることを確認しましょう。

具材は食べやすく小さめに

鶏肉はやわらかいものの、ご飯と合わせて口に含んだ時に咀嚼しやすいように小さく刻みましょう。玉ねぎなども細長い状態では飲み込みにくい場合がありますので細かく刻みます。

離乳食に親子丼がおすすめな理由

乳児期に多いアレルゲンである卵を使っていますが、離乳期の赤ちゃんにも親子丼のやわらかい味わいはおすすめです。

鶏肉が食べやすい

親子丼を食べる赤ちゃん

親子丼はごはんと一緒にたんぱく質食材である卵と鶏肉が食べられます。離乳期の赤ちゃんは咀嚼が上手ではなく、お肉が飲み込みづらく苦手なこともありますが、ごはんや卵と一緒に合わせることで食べやすくなることもありますよ。

レンジやめんつゆで時短可能

親子丼は電子レンジやめんつゆを使うことで簡単に作ることもできます。特別な材料も要らず、買い置きしている材料でさっと準備することができますよ。

追加加熱すれば取り分けも楽

固めの親子丼

大人用に作ったものを、さらに加熱してしっかり卵に火を入れれば、取り分けができます。

なお、卵とじしたものを冷凍すると卵の食感が悪くなるのでおすすめしません。玉ねぎや鶏肉を調味液で煮た状態のものを冷凍しておき、解凍したものを卵と一緒に調理して親子丼に仕上げることは可能です。

また、卵とじした状態で作り置きして再加熱すると卵やお肉がかたくなりやすいので、当日中に食べ切るように作ることがおすすめです。離乳食だけで調理する場合には電子レンジがおすすめです。

離乳食の親子丼おすすめレシピ

離乳食の親子丼のおすすめレシピを紹介します。

レンジで簡単!ふわふわ親子丼

鶏肉を切る

■材料(約2回量)
・たまねぎ 1/4個
・鶏もも肉 30g(皮のない部分、お刺身2切れ分くらい)
・水 大さじ2
・めんつゆ 小さじ1〜2

■作り方
① みじん切りにした玉ねぎと、鶏もも肉の塊、水、めんつゆを耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジ(600W)で1分40秒加熱する
② 鶏もも肉を取り出して細かく刻んで容器に戻す
③ 卵を②に入れて全体をよくかき混ぜて、ラップをして電子レンジ(600W)で1分加熱する。取り出して全体をかき混ぜてさらに電子レンジ(600W)で40秒加熱する

親子で美味しいやさしい味の親子丼

■材料(作りやすい分量)
・鶏もも肉 1枚
・たまねぎ 1玉(200g)
・卵 3個
・だし汁 120cc
・みりん 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・油 大さじ1/2

■作り方
① 深めのフライパンに油を引き、薄切りにしたたまねぎと薄切りにした鶏もも肉を入れて炒める
② 鶏肉の色が変わったら水、みりん、しょうゆを入れて中火で5分煮込む
③ 溶いた卵を回し入れて卵全体に火を通し、火を消して蓋をして2分蒸らす
----赤ちゃんへの取り分け----
④ 鶏もも肉を1切れ、たまねぎ薄切りを数枚分取り分けて刻み、耐熱容器に入れる
⑤ 卵部分を大さじ2杯分取り分けて④の容器に入れ、電子レンジ(600W)で40秒〜1分加熱し、ご飯の上に盛り付ける

まとめ

笑顔でスプーンを持つ赤ちゃん

手軽に美味しく作れる親子丼は日々の献立の救世主。しっかり加熱すれば離乳食でもOKです。離乳食にも取り入れて、家族みんなで楽しんでくださいね。

(文:奥野由 先生、監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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