離乳食チャーハンのおすすめレシピ! いつからOK?卵なし献立も紹介!【管理栄養士監修】
刻んだ具材とごはんを炒めて作るチャーハンはバリエーションも多く、野菜もたんぱく質もとれる栄養満点メニュー。ただし、お店のものや市販品は塩分や油分が気になります。今回は赤ちゃんと一緒に食べられるレシピや離乳食チャーハンのポイントを紹介します。
離乳食チャーハンのおすすめレシピ・時期別4選
まずは離乳期別のおすすめレシピを紹介しましょう。離乳中期(7〜8ヶ月ごろ)以降、時期に合ったレシピで赤ちゃんに作ってみてくださいね。
【離乳中期】卵なし・野菜しらすチャーハン風
■材料(約1回量)
・ごはん こども茶碗1/2杯
・しらす 小さじ1
・にんじん 5g
・キャベツ 10g
・玉ねぎ 10g
・だし汁 200ml
■作り方
① にんじん、キャベツ、玉ねぎを3mm角に刻み、だし汁でやわらかくなるまで煮込む
② ①に半分に切ったしらすとごはんを入れて、水分がなくなるまで煮込む
【離乳後期】納豆チャーハン
■材料(約1回量)
・ごはん こども茶碗1杯
・ひきわり納豆 大さじ1
・ほうれん草 4枚程度
・刻みのり 少々
・油 少々
■作り方
① ひきわり納豆は、お湯をかけてねばりをとる
② ほうれん草はゆでてみじん切りにする
③ フライパンに油をひき、ごはん、納豆、ほうれん草を入れて混ぜ合わせる
④ 刻みのりをふりかけてできあがり
【離乳後期】豚と全卵のレタスチャーハン
■材料(作りやすい分量)
・ごはん 大人茶碗2杯
・豚ひき肉 50g
・卵 1個
・レタス 30g
・にんじん 1/4本
・油 小さじ1
■作り方
① にんじんはみじん切りにして、水(小さじ1、分量外)とともに耐熱容器に入れ、電子レンジ(600W)で1分30秒ほど加熱し、やわらかくする。レタスはみじん切りにする
② ボウルに卵を割り入れて混ぜる
③ フライパンに油をひき、②の卵を流し入れて両面しっかり焼き、細かく切る
④ フライパンで豚ひき肉を炒め、火が通ったら①とごはんを加えよく炒め、最後に③を加えてできあがり
【離乳完了期】鶏ひき肉ときのこの和風チャーハン
■材料(約2回量)
・ごはん こども茶碗2杯
・鶏ひき肉 50g
・しめじ 10g
・かつお節 2g
・油 小さじ1
・醤油 小さじ1/2
■作り方
① フライパンに油をひき、鶏ひき肉を炒める
② ①にみじん切りにしたしめじを加えてさらに炒める
③ ②にごはんを加え、醤油とかつお節を加えて炒め合わせたらできあがり
いつから食べられる?離乳食のチャーハン
バリエーション豊かなチャーハンですが、赤ちゃんはいつから食べられるようになるのでしょうか。
目安は離乳中期以降
離乳中期くらいからチャーハンを食べられますが、このころはまだ全がゆ(5倍がゆ)くらいのかたさのものになるので、炒めるというよりも、具材を混ぜ合わせた全がゆということになるでしょう。
「油は絶対ダメ」というわけではないので、少し油を入れたり、肉類などを混ぜ合わせ電子レンジで加熱するとチャーハンのような見た目にすることは可能です。
味付けは薄味で!
しっかりと味のついたごはんといったイメージの強いチャーハンですが、離乳期はしらすやかつお節など塩分やうまみがある食材を使えば味付けなしで大丈夫です。また、にんにくやねぎなどの香味野菜は、離乳期では使わなくてもよいでしょう。
アレルギー食材に注意
チャーハンの具材にもよく登場する卵は乳幼児に多いアレルゲンですので、十分な注意が必要です。使う場合にはしっかり加熱するようにしましょう。
また、チャーハンはいろいろな食材を合わせて作ります。そうすると、アレルギー症状が起きた時にアレルゲンの特定が難しくなるので、特に初めて食べさせる食材については、まずは単品で試してから使うようにしましょう。
離乳食チャーハンの冷凍方法
チャーハンは冷凍保存可能です。まとめて作って保存すれば、離乳食作りの時短にもなりますね。
保存の際には食中毒予防のためにも、蓋つきの清潔な容器にいれ、粗熱が取れたらすぐ冷凍します。冷凍保存したら1週間程度で食べきるようにしましょう。
離乳食チャーハンの解凍方法
小分けにしておくと、解凍の際に便利です。大量にまとめて冷凍保存したものを解凍し、残りを再冷凍することは食中毒の危険もあるのでやめましょう。解凍は電子レンジでできます。
まとめ
おかゆやごはんが苦手な赤ちゃんも、野菜などを刻んで混ぜてあるので食べやすいかもしれません。取り分けて味付けをすれば大人も一緒に食べることができるので、食事の準備の時間節約にもいいですね。離乳食が進むにつれてバリエーションに悩むことがあると思いますが、具材を変えて色々楽しめるチャーハンはいかがですか。
(文:宗政祥子 先生、監修:川口由美子 先生)
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