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2019年01月28日 10:58 更新

【専門家記事】ズボラでもOK! 専業主婦が簡単に節約できる7つの習慣

気が付いたらなぜか毎月赤字というママたち必見! めんどくさがりな主婦でもちょっとの工夫で節約上手になれますよ。超ラクチンな家計簿のつけ方や日々の生活の中のちょっとした一工夫で出来る節約方法をご紹介します。家族で目標を決め、楽しく節約してみませんか? 

節約してるつもりでも貯まらないのはなぜ? 

Lazy dummy

家計を預かる主婦としては気になってしまうお金の問題。毎月の家計を見てため息をついてしまうママも多いのでは? 将来のために貯金しようと思っても気づけば毎月赤字で、ボーナスで何とか穴埋めなんて声も多く聞かれます。いざ節約しようと意気込んでもなかなか赤字額は減らないし、無理な節約をして長続きしなかったなんていう失敗談もありますよね。

節約しているつもりなのに貯まらないという人は、節約のポイントを間違えている場合が多いです。節約しないといけないから安い時にまとめ買いする。なんてことはしていませんか? たくさんあるとついたくさん使ってしまいがちです。また、保管するための場所にも家賃を支払っていると考えましょう。また、収支を把握せずになんとなく節約してもお金は貯まりません。大きな買い物はしていないのに気づけば貯金できていないのは、小さい金額の無駄遣いが多いためです。安いからいいかと買っているとあっという間に月に1~2万は使ってしまいます。

ただし、継続して節約し貯金するためには無理は禁物です。今日から節約よ! と言って急にもやしや豆腐ばかりの食事にしても長続きしませんよね。大事なのはお金を出すべきところと出さなくてもいいところの見極めをすること。普段少し我慢しても目標があれば無理せず楽しく貯金できます。今回はそのポイントについてまとめてみました。

節約方法その1 家計簿をつけてみよう

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お金がない! 貯まらない! と言っている人はお金の収支を把握できていない人が多いです。まずは毎月いくら収入があって、絶対必要なお金はいくらなのか、必要ないのに使っているお金はどのくらいかを把握しましょう。今まで家計簿をつけたことがないという人は少し大変かもしれませんが、今後のためにも大雑把でもいいのでやっておきましょう。

細かくつけるのは大変ですが、銀行通帳やクレジットカード明細を見れば、大体の収入と支出の差が分かります。それを参考にしながら今月からとにかく家計簿をつけてみましょう。節約の意識をする必要はありません。まずは今いくら使っているかを把握することが大切なんです。

家計簿をつけるメリットは収支の把握だけでなく、つけることで支出を意識することにもあります。家計簿を始めたら節約できたという声もあるくらいです。お金を使っているという事を意識するだけで無駄な買い物が減りますよ。

銀行通帳の見直し方法

銀行口座で見られるのは、

・いくらの収入がどこからあったか
・どのクレジットカードでいくら使ったか
・銀行引き落としにしている公共料金の金額
・現金をいくら使ったか

などです。まずは何に使ったかではなく、どのくらい使っているのか把握しておきましょう。年払いのものもあるでしょうから、出来れば1年分くらいさかのぼってみておくと大体の収支が把握できるはずです。

家計簿をつける際のポイント

家計簿をつける際に難しいのは項目です。家賃、食費、光熱費、通信費、レジャー費、衣服費、交際費などなどあげだすときりがないですよね。様々な出費に対していちいち項目を付けていては何が何だか分からなくなってしまいます。今回はあくまでも節約が目的なので、出費は絶対毎月必要なもの(家賃、食費、日用品、光熱費、通信費)と毎月必要ではないもの(レジャー費、衣服費、交際費など)、貯蓄の3つに分け家計簿をつけるようにしてみましょう。

貯蓄は実際出ていくものではありませんが、貯蓄をするためにつける家計簿ですので、出費として計算すると貯蓄しやすくなります。

家計簿はアプリでも簡単! 

家計簿と言えばノートと鉛筆と電卓で……というイメージですが、今や家計簿はスマホでする時代! レシートを読み込むだけで家計簿を付けられるものや、銀行口座、クレジットカードの管理までしてくれるものもあります。生活スタイルなどによっても項目などが変わってきますので、自分の使いやすいアプリを探してみましょう。

めんどくさがりなママにおすすめ! 月1回の家計簿管理

毎日の家計簿や買い物するたびにつけるのは面倒……という方は例えば、仕切りのあるクリアファイルにレシートを仕分けしておくだけでOKです。レシートのないものはメモしておく習慣をつけましょう。分け方は家庭によってやりやすい方法で大丈夫です。あまり細かく分けず、大雑把に分けましょう。

「固定費」……家賃、光熱費、通信費、習い事など
「必要なもの」……食費、日用品、教育費(学校の集金など)
「娯楽費」……レジャー費、外食費、衣服費など
「特別費」……冠婚葬祭、税金など突発的に発生する支払
「その他」……毎月発生しないもので、分類に困るもの


月に一度たとえば給料日にすべてのレシートの合計金額だけを家計簿につけます。それにより貯蓄分にまで手をつけていないか、目標金額通りの出費か、無駄遣いはないか、削れるものはないかなどを見直し、次の月に生かすようにします。たったこれだけ。月に1回家計簿をつけるだけなら出来そうな気がしませんか? ちなみに大雑把に収支が分かればいいので、残高と出費の細かいお金の計算が合わないなど細かいことは気にしなくても大丈夫です。

節約方法その2 娯楽費に上限を決める

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使っているつもりはないけど、気づいたらお金がなくなっているという方は、ちょこちょことした贅沢をしている場合が多いです。たとえば「今日はちょっと疲れたから外食しちゃおう」とファミレスなどでの外食や、「安いから買っちゃおう」とまとめ買いや必要のないものまで買ってしまったりとちょっとした無駄遣いが多いのです。収入は決まっているのですから、家計簿をつけることで分かった毎月必ず必要なお金の残りを上限として娯楽費を決めましょう。

外食費はなくても良い出費ですので、食費ではなく娯楽費に入れます。他に衣服費や美容費など絶対に必要ではないものを娯楽費に入れましょう。毎月の娯楽費の上限内で今月はこれが必要だからここを我慢しようなどと取捨選択をします。そうすることで無駄な出費を抑え、家族の必要なものや楽しみはしっかり残すことが出来るようになります。この娯楽費には年に1~2回の大きな旅行費は含みません。旅行は節約したお金で行くものですから、満足できるよう出し惜しみせずに予算内で楽しみましょう。

外食のしかたも考えて

家族での外食はとても楽しく一家団らんにもなりますよね。でも、外食費は結構かかります。一回でも外食を減らすだけでかなりの節約につながりますよ。また、外食はご家庭によって取り方や考え方が違います。イベントの時だけは外食する、月に1回贅沢して美味しいものを食べる、ちょっと安いところでいいから毎週末食べに行くのがいいなど、家族で話し合って決めましょう。いずれにしても必ず上限を決め、オーバーしたら次回は減らすなどの工夫をするようにするといいですね。

節約方法その3 先取り貯金しよう

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どうしてもあると思うと気持ちが緩み使ってしまうのが人の性ですよね。そんな時は最初から貯金したい分を先に取っておきましょう。そうすることで案外残ったお金だけで頑張れますし、残ったものはすべて使えるので、ストレスにもなりません。どうしてもあると使ってしまう人にはおすすめの方法です。

先取り貯金の金額は目標貯金額を月割りにした金額にしてみましょう。毎月1万円ずつ貯めれば1年で12万円、5万円ずつ貯めれば1年で60万円貯蓄できます。この先取り貯金は学資や財形貯蓄として自動引き落とししてもらうもの以外で考え、ためたお金で旅行に行くなどのご褒美に使ってもいいでしょう。ご褒美や小さな目標を設けることでまた次の目標に向けて頑張ろうという気持ちになれます。

節約方法その4 年払いを活用する

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保険やNHK受信料など年払いにすると割引になるものがあります。まとめて支払うため一度に払う金額は多くなりますが、1年で見れば数千円安くなります。毎月の給料から保険相当分を貯蓄しておき、年払いで支払ったら差額を貯蓄するようにすれば、無理なく保険も支払って貯蓄も出来るため一石二鳥ですよね。

ただし、途中解約する場合は時期を考えて。年払いした後だと差額が戻ってこなくなることもあります。保険会社の規約などにも違いがありますので良く確認しておきましょう。

こどもチャレンジなどの通信学習教材は年払いがお得です。途中で解約する場合は月払い額で計算しなおして返金されますので、安心してくださいね。

節約方法その5 買い物の回数を減らす

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毎日買物をするのは絶対にNGです。ついいろんなものを買ってしまいがちで無駄買いが多くなります。初めは大変かもしれませんが、数日分の献立を決め、まとめ買いするようにしましょう。慣れてしまえば1週間分まとめ買いし、牛乳やパンなどの日配品のみ週の半ばでちょっと買い足す程度ですむようになります。どうしても買いすぎてしまう場合は予算を決め、その範囲内でやりくりするように心がけましょう。

お買い得という言葉についつい踊らされ買わなくちゃという気になってしまいますが、ちょっと待って! 本当にそれが必要なのかよく考えてみましょう。安くてお買い得なものでも必要のないものは無駄買いになってしまいお金を捨てているのと同じです。

食材を無駄なく使いきる

買った食材を無駄に余らせて賞味期限が切れたり痛んだりして捨ててしまってはもったいないですよね。きちんと使い切るように心がけましょう。また、普段捨ててしまうところも工夫次第で活用できます。たとえばにんじんや大根の皮を使ってきんぴらやスープにしたり、大根やかぶの葉を使って炒め物やお漬物にしたりするなどゴミも減らせて一石二鳥ですよ。

コンビニは使わない

何でもそろっていてとっても便利なコンビニですが、すべての商品がほぼ定価。スーパーに行けばもっともっと安くなります。さらにコンビニには魅力的な商品が多いですよね。どうせ行くならスーパーなどで少しでも誘惑を断ち切りましょう。

節約方法その6 光熱費を見直そう

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光熱費の中でも電気代は工夫次第でかなり安く出来ます。まずは使っていない電化製品のコンセントを抜くことから始めてみましょう。コンセントを抜くことで待機電力をカットできますが、この待機電力、全体の約6%、年間に7千円程度の節約になります。たとえばエアコンは夏や冬の時期が過ぎたらを抜いておいても問題ないはずです。電子レンジ、トースターなども使う時にコンセントを差すようにします。ガス給湯器の電源は就寝中は切ってしまってもいいですね。そんななんとなく入れっぱなしにしているコンセントを抜くだけで節約はできるのです。

エアコン節電の注意点

家庭で使う電気代の半分はエアコンなどにかかる電気代です。エアコンは誰もいない間もったいないからと言ってエアコンをこまめにオンオフしてしまうのはNGです。一番電力を使うのはスイッチを入れて室温を下げたり上げたりする際。暑いのをぎりぎりまで我慢してつけると室温を下げるのにかなりの電力を使いますが、少し涼しいうちにつけておくと快適な室温にするのにさほど電力を使わないので、快適な時間が長いのに電気代はほぼ変わらない結果になります。また、短時間の外出くらいなら消すよりつけておいたままの方が良いようです。エアコンの設定温度を高めに設定し、扇風機やサーキュレーターなどと併用することでさらに涼しく電気代も節約できますよ。

冷蔵庫内を整理して

エアコンに次いで電気代がかかっているのは冷蔵庫。さすがに冷蔵庫のコンセントを抜いてしまうわけにはいきませんが、使い方で電気代が節約できます。まずは冷蔵庫の設置方法から。冷蔵庫は放熱しますのでそのスペースがないと無駄な電力がかかってしまいます。壁から5センチ離し、上部にも何も置かないようにし、放熱スペースを確保しましょう。次に庫内の温度を上げないこと。開けっ放しはもってのほか。冷蔵庫を開けて何があるかな~なんて考えるのはNGです。また、熱いものをすぐに入れず、粗熱を取って入れましょう。最後に冷蔵庫の使い方。冷蔵庫は詰めすぎると冷気が回らないので冷やすために電力がかかります。なるべく冷蔵庫は余裕を持って冷気の流れを作るように入れましょう。逆に冷凍庫はぎっしり詰めておいた方が良いのです。というのは一度凍ってしまえば凍った物同士で冷やしあいますので余計な電力を使いません。冷蔵庫はすかすか、冷凍庫はぎっしり詰めるように心がけるだけで節約ができます。

掃除機のかけ方も一工夫

掃除機をかける際もちょっと工夫するだけで電気代を節約できます。一つは掃除機内にたまったゴミを残したままにしないこと。フィルターなどもまめに掃除するようにしましょう。ゴミがたまっていたりフィルターが汚いままだと吸引力が落ちたり、掃除機をかける時間が伸びたりして電力がかかるため電気代が上がります。もう一つは部屋の中の片づけをしてから手早く掃除機をかけること。掃除機のスイッチを入り切りする瞬間が電力をたくさん使いますので、片づけながら掃除機をかけると電気代も上がります。ちょっとの意識で電気代を抑えられるし、掃除機も楽にかけられますので是非実践してみてくださいね。

お風呂のシャワーをやめてみよう

お風呂で使うシャワー。気軽に使ってしまっていませんか? 実はこれもかなりの光熱費がかかっています。シャワーを1分使うとガス代だけで約6円程度かかります。1回5~10分程度使って30~60円かかる計算です。お風呂にお湯をためると100円程度かかりますので、家族が少ない場合はシャワーのみの方が節約できます。しかし、やはり家族の人数が増えればお湯をためたほうが安いです。お風呂にお湯をため、シャワーの時間を少しでも減らすようにしてみましょう。節水タイプのシャワーヘッドにするのも効果的です。また、お湯を沸かしたら時間を空けずにまとめて入ることや、お湯の温度を下げることでも節約になりますよ。湯船にためたお湯はなるべくその場で使うようにし、残りは洗濯に使いましょう。

節約方法その7 目標を決め家族で協力しよう

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節約するぞ! と意気込んでも、ママ一人でやっていたのでは節約になりません。せっかく節約してもその分どんどん使われたら意味がないからです。一つの目標を立て、目的のために家族みんなで節約に取り組むことが大切です。特にパパをしっかり巻き込んで盛り上げると子供たちも楽しく節約に参加できますよ。どうしてもパパが使ってしまうという場合は、娯楽費の一部をパパにお任せしてみましょう。1か月に使える金額を渡し、この中で家族の外食費やレジャー費をやりくりしてもらうのです。そうすることで1か月に使える金額を意識しますし、残った分をお小遣いにすればやる気もアップします。将来のためにというのではなかなかやる気も出ませんが、「○月までに○万円貯めて旅行に行こう」など身近な目標を立てて実行していけば不満やストレスもなく貯金できますよ。

まとめ

Lazy dummy

いかがでしたか? めんどくさがりさんでも出来る節約方法を集めてみました。明日から実践できそうな節約のヒントは見つかったでしょうか? 急に全部やろうと思うと大変ですが、日々のちょっとの工夫で節約できるのであればぜひ実践したいですよね。ただ漠然と節約するのではなく、目標を立て家族一丸となって節約しましょう。毎月の楽しみは残しながら節約できたら最高ですよね。家族にとって何が大事か考え残すことは残し、無駄遣いを減らすことで出費を減らすことが出来ます。今から出来る節約術で楽しい節約ライフを送りましょう。

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