【マネしてほしい整理収納術】まだ洗わない……着用済パジャマの置き場所って?
洗うなら洗濯機、洗濯後はクローゼットやチェストへ。行き先が決まっていれば衣類が散らかることはありません。では【一度着たけどまだ洗わないパジャマ】は?「チェストには戻したくないし、夜になればまた着るし……」と出しっぱなしになっていませんか? 着用済パジャマにも定位置を! 今回は収納のコツと、我が家の事例をご紹介します。
こんにちは、ライフオーガナイザー®のうめだあさみです。
バタバタと慌ただしく家族を見送った後、目に入るのは脱ぎ散らかしたパジャマ。散乱したソファーやイスに引っ掛けられたままのパジャマは、だらしない印象です。
きちんと畳み、ベッドの上に整える。にもかかわらず夜になると、入浴後の家族が脱衣所から「パジャマ取って~」と催促の声が。
ママが1人で畳んで・整えて・届けて……。ささいな事ではあるものの、毎日ともなるとイライラが募ります。着用済パジャマに振り回される日々は終わりにしませんか?
"一度着たけどまだ洗わない"がキーポイント! 今回は、着用済パジャマ収納のコツと共に、我が家の収納事例をご紹介します。
やっぱりラクチン! 投げ込み収納
身支度を整え、朝食の準備、出かける支度……。家族全員が慌ただしい朝には、脱いだパジャマを丁寧に畳む時間はありません。
とはいえ、脱ぎ散らかしは目につく……。それなら、カゴなどの収納ケースを活用しましょう!
収納ケースにポイっと投げ込み。枠組みにさえ納まっていれば、少々中身が整っていなくても、見た目の印象が違います。
許容範囲ならそのままに。「やっぱり中身の散らかりが気になる!」なら、布をかけて目隠しを。
畳むことに比べ、布をかけるだけなら一瞬! 何着もあるなら、なおさらです。かぶせた布が、乱雑な中身をしっかりカバー。見た目のストレスが軽減します。
動線を見極め! 着脱場所に収納を
脱ぎ散らかす家族のため、収納ケースを準備。「ココに入れてね!」と伝えても、なぜか上手くいかない……? そんな場合、もしかしたら【場所】に問題があるのかも。「投げ込む」という便利な方法も、適切な場所でなければ効力を発揮してくれません。
散らかす家族に文句を言う前に、次に着手するべきは「生活動線の観察」! ご自身はもちろん、ご家族の生活動線をチェック。着脱場所=収納場所に設定すれば、お片づけは簡単に。脱ぎ散らかしの被害に遭う確率は激減するはずです。
2階に寝室、1階にリビングがある我が家の場合。パジャマをめぐる家族の動線を確認すると……。
【子どもの場合】
・朝 → パジャマのまま1階へ。和室のチェストから衣類を持ち出し、リビングで着替え。
・夜 → 入浴後、下着姿のままリビングへ駆け込み。ひと息つくと、おもむろにパジャマを着用。
1階和室の子ども部屋に衣類の入ったチェストがありますが、主に着替えるのはリビング内。
【大人の場合】
・朝 → クローゼットから衣類を取り出し。その場では着替えず、1階へ。脱衣所にて身支度を整えつつ、着替え。
・夜 → 入浴後、脱衣所にてパジャマを着用。
夫婦の衣類は2階寝室内のクローゼットに置いてありましたが、着脱の場は主に脱衣所。
これさえ分かれば大収穫! 我が家の場合、着用済パジャマの定位置として「2階寝室」は適切な場所ではないことが分かります。脱ぐのも着るのも1階で行うのに、わざわざ2階に持っていくなんて、面倒に決まっています。
我が家の収納事例
コツを掴んだら、いざ実行! 着用済パジャマの定位置を作ります。
【同じモノは同じ場所に】が収納のセオリーではありますが、我が家では、大人と子どもで定位置は別。それぞれの生活動線に合わせたピンポイント収納で、脱ぎ散らかしを予防します。
子どものパジャマはリビングに
毎日リビングで開放的に着替える子どもたち。着用済パジャマはリビングのソファー隣、棚の中にあるカゴが定位置です。
脱ぐ場所に収納ケースがあるので、お片づけは簡単。投げ込むだけで完了です。また、入浴後の着用もスムーズ。その場でパジャマを準備できるので、ママは一切ノータッチ。「パジャマがな~い!」と振り回されることもありません。
もちろん畳むことなく、脱いだらそのままカゴにポイ! カゴを棚に押し込めば、中の乱雑さはシャットアウト。散らかった様子が目に入らず、イライラすることもなくなります。
簡単とはいえ、完璧にはいかないのも事実。慌てているときなどは特に、リビングの床に脱ぎ散らかしたまま学校へ行ってしまうこともあります。
発見時にはやはりイラっとするものの、後片づけは簡単。掃除機をかけながらサッと拾い、一歩先のカゴへギュッと押し込み。お片づけをするために、畳むことも、部屋を移動することもナシ。手間が少ないおかげで、過剰なストレスを抱えることはありません。
大人のパジャマは脱衣所に
大人の着用済パジャマは、着脱の頻度が高い脱衣所に。洗濯機上のデッドスペースを活用しています。
IKEAのSKUBBを利用し、1ケースにつき1着を収納。パジャマを脱いだその手で、下段のケースにポイっと投げ込み。一歩も動かず、お片づけ完了です。
脱ぐ場所でありつつ、着る場所でもある脱衣所。入浴前、事前にパジャマを準備する手間もナシ! 左側は夫、右側は筆者のゾーン。ルールがあれば、入れ間違えも、取り間違えもありません。
上下に並んだ収納ケース。実は、上段にあるケースは洗濯済パジャマの定位置。(※シーズンごとのパジャマは夫婦それぞれ2枚ずつ。少ないようにも感じますが、意外と大丈夫! 緊急時には衣類乾燥機やコインランドリーを活用すれば、問題はありません。)
脱いだパジャマを洗濯に出すと、下段のケースは空に。ケースごと上下で交換すれば、いつも通り。入浴後に着用するパジャマが、下段でスタンバイした状態が整います。軽い素材のSKUBBなら、少々高い場所でも入れ替えはスムーズ。
洗濯が済んだパジャマは、上段に移動した空のケースへ投げ込めば完了。着用済だけでなく、大人のパジャマ収納は脱衣所で完結します。収納や取り出しのため、わざわざ2階のクローゼットまで足を運ぶ必要もなくなりました。
まとめ
洗濯済のパジャマの定位置はしっかり決まっているものの、着用済のパジャマはあいまいなことも。毎日のことだからこそ【一度着たパジャマ】にも定位置を。
"パッとしまえる・サッと出せる"のストレスフリー収納なら、家族もラクに。ママのイライラもなくなれば、一石二鳥ですね。